PALTAC タイ・サハGと出資及び物流事業で基本合意

PALTAC タイ・サハGと出資及び物流事業で基本合意

化粧品・日用品、一般用医薬品卸を手掛けるPALTAC(大阪市中央区)は、タイの消費財最大手のサハグループとの間で、同グループ傘下企業に出資および物流・システムコンサルティングで提携することで基本合意した。
サハグループ傘下のICCインターナショナル(販売卸)、タイガーロジスティックス(物流業)およびPALTACの3社間で連携。PALTACはタイガーロジスティックスに30%出資するとともに、スワンナプーム国際空港(バンコク)近隣で同社が運営する物流センターで物流のコンサルティングサービスを提供する。
これらの業務を通じタイにおける流通事情やノウハウを蓄積し、3年後をめどに「日本型の卸売業」の事業化に取り組む。日本、タイそれぞれの国で生産された商品について、協力して相手国への輸出に取り組む。
タイガーロジスティックスへの出資契約は8月ごろ、物流センター稼働は2018年6月ごろの予定。

三井金属 マレーシアで極薄銅箔の生産体制増強

三井金属 マレーシアで極薄銅箔の生産体制増強

三井金属(東京都品川区)は、マレーシア工場での設備増強により、プリント配線板用極薄銅箔の生産能力を月産330万平方㍍に引き上げる。
同社の極薄銅箔「マイクロ・シン(Micro Thin)」は微細回路形成に適した1.5~5μmの、複数種類の微細な粗化処理を組み合わせた製品で、スマートフォンの高機能化により今後、スマートフォン用マザーボードなどのHDIプリント板への適用検討が進んでおり、2018年以降もさらなる需要の拡大が見込まれている。
こうした状況を受け、同社はマレーシア工場(Mitsi Copper Foil(Malaysia)SDN.BHD.)の生産体制を追加投資。第二段階として2018年7月に月産180万平方㍍体制とする。これにより、同社の極薄銅箔の生産能力は月産330万平方㍍体制となり、これまで以上に安定した供給が可能となる。

旭硝子 インドネシアで建築用ガラスの生産体制強化

旭硝子 インドネシアで建築用ガラスの生産体制強化

旭硝子(東京都千代田区)は約190億円を投じ、インドネシアの連結子会社、アサヒマス板硝子(以下、AMG)ジャカルタ工場の建築用ガラスフロート窯およびミラー製造設備を、西ジャワ州の同社チカンペック工場に移設する。
これにより、従来よりフロート窯は40%、ミラー製造設備は30%それぞれ生産能力を増強することで、建築用ガラス生産体制を強化する。
インドネシアおよび東南アジア地域の成長を見据え、多様化する高機能ガラスのニーズにお応えていく。移設完了後、ジャカルタ工場での生産活動はすべて終了し、同工場の土地は売却する予定。

トライステージ 香港の新世界発展Gと協業 K11と提携

トライステージ 香港の新世界発展Gと協業 K11と提携

ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージ(東京都港区)は、香港大手企業集団、新世界発展グループと協業を開始する。この第一弾として、新世界グループ傘下でショッピングモールやセレクトショップの運営を手掛けるK11(ケーイレブン)Design Store Limitedと、日本製工芸品の販売拡大を目的とする業務委託契約を締結した。
K11は現在7店舗(香港1店舗、中国6店舗)展開されており、今後は中国本土の9都市へ出店する計画がある。トライステージはK11 Design Store Limitedが運営する複数のウェブサイトへの商品卸や、K11等商業施設への出店など香港や中国市場での事業展開を幅広く検討していく。

日本空調サービス ミャンマー・ヤンゴンで新会社

日本空調サービス ミャンマー・ヤンゴンで新会社

日本空調サービス(名古屋市名東区)は、子会社のNACS Singapore Pte.Ltd.(以下、NACS SGP)がミャンマー・ヤンゴン市内に新会社を設立すると発表した。
新会社の資本金は20万米㌦(約2200万円)で、NACS SGPが100%出資する。10月ごろ設立し、2019年から事業開始する予定。
ミャンマーに進出している空調および電気等の大型設備やクリーンルーム等の高機能施設を持つ日系製造工場等に対する高品質なサービスを提供する。

