プライメタルズ 中国・宝鋼湛江鋼鉄生産ライン稼働

プライメタルズ 中国・宝鋼湛江鋼鉄生産ライン稼働

プライメタルズテクノロジーズ(東京都港区)が中国の宝鋼湛江鋼鉄有限公司に供給した第2連続めっきラインが、ファーストコイルの生産に成功し、本格的な稼働を開始した。
幅広い鋼種に対応し、年間46万5,000㌧の鋼板処理が可能な最新鋭のメッキラインで、同社は今後、中国南部および東南アジア市場に家電製品から自動車用に至る多様な鋼種を供給していく。
宝鋼集団は世界有数の鉄鋼コングロマリット。年間鉄鋼生産量は約4,330万㌧(2014年実績)で、中国国内はもちろん、国際市場向けに高品質の製品を供給している。
プライメタルズテクノロジーズは2015年1月、三菱日立製鉄機械とドイツのシーメンスVAI社の製鉄プラント事業を統合し設立された新会社。

東芝 インド送電会社から大型変圧器受注 変電所も

東芝 インド送電会社から大型変圧器受注、変電所も

東芝のインド現地法人、東芝電力流通システム・インド社(以下、TTDI)はこのほど、インドの国営送電会社向けに同国最大電圧765KVの大型変圧器7台を受注した。アンドラプラデシュ州のカッダパー変電所に設置される予定。
また、同国オリッサ州送電公社から、同州内に建設予定のガス絶縁開閉装置を含む220KVの変電所を土木、据付工事込みで一括受注したことも明らかにした。
大型変圧器の納入時期は2017年11月。オリッサ州の変電所の完成時期は2017年6月。

オリンパス タイに内視鏡のトレーニングセンター

オリンパス タイに内視鏡のトレーニングセンター

オリンパス(東京都新宿区)は7月21日、タイのバンコク市内に「T-TEC(Thai-Training and Edcation Center)」を開設すると発表した。T-TECは7月28日から、主に東南アジアの医療従事者に向けた内視鏡関連の教育・トレーニングの場を提供する施設として本格始動する。
T-TECは4階建てビルの3階までを使用、敷地面積は4,800平方㍍、延床面積は4,900平方㍍。総工費は16億8,000万円。
消化器内視鏡、超音波内視鏡およびその処理具、4Kや3Dの外科内視鏡、外科手術向けのエネルギーデバイス、内視鏡の洗浄消毒装置などの設備のほか、講堂、トレーニング室、会議室などを備えている。

古河機械金属 比のコイル加工子会社が本格量産開始

古河機械金属 比のコイル加工子会社が本格量産開始

古河機械金属(東京都千代田区)グループの中核事業会社の古河電子(福島県いわき市)は7月21日、フィリピンの車載向けコイル加工子会社FD Coil Philippines.Inc.(以下、FDCP社)が、7月からコイル製品の本格量産を開始した。FDCP社は車載向け電子制御ユニット(ECU)に使われるフィルタコイルを2016年末には月産80万個、2017年3月めどに月産150万個まで加工能力を引き上げる予定。

トライステージ 東南ア最大のTV通販企業TVDに出資

トライステージ 東南ア最大のTV通販企業TVDに出資

ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージ(東京都港区)はこのほど、東南アジア最大のテレビ通販事業会社、TV Direct Public Company Limited(タイ・バンコク、以下TVD社)の株式15%を取得し、同社の筆頭株主となった。
TVD社はコールセンター、番組制作から物流まで、自社でワンストップで対応できる総合力を持っており、現在の顧客数は320万人を誇る業界最大手企業。
今回の出資を機に協業体制をより強固にし、相乗効果を高めるとともに、今後の両社の企業価値向上と事業の一段の成長を図る。

