ベトナムの新鮮マグロ きょう大阪で初セリへ

ベトナムの新鮮マグロ きょう大阪で初セリへ

 ベトナム中南部ビンディン省クイニョン市に本拠を置く水産業者のビンディン漁業社(ビディフィスコ)はこのほど、日本向けに新鮮なマグロ10本(計448㌔㌘)を初めて輸出した。同省のマグロ漁業近代化支援にあたっている加藤均総合事務所(大阪府堺市)が8月7日明らかにした。8日、大阪市中央卸売市場で初セリにかけられる予定。NNAが報じた。

次期駐インドネシア大使に谷崎氏 9月中旬にも赴任

次期駐インドネシア大使に谷崎氏 9月中旬にも赴任

 日本政府は8月5日、次期駐インドネシア大使に谷崎泰明外務省研修所長(62)を任命し、同日午後、皇居で認証式が行われた。ジャカルタ赴任は9月中旬すぎの見込み。谷崎氏は外務省欧州担当、経済協力、官房総務など幅広く担当したオールラウンドプレーヤーの行動派として知られている。

JICAがミャンマー2工科大に無償資金協力の贈与契約

JICAがミャンマー2工科大に無償資金協力の贈与契約

 国際協力機構(JICA)は8月4日、ミャンマー政府との間で、「工科系大学拡充計画」に対する25億8200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したと発表した。この事業はミャンマーの工科系の中核大学、ヤンゴン工科大学、マンダレー工科大学の2大学を対象に、教育・研究用の機材・施設の不足を解消するとともに、民間企業との接触を増やし、技術実習経験を増やすのが狙い。

 民間企業との連携を視野に入れた測定・試験機材を含む教育機材、機材設置に必要な施設を整備する。実施機関はミャンマー科学技術省で、工期は詳細設計と入札期間を含めて23カ月間。実践的な学部教育の実施と研究能力の向上を目指す。

山田養蜂場がネパールの世界遺産近くで15年目の植樹

山田養蜂場がネパールの世界遺産近くで15年目の植樹

 はちみつローヤルゼリーの製造・販売を手掛ける山田養蜂場(岡山県鏡野町)が、ネパールで続けている植樹活動が今年で15年目を迎えた。節目の年に世界遺産チャングラナヤン寺院の近くで苗木を約2500本植樹した。今後も活動を続け、ネパールの森林再生を支援していく考えだ。NNAが報じた。

 首都カトマンズ中心部から東に約25㌔離れたチャングラナヤン地区。7月30日午前、日本から参加したボランティアや現地の中高生、政府関係者など総勢約200人が山の斜面に丁寧に苗木を植えて行った。今回はかつて現地の森で自生していたインドシイ、アラカシ、ワリッチイ・ヒメツバキなど15種類を植えた。同社は1999年からネパールで植樹を始め、これまでに計約45万株を植えてきた。

きんでん・住友商事がミャンマーで技術者育成

きんでん・住友商事がミャンマーで技術者育成

 関西電力グループで電気工事大手のきんでんと住友商事は、ミャンマーで電気工事技術者の育成事業を始めた。ミャンマーの有力理工系教育機関AGTIと協力し、独自カリキュラムを地元学生などに提供する。継続して年間40人程度を育てる計画だ。受講者の一部を採用し、将来のミャンマー事業拡大の布石とする。NNAなどが報じた。

 送配電工事と一般電気工事の2コースで、座学や実技を合わせ8カ月程度。受講生は公募し、学生や地元企業に勤めるエンジニアも受け入れる。受講は有料だが、きんでんと住友商事が一部を負担する。受講者の進路は拘束しないが、きんでんや協力企業への入社を促す。現地で不足する技術人材を育成し、工場向け電気設備といった需要の取り込みを急ぐ。

中小企業の連携強化目指し日・イが業務提携に調印

中小企業の連携強化目指し日・イが業務提携に調印

 日本の独立行政法人、中小企業基盤整備機構とインドネシアの中小企業省は7月17日、東京で両国の中小企業の連携強化を目指した業務提携に調印した。中小企業基盤整備機構は、今回の業務協定の締結で日本の中小企業のインドネシア進出が活発になると期待している。

