新日鉄住金 鋼矢板普及へインドネシア語で指針

新日鉄住金 鋼矢板普及へインドネシア語で指針

新日鉄住金はインドネシアでの鋼矢板普及を目的に、同国のバンドン工科大学(西ジャワ州バンドン市)とともに、鋼矢板の設計・加工法をに関するインドネシア語のガイドラインを発刊した。ガイドラインは非売品。鋼矢板の設計に携わるコンサルティング会社や大学への配布、建設・土木関連の学会や協会が主催するセミナーなどでの配布により、周知のため広く使ってもらう予定。
同国で進められているインフラ整備が、賃金上昇などによる建設コスト増大の克服が課題となっている現状を踏まえ、コンクリート構造に比べ工期短縮などによるコスト削減が可能な鋼構造に対する需要の拡大を促すのが狙い。
今後も現地の大学などと連携を深め、現地のエンジニアなどの鋼構造の設計・施工に関する認知度を向上させることにより、インドネシアのインフラ整備に貢献していく。

中国・東風ホンダ第三工場建設 年産60万台体制へ

中国・東風ホンダ第三工場建設 年産60万台体制へ

ホンダの中国における四輪車生産販売合弁会社、東風本田汽車有限公司(本社:中国・武漢、以下、東風ホンダ)は、成長が続く中国四輪車市場の需要増に応えるため、第三工場の建設を決定し、12月8日に起工式を執り行った。
この式典には湖北省武漢政府の方々や東風汽車集団董事長の竺延風氏、そしてホンダの八郷隆弘代表取締役社長、水野泰秀中国本部長らが出席した。
第三工場は、第一工場から南西約8㌔㍍のところに取得した120万平方㍍の敷地に建設する予定。稼働開始は2019年前半。年間生産能力は12万台、投資額は約30億円を予定。第三工場完成後には東風ホンダの四輪車の年間生産能力は60万台となる。
この結果、中国における生産能力は広汽本田汽車有限公司の60万台と、輸出工場の本田汽車(中国)有限公司の5万台と合わせ年間125万台となる。

大和証券グループ本社 中国・中信建投証券へ出資

大和証券グループ本社 中国・中信建投証券へ出資

大和証券グループ本社(東京都千代田区)はこのほど、中国の中信建投証券股份有限公司(以下、中信建投証券)と2000万米㌦相当の同社株式をコーナーストーン投資家として引き受けることで合意、取得した。
中信建投証券は中国を代表する大手総合証券会社で、2016年6月末現在、中国全土に約250の拠点網と約530万人のウェルスマネジメント顧客および2万2000社を超える企業・機関投資家とのネットワークを持つ。また、平均株主資本利益率は2012年から2015年まで4年連続で中国大手証券20社(総資産規模の比較)中、第1位。

日揮 豪州のFLNGプラント建設管理・完工支援受注

日揮 豪州のFLNGプラント建設管理・完工支援受注

日揮(横浜市西区、JFCコーポレーション)は、シェル・オーストラリアほかが進めるPrelude FLNG(洋上天然ガス液化設備)プロジェクトの建設管理および完工支援役務を受注した。
このプロジェクトは、オーストラリア西オーストラリア州ブルーム市の北北東約475㌔㍍の沖合に位置するプレリュードガス田およびコンチェルトガス田より産出される天然ガスを原料とし、年間360万㌧のLNGを洋上で生産が見込まれる世界最大のFLNG計画だ。
契約形態は実費償還(コストインバース)で、受注金額は非公表。

商工中金 比,越進出の中小企業の事業拡大に協調融資

商工中金 比,越進出の中小企業の事業拡大に協調融資

商工中金はこのほど、フィリピンおよびベトナム進出の中小企業の製造設備増強に必要な資金を、それぞれの地域の金融機関と協調して融資した。
商工中金熱田支店は、ハイテックレジン(本社:愛知県日進市)に地域金融機関と協調して、フィリピンでの事業拡大に必要な資金1億3000万円を融資した。ハイテックレジンが東南アジアやインドなどからの自動車用部品の需要増大に対応するため、自動車向けFRP(強化プラスチック)
の現地工場の製造ラインの拡充資金に充てられる。本格稼働は2017年11月を予定している。今回の設備増強により、生産能力は現行の3倍に引き上げられる見込み。
同宇都宮支店は、TANOI(本社:栃木県鹿沼市)に地域金融機関と協調して、ベトナム現地法人の生産設備増強に必要な資金1億円を融資した。TANOIは、世界的な自動車エンジンのダウンンサイジング化やターボエンジン搭載車の増加による、ターボエンジン部品の需要拡大に対応するため、ベトナム現地法人の精密機械部品の切削加工の製造能力を増強し、海外事業の拡大を目指す。