阪和興業 比マカティ市にマニラ事務所開設

阪和興業 比マカティ市にマニラ事務所開設

阪和興業はこのほど、フィリピンマニラ首都圏マカティ市にマニラ事務所を開設した。8月から営業開始する予定。
同社は1999年にSOHBI KOHGEI(PHILS.)INCへの出資とともに、人員の派遣を行い対応してきた。今後は、マニラ事務所を拠点として成長著しいフィリピン市場において、鉄鋼をはじめとするビジネスの拡大に結び付く情報収集に努め、新たな取引先・商材の開拓を推進していく。

丸紅 インドネシアのCT Corpと戦略的提携

丸紅 インドネシアのCT Corpと戦略的提携

丸紅は7月19日、インドネシアの大手財閥企業のCT Corp(以下、CT社)との間で、インドネシアおよびアジア域内における包括的な戦略的提携に係る覚書を締結したと発表した。CT社は、同国で金融、小売り、メディア、ライフスタイル、プランテーション等の事業を幅広く展開している。
丸紅は2012年にCT社傘下の二輪車の販売金融事業に出資して以来、CT社と友好な関係を築いてきたが、今回の戦略的提携により、CT社と内需関連を含めた新規共同事業に積極的に取り組んでいく。

住友商事 インドネシアで不動産事業拡大

住友商事 インドネシアで不動産事業拡大

住友商事は7月19日、在インドネシアの事業会社PT SUMMITMAS PROPERTYを通じ、ジャカルタ郊外において新たに倉庫賃貸事業を開始すると発表した。
同事業は、ジャカルタ中央ビジネス地区から35㌔㍍東に位置する西ジャワ州ブカシ県で建設を進めていた総事業費約35億円の大型賃貸倉庫案件(敷地面積約7万6,000平方㍍、延床面積約5万3,000平方㍍)で、18日に竣工式を行っている。同倉庫は花王の現地法人に賃貸し、同社のさらなる事業拡大に応える見込みだ。
住友商事はインドネシアにおいて、現地財閥のロダマス社とともに1980年代から不動産業に取り組んでおり、ジャカルタビジネス街中心部に高層ビル「SUMMITMASⅠ」(延床面積2万8,000平方㍍)に続き、「SUMMITMASⅡ」(同3万2,000平方㍍)を開発している。
また、ジャカルタにおけるマンション開発事業に参入することとし、住友商事グループ全額出資のPT SUMMIT RESIDENTIAL INDONESIAを2,016年に設立し、具体的なプロジェクトに着手している。

生保初 第一生命がカンボジア進出の方針固める

生保初 第一生命がカンボジア進出の方針固める

第一生命保険は、カンボジアに進出し、生命保険の販売を始める方針を固めた。同国は、高い経済成長が続く東南アジアの中では、生命保険の歴史が浅くて市場の拡大が見込めると判断した。
日本企業のカンボジア進出は、小売業などで相次いでいるが、生命保険会社では初となる。

日新製鋼 中国・特殊鋼圧延合弁設備起動・営業開始

日新製鋼 中国・特殊鋼圧延合弁設備起動・営業開始

日新製鋼、伊藤忠丸紅鉄鋼およびワージントン社との、中国浙江省平湖市における合弁事業会社、浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司(以下、浙江日新華新頓)はこのほど、設備起動式を執り行い、正式に営業生産を開始した。
浙江日新華新頓の資本金は1億2,400万米㌦、出資比率は日新製鋼55%、伊藤忠丸紅鉄鋼35%、ワージントン社10%。生産能力は年間12万㌧。主要設備は冷間圧延設備1基、焼鈍設備(バッチ式)8基、精整設備(リコイリングライン)1基。
浙江日新華新頓は、成長する中国自動車市場と特殊鋼鋼板需要家のニーズに応えるべく設立。1年半余りの建設期間を経て今回、生産・販売を開始するもの。日新製鋼とワージントン社の製造技術力、販売力、伊藤忠丸紅鉄鋼の現地事業展開ノウハウを生かし、顧客企業のニーズに迅速かつ柔軟に応えていく。