アデランス 越境ECモール「京東全球購」に旗艦店

アデランス 越境ECモール「京東全球購」に旗艦店

総合毛髪関連企業、アデランス(東京都新宿区)は中国の越境ECモール「京東全球購」(JD Worldwide)に「アデランス京東旗艦店」を5月15日にオープンする。
京東全球購を運営する「京東集団」は中国のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場で第2位のシェアを誇るインターネット通販企業。
アデランス京東旗艦店では商品の付加価値を重視する上位中間層の30代以上の男女をコアターゲットに、シャンプーやトリートメント、育毛剤など様々なヘアケア商品や美容機器を販売する。

日通 マレーシアで倉庫のハラール認証を取得

日通 マレーシアで倉庫のハラール認証を取得

日本通運の現地法人、マレーシア日本通運は5月16日を発効日として、マレーシア政府の認証機関であるマレーシアアイスラム開発局(以下、JAKIM)から倉庫に関するハラール認証(MA2400-2)を取得した。
マレーシア日通は2014年12月に日系物流企業として初めてMS2400-1(運送)を取得しているほか、日本国内でもJAKIMの相互認証機関である日本ハラール協会から2016年1月に倉庫、同年2月に運送のハラール認証を取得している。
今回のマレーシアにおける倉庫に関するハラール認証の取得により、マレーシアと日本の発着地を日本通運グループがすべてサポートするハラール一貫輸送体制を実現した。同時にマレーシア国内でも運送と合わせてハラール製品のサプライチェーン全体を幅広くサポートすることが可能となる。

日清食品HD 香港子会社が香港証券取引所へ上場申請

日清食品HD 香港子会社が香港証券取引所へ上場申請

日清食品ホールディングスは5月12日、香港子会社(以下、香港日清)の香港証券取引所の上場申請書を提出したと発表した。
香港日清をより一層現地に根差した企業へ転換させ、上場を通じて巨大な中国市場でのブランド認知度の向上、販売ネットワークの拡大を図り、戦略的パートナーシップの獲得により、中国事業の買収および拡大を目指す。

東芝ロジスティクスシンガポール新倉庫で業務開始

東芝ロジスティクスシンガポール新倉庫で業務開始

東芝ロジスティクス(神奈川県川崎市)の子会社、東芝ロジスティクスシンガポール社は5月8日から、新倉庫でのオペレーションを開始した。
半導体などの繊細な電子デバイス部品に求められる温湿度管理・静電気対策の行き届いたエリアと、中重量品を扱うためのノウハウを両立し、高度なセキュリティで顧客企業の製品を確実に保管する。
また、世界中に同社拠点に展開する倉庫管理システムを活用し、高品質な倉庫作業と入出庫トラッキングを実現した。

横河電機 マレーシアからRAPID分析システム受注

横河電機 マレーシアからRAPID分析システム受注

横河電機(本社:東京都武蔵野市)は関係会社のヨコガワ・コントロール・マレーシアが、マレーシアの大型石油精製・石油化学統合プロジェクトRAPIDの石油貯蔵施設向けプロセス分析システムのシステムインテグレーター(SI)業務と高度ソリューションEPCC(設計・調達・工事・試運転担当会社)として受注したと発表した。
RAPIDプロジェクトはマレーシア国営ペトロナスが同国南部ジョホール州で進めている、同社最大のペンゲラン総合コンビナート(PIC)開発の一環であり、世界有数の大型プロジェクトだ。日産30万バレルの精製能力を持つ製油所と、エチレン、プロピレンおよび、C4~C6オレフィン製品合わせ年間約350万㌧を生産する石油化学プラント群で構成される。
このプロジェクトで今回YOKOGAWAは、アナライザハス1棟に加え、タンク内貯蔵製品の性状推定、製品のブレンド性状制御およびパイプラインの特定箇所における製品種類の履歴管理を行う高度ソリューションの設計、エンジニアリング、調達、据付工事、試運転を行う。2018年8月までに工事を完了し、同年9月から試運転を開始、2019年から操業開始する予定。