住友商事 インドネシアで不動産事業拡大
住友商事は7月19日、在インドネシアの事業会社PT SUMMITMAS PROPERTYを通じ、ジャカルタ郊外において新たに倉庫賃貸事業を開始すると発表した。
同事業は、ジャカルタ中央ビジネス地区から35㌔㍍東に位置する西ジャワ州ブカシ県で建設を進めていた総事業費約35億円の大型賃貸倉庫案件(敷地面積約7万6,000平方㍍、延床面積約5万3,000平方㍍)で、18日に竣工式を行っている。同倉庫は花王の現地法人に賃貸し、同社のさらなる事業拡大に応える見込みだ。
住友商事はインドネシアにおいて、現地財閥のロダマス社とともに1980年代から不動産業に取り組んでおり、ジャカルタビジネス街中心部に高層ビル「SUMMITMASⅠ」(延床面積2万8,000平方㍍)に続き、「SUMMITMASⅡ」(同3万2,000平方㍍)を開発している。
また、ジャカルタにおけるマンション開発事業に参入することとし、住友商事グループ全額出資のPT SUMMIT RESIDENTIAL INDONESIAを2,016年に設立し、具体的なプロジェクトに着手している。