国際航業 台湾サイノテックと環境・防災で協業覚書

国際航業 台湾サイノテックと環境・防災で協業覚書

国際航業(東京都千代田区)は台湾のサイノテック・エンジニアリング・コンサルタンツ社と環境・防災・自然エネルギー分野における協業に関する覚書を締結した。
国際航業の精緻な地理空間情報を活かした環境・防災・自然エネルギー分野における技術と、サイノテックのコンサルティング技術とを活かすことで、防災・減災対策に関する技術つサービスを提供するフィールドが広がるなど、グループ(日本アジアグループ)の海外における事業体制の一層の強化につながると判断した。サイノテックは台湾のリーディングエンジニアリング企業。

パーク24 180億円投じSecure Parkingをグループ化

パーク24 180億円投じSecure Parkingをグループ化

パーク24(東京都千代田区)は、オセアニア・アジアを中心に世界11カ国で駐車場事業を展開する企業グループ『Secure Parking』が事業展開している国のうち、オーストラリア、ニュージーランド、英国、シンガポール、マレーシアのSecure Parking社の80%の株式を取得し、グループ化することを決めた。
今回のグループ化により、パーク24が展開する駐車場は8カ国・1万8052件・96万4711台となり、件数では世界最大、台数においても100万台に迫る規模となる。
株式取得にあたってはオーストラリア、シンガポール、マレーシアにパーク24の100%現地子会社を設立し、同社を通じて取得する。また取得価額は約180億円を予定しており、銀行借り入れで調達する予定。

ヤクルト 中国3市に支店設立 販売拠点36カ所に

ヤクルト 中国3市に支店設立 販売拠点36カ所に

ヤクルト本社は、中国ヤクルト(上海市浦東新区)を通じ、山西省太原市に太原支店、黒龍江省ハルピン市にハルピン支店、浙江省嘉興市に嘉興支店を設立し、スーパー等の店頭で乳酸菌飲料「ヤクルト」および「ヤクルトライト」の販売を開始する。販売開始日はいずれも2017年1月2日。
中国ヤクルトの2017年度の3支店の1日あたりの販売計画は、太原支店4万3000本、ハルピン支店4万6000本、嘉興支店8万2000本。

三菱電機エレベーター「最高速」などギネスに認定

三菱電機エレベーター「最高速」などギネスに認定

三菱電機が納入した、中国・上海市の同国最高層ビル「上海中心大厦」(地上632㍍)に設置されたエレベーターが、「最高速」「最長昇降行程」「最高速ダブルデッキ」の3つでギネス世界記録に認定され、12月8日に認定証の贈呈式が行われた。
地下2階から地上119階の展望階まで約53秒で到達する分速1230㍍(時速73.8㌔㍍、1台)、地下3階から地上121階を結ぶ世界最長昇降行程578.55㍍の非常用(2台)、地上1階から地上101階のホテルロビーに直行する分速600㍍(時速36.0㌔㍍)の世界最速ダブルデッキ(2階建て、8台)の3つが世界一と認定された。

鴻海 シャープと連携,中国に大型液晶パネル工場検討

鴻海 シャープと連携,中国に大型液晶パネル工場検討

台湾の鴻海精密工業は、傘下のシャープと連携し中国にテレビ向けの大型液晶パネル工場の建設を検討していることが分かった。
新工場は、資金は鴻海が拠出し、シャープは技術面の協力が中心になるとみられる。
鴻海は生産効率の高い新たな工場を建設することで、韓国や中国メーカーに対抗したい狙いがある。