虹技 中国江蘇省南通市で岡谷鋼機と鋳物合弁

虹技 中国江蘇省南通市で岡谷鋼機と鋳物合弁

虹技(兵庫県姫路市)はこのほど、岡谷鋼機(名古屋市中区)と合弁で、中国江蘇省南通市に自動車用プレス金型鋳物の製造・販売会社「南通虹岡鋳鋼有限公司」を設立すると発表した。
設立時期は5月。資本金は1,500万米㌦(約16.5億円)で、出資比率は虹技51%、岡谷鋼機49%。2017年6月に事業開始の予定。敷地面積は3万5,700平方㍍、建物8,500平方㍍。創業時の人員80名(予定)。2020年12月期で売上高30億円を見込む。
両社は2004年に中国・天津市で天津虹岡鋳鋼有限公司を設立し、自動車用プレス金型鋳物の製造・販売を行ってきたが、現地の旺盛な需要が同社の現在の生産能力を超える状況となっている。また、2015年8月に発生した天津市における爆発事故以降、万一の場合に備え生産体制の整備を検討していた。

三井物産 ダビータ社のアジア透析事業へ出資参画

三井物産 ダビータ社のアジア透析事業へ出資参画

三井物産は5月2日、米国最大手の透析事業会社Davita Healthcare Partners(以下、ダビータ社)、マレーシア政府系投資ファンドKhazanah Nasional Berhad(以下、カザナ社)とともに、アジア透析事業へ参画することで合意したと発表した。
関連当局の許認可などの条件充足後、三井物産は第三者割当増資引き受けを通じて、ダビータ社傘下で在シンガポールのDavita Care Pte.Ltd.(以下、ダビータ・ケア社)の株式20%を取得する予定。
ダビータ社は米国を中心にしてグローバルに2,369の透析クリニックを運営しており、、今後その定評ある高品質の透析医療をダビータ・ケア社を通じてアジアで同様に提供していく。

角川ゲームス 中国・台湾ゲーム2社と資本業務提携

角川ゲームス 中国・台湾ゲーム2社と資本業務提携

角川ゲームス(東京都渋谷区)は、オリジナルゲームのグローバル配信体制の構築の一環として、中国のAlpha Groupおよび台湾のSNSplusのゲーム会社2社と、合計で発行済み株式数の17%相当の第三者割当増資による少額出資の資本業務提携について合意した。
この提携により提携会社と協力して、中国、台湾、香港、マカオ、さらには東南アジアの配信体制の構築を年内に着手する予定。また、角川ゲームスは開発体制を再編し、これまでKADOKAWA GAME STUDIOが担ってきた開発業務を角川ゲームスに移管し、内製化を進めていく。

郵船ロジ ミャンマー・ティラワに多機能物流施設

郵船ロジ ミャンマー・ティラワに多機能物流施設

郵船ロジスティクスはミャンマー・ティラワ経済特別区(SEZ)にYusen Logistics(Thilawa)Co.,Ltd.を新設し、多機能物流施設を新設する。同社がミャンマーに自社の物流施設を設けるのは初めて。敷地総面積は約3万平方㍍、倉庫は約500平方㍍で、2017年中に稼働する予定。
ミャンマー・ティラワSEZは同国最大都市ヤンゴンから南東に20㌔㍍、ティラワ港に隣接しており、ミャンマー初の経済特別区としてすでに50社以上が進出を決めている工業団地。
今後もリテール関連、自動車関連、電気機器関連、食品関連企業など各種産業の生産、販売拠点としての進出が予想され、大きな物流需要が見込まれることから、今回物流施設の新設を決めた。同施設を活用して在庫管理や流通加工、検品など各種ロジスティクスサービスを提供する。

日本M&Aセンター シンガポール・オフィス開設

日本M&Aセンター シンガポール・オフィス開設

日本M&Aセンター(東京都千代田区)は4月28日、今後ますます増加するクロスボーダーM&Aへの対応強化を目的として、4月1日にシンガポール・オフィスを開設したことを明らかにした。
同社の海外拠点は今回が初めて。東南アジア全域のハブというべき立地にあるシンガポールにオフィスを設置することで、今後中堅・中小企業におけるクロスボーダーM&Aの取り扱い、情報量ともに大幅な増加が期待できるとみている。

NEDO インドで省エネCO2排出削減技術導入で実証

NEDO インドで省エネCO2排出削減技術導入で実証

国立研究開発法人NEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)は4月28日、インド鉄鋼省・財務省および国営製鉄会社STEEL AUTHORITY OF INDIA LIMITED(SAIL)と共同で、急増するエネルギー需要に対応する省エネ技術として鉄鋼用加熱炉に2台のバーナを1ペアとして交互に切り替えて燃焼する蓄熱バーナ(リージェネレーティブバーナ)を導入、普及するための高性能工業炉実証事業を実施することで合意、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。
NEDOは今回の実証による効果として、重油換算で年間210万㍑のエネルギー使用量削減および、年間6,000㌧のCO2排出削減を見込んでいる。

JBIC・東銀リース インドネシア法人に協調融資

JBIC・東銀リース インドネシア法人に協調融資

国際協力銀行(JBIC)は4月27日、東銀リースのインドネシア法人PT.BUMIPUTERA-BOT FINANCE(以下、BBF)との間で、融資金額約109万1,000米㌦(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。これはBBFと締結済みの日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットラインに基づく個別契約。この融資は三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約155万9,000米㌦。
これは大和川紙工(大阪府)のインドネシア法人PT.YAMATOGAWA INDONESIAが実施する紙おむつ用フィルムの製造・販売事業に必要な設備を、BBFからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられる。

日産自動車 タイにR&Dテストセンター

日産自動車 タイにR&Dテストセンター開設

日産自動車は4月28日、同社のASEAN地域統括会社、アジア・パシフィック日産自動車(NMAP)が、タイにR&Dテストセンターを開設すると発表した。
新テストセンターはASEAN地域の研究開発における主要ハブとして、同地域の顧客ニーズに的確に応え、市場の要求に迅速に対応していく。また、商品の品質保証に加え、プロトタイプの評価テストなど商品開発の上流工程まで、その役割を拡大していく。
NMAPの新R&Dテストセンターはインドネシア、フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイのASEAN5カ国を中心にサービスを展開する。タイ工場から輸出する90カ国以上の車両テストも担う。

JBIC 住友電工のベトナム法人に融資

JBIC 住友電工のベトナム法人に融資

国際協力銀行(JBIC)は4月27日、住友電工のベトナム法人SEI Electronic Components(Vietnam)Ltd(以下、SEEV)との間で、融資金額9,750万米㌦(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。民間金融機関との協調融資によるもの。SEEVがベトナム・ハノイ市で実施するエレクトロニクス製品用の電子部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産能力増強のための設備投資に充てられる。

りそなG3行 ベトナム・サコム銀行と業務提携

りそなG3行 ベトナム・サコム銀行と業務提携

りそなグループのりそな銀行、さいたまりそな銀行、近畿大阪銀行の3行は5月4日、ベトナムのSaigon Thuong Tin Commercial Joint Stock Bank(略称Sacombