新日鉄住金 ブルネイ継手加工会社が商業生産開始

新日鉄住金 ブルネイ継手加工会社が商業生産開始

新日鉄住金と住友商事がVallourec Tubes S.A.Sと共同で設立したブルネイ継手加工会社VAM BRN SDN BHD(以下、VAM BRN)は、2016年11月より鋼管継手の商業生産を開始した。鋼管継手の生産能力は年間1万8,000㌧となる。
今回商業生産を開始したVAM BENはブルネイ国内初の鋼管継手加工会社で、現地の雇用創出にも貢献する。また、住友商事はVAM BRNに隣接するストックヤードを併設し、ジャストインタイムでのサプライチェーンマネジメント体制を構築、2017年1月からサービス提供を開始する。
VAM BRNの株主構成は新日鉄住金60%、OMS(住友商事の100%子会社)30%、Vallourec Tubes S.A.S 10%。

プライメタルズ ベトナムの棒鋼圧延機改良工事受注

プライメタルズ ベトナムの棒鋼圧延機改良工事受注

プライメタルズ・テクノロジーズは、ベトナムのビナ・キョウエイ・スチール社(以下、VKS)から同国バリアブンタウ省の同社工場向けに、既存棒鋼圧延機のピンチロールとレイングヘッドの改良工事を受注した。試運転は2017年初めまでに終了する予定。
今回の改良工事では、棒鋼製品の品質とミル稼働率の向上を目指し、同社SRシリーズのレイング用パイプを導入することで、レイングヘッドの耐久性が向上しレイングパターンを改良する。また、電気制御パッケージの投入により、新型機器を統合する。
VKSは1994年に、日本の共英製鋼との合弁会社として設立された。ベトナム南部のホーチミン市郊外に拠点工場を置き、年間生産能力は約100万㌧。

日立と中国の健信社がMRIシステムで共同開発

日立と中国の健信社がMRIシステムで共同開発

日立製作所と中国の寧波健信核磁技術有限公司(以下、健信社)はこのほど、MRIシステムの製品競争力強化に向け、超電導磁石およびサブシステムを共同開発することで合意した。
両社はそれぞれが持つMRIシステム開発と磁石開発の強みやノウハウを生かし、装置の性能を最大限に引き出すための超電導磁石および高周波回路や傾斜磁場コイルなどを最適に制御するサブシステムを共同で開発して、信頼性に優れ、より高画質なMRIシステムを実現する。

シスメックス ミャンマー臨床検査質向上へ学術支援

シスメックス ミャンマー臨床検査質向上へ学術支援

シスメックス(神戸市)はミャンマーの国家機関、ナショナル・ヘルス・ラボラトリー(以下、NHL)とミャンマーにおける臨床検査の質向上を目的とした学術支援活動に関する契約を締結した。対象期間は2016年10月8日~2019年10月7日(以降、1年ごとの自動更新)。
ミャンマー国内の臨床検査室を対象に、ヘマトロジー分野における国家的な外部精度管理スキームの構築・運用をシスメックスが支援するとともに、NHLにすでに導入されているシスメックスの自動血球分析装置について機器の維持管理を支援する。また、この活動の運営の中心となる現地医療従事者に、対しシスメックスがこれまで培ってきたサービス&サポートの経験に基づいた技術的、学術的ノウハウを提供する。

ピクスタ タイ・バンコクに子会社設立へ

ピクスタ タイ・バンコクに子会社設立へ

ピクスタ(東京都渋谷区)は、タイ・バンコクに子会社「PIXTA(THAILAND)CO.,LTD」を設立する。
タイにおけるデジタル素材の販売、デジタル収集およびマーケティング活動を行う。新会社の資本金は200万タイバーツ(約600万円)。2016年12月設立予定。
ピクスタは2013年にシンガポールに現地法人を設立し、東南アジアを中心とした海外展開業務を行っているほか、タイでは2016年2月にピクスタタイ語版サイトを開設している。

ヒューマンHD 中国・天津で富裕層向け産後ケア施設

ヒューマンHD 中国・天津で富裕層向け産後ケア施設

ヒューマンホールディングス(東京都新宿区)の事業子会社で、ヘルスケア事業を運営する修●愛迪健康産業(中国)有限公司(本社:天津市静海経済開発区)はこのほど、中国天津市に富裕層向けの産後ケア施設「修愛閣(シュウアイゴウ)」を開設した。
施設の床面積は1,986平方㍍、客室数11室、従業員数21名。中国の伝統を生かしつつ、日本式の細やかな「おもてなし」の精神に基づくケアサービスや、日本製の出産・育児関連商品を導入した産後ケアサービスを提供する。
中国政府は2,016年1月、30年以上続けてきた「一人っ子政策」を廃止し、すべての夫婦に2人目の子供を持つことを認めた。これに伴い、今後5年で子供の出産数は約1,500万人増え、新生児関連消費は年間約500億元(約7,642億円)増加するとも推計されている。

三菱商事 タイで合弁クレーンレンタル事業始動

三菱商事 タイで合弁クレーンレンタル事業始動

三菱商事は100%子会社のレンタルのニッケンとともに、タイのクレーンレンタル最大手のT.S.K.Crane Service Co.,Ltd.(以下、TSK社)と合弁でT.S.K Diamond Rental Co.,Ltd.(以下、TSKDR社)を6月末に設立し、このほど移動式クレーンのレンタル事業を本格的に始動した。
新会社の出資比率は三菱商事35%、レンタルのニッケン5%、TSK社60%。保有クレーン台数は約300台で、タイ国内では最大規模となる。

王子HD ミャンマーで軽包装・紙コップ事業

王子HD ミャンマーで軽包装・紙コップ事業

王子ホールディングスはミャンマー・ティラワ工業団地内のOji Myanmar Packaging社(以下、OMPC社)で、新たな軽包装および紙コップの製造・販売事業を行うことを決めた。これに伴う投資予定額は約800万米㌦。2017年3月に事業開始する予定。
OMPC社ではこの新事業のほかに、さらなる事業の多角化を計画しており、王子ホールディングスが日本およびアジア市場で展開しているGenki!ブランドの子供用紙おむつの輸入加工販売や水処理設備の製造および販売・サービス業務についても、本格的な事業展開を進める予定。

大王製紙 タイで生理用ナプキン生産設備を新設

大王製紙 タイで生理用ナプキン生産設備を新設

大王製紙はタイの連結子会社エリエール インターナショナル タイランド(以下EIT)に、生理用ナプキンの生産設備を新設すると発表した。これに伴う概算投資総額は12億円。2017年7月から営業運転を開始する。設備設置場所はEIT(タイ・ラヨーン県アマタシティ工業団地内)。
タイの生理用ナプキン市場は今後も年率5%前後の安定的な成長が見込まれ、2011年1月に設立したEITで、今年5月から行ってきた日本から輸入の生理用ナプキンのテスト販売で、事業性のめどが立ったことから今回生産設備の新設を決めた。

エバラ食品 台湾で100%出資で子会社設立

エバラ食品 台湾で100%出資で子会社設立

エバラ食品(横浜市西区)は、台湾における市場の拡大、東アジア・東南アジアにおけるエバラブランドのさらなる浸透を図るための海外拠点として、台湾に子会社を設立する。
子会社は「台湾荏原食品股份有限公司」(予定)で、所在地は台北市内。資本金は1,500万台湾㌦。エバラ食品の100%出資で2017年1月設立予定。