横河電機 マレーシアからRAPID分析システム受注
横河電機(本社:東京都武蔵野市)は関係会社のヨコガワ・コントロール・マレーシアが、マレーシアの大型石油精製・石油化学統合プロジェクトRAPIDの石油貯蔵施設向けプロセス分析システムのシステムインテグレーター(SI)業務と高度ソリューションEPCC(設計・調達・工事・試運転担当会社)として受注したと発表した。
RAPIDプロジェクトはマレーシア国営ペトロナスが同国南部ジョホール州で進めている、同社最大のペンゲラン総合コンビナート(PIC)開発の一環であり、世界有数の大型プロジェクトだ。日産30万バレルの精製能力を持つ製油所と、エチレン、プロピレンおよび、C4~C6オレフィン製品合わせ年間約350万㌧を生産する石油化学プラント群で構成される。
このプロジェクトで今回YOKOGAWAは、アナライザハス1棟に加え、タンク内貯蔵製品の性状推定、製品のブレンド性状制御およびパイプラインの特定箇所における製品種類の履歴管理を行う高度ソリューションの設計、エンジニアリング、調達、据付工事、試運転を行う。2018年8月までに工事を完了し、同年9月から試運転を開始、2019年から操業開始する予定。