    業務協定に基づき中小企業基盤整備機構は、まずインドネシア側とビジネスマッチングのイベントの共同開催を目指す。その第一弾を8月25~29日の日程でインドネシア中小企業の経営者20名を招き東京で開催する。

    2番目として、インドネシア中小企業の相互訪問などを通じて交流拡大の機会をつくり、投資環境や市場情勢について理解を深める場も提供する。さらに、中小企業基盤整備機構はインドネシアの協同組合、官民が保有する現地企業情報やネットワークを活用して日本中小企業のインドネシアでの事業展開を支援する体制を整える方針。

フランスで和食ブーム ブルターニュでかつお節工場

フランスで和食ブーム ブルターニュでかつお節工場

 鹿児島・枕崎のかつお節の生産組合がフランス北西部のブルターニュ地方に工場を建設する計画が進んでいる。対仏投資庁日本事務所によると、「欧州に本物のダシを広めるのが狙い」という。フランスをはじめとする欧州各国での“和食ブーム”を反映したプロジェクト。

 対仏投資庁によると、日本の老舗旅館が南部のラング・ドック・ルシヨン地方に日本式の旅館をつくる動きもあるという。

 

インドネシア語の日本留学サイト開設 フジスタッフ

インドネシア語の日本留学サイト開設 フジスタッフ

 留学支援事業を展開するフジスタッフ・インドネシアはこのほど、インドネシア語の日本留学サイト「ブラジャル・ディ・ジュパン」を開設した。サイトは口コミで評判になり、開催する留学セミナーも好評だ。サイト情報はすべてインドネシア語で、京都大学、早稲田大学など日本の8大学や、日本語学校の情報、日本留学手続きの方法などを分かりやすく紹介している。

 フジスタッフ・インドネシアは4月以降、留学セミナーを定期的に開催し、6月に南ジャカルタで開いたセミナーでは、サイトの告知を見た親子連れ500人以上が参加している。

ブータンのクルマのEV化へ日産と三菱が協力体制

ブータンのクルマのEV化へ日産と三菱が協力体制

 ブータンは、国民の幸福のために電気自動車(EV)先進国を目指し、日本の自動車メーカー、日産自動車・三菱自動車とともにその第一歩を踏み出すことになった。

 このプロジェクトは当初、ブータンの首都ティンプーに2000台のEV車を導入するという計画から始まった。そして、2014年2月にルノー・日産自動車のCEOカルロス・ゴーン氏がブータンを訪問して以降、本格化。6月末~7月初旬に初来日したブータンのツェリン・トブゲイ首相が、自国のすべてのガソリン車をEV化する構想を掲げ、日産自動車だけでなく三菱自動車とも協力関係を結んだことを表明している。

 ブータンは、豊富な川の水力を利用した水力発電により電力を生産している。その電力の国内消費はわずか5%で、残りの95%はインドに輸出されている。しかし、その輸出で得た利益はインドからガソリンを買うために使われているのだ。したがって、トブゲイ首相が掲げるガソリン車からEVへの転換は、極めて理に叶った政策といえる。

「おかやまフルーツ大使」にJKT48のメロディ―さん

「おかやまフルーツ大使」にJKT48のメロディ―さん

 インドネシア・ジャカルタを中心に活動するアイドルグループJKT48のメロディーさんが7月7日、岡山県の高品質な果物を中心とした宣伝・販売のアンバサダーとして「おかやまフルーツ大使」に就任した。

 メロディーさんは「『おかやまフルーツ大使』になれて嬉しいです。岡山県には昨年初めてきたのですが、桃やブドウなどのフルーツがすごくおいしかったことが印象に残っています。これからは岡山県のフルーツのおいしさをインドネシアの人たちに知ってもらえるように頑張っていきたいと思います」と話している。

 岡山県庁で行われた任命式にはメロディー・ヌランダニ・ラクサニさんのほか、応援メンバーとしてナビラ・ラトナ・アユ・アザリアさん、ラトゥ・フィニンニ・フィトゥリリアさん、リスカ・ファイルニッサさんの3人が参加した。メロディーさんは、今年行われたJKT48初の総選挙で1位になっている。