MHPS 韓国中部発電所の環境装置改造工事を受注
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、グループ会社の三菱日立パワーシステムズ環境ソリューション(本社:横浜市西区)と共同で、韓国中部発電の保寧(ボリョン)火力発電所3号機を対象とする環境装置改造工事を受注した。
韓国政府が進める石炭焚き火力発電所の大気汚染緩和の方針を受け、SOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)、および煤塵の排出削減措置を講じるもので、新装置の稼動開始は2019年8月を予定。工事全体を請け負う現地重工大手のSTX重工業から発注を受けた
MHPSグループが手掛ける範囲はSOx除去率向上のためのFGD改造用エアパーツの供給、NOx低減効果に優れた脱硝触媒の納入、煤塵の除去率を向上する電気集塵機の改造、熱交換・排ガス再加熱を実現するNL-GGH(ノンリーク式ガス―ガスヒーター)の設計。
新装置の設置により、排出量はSOxが15ppm、NOxが10ppm、煤塵が5mg/N㎥以下となり、世界最高レべルの低減効果を実現することが可能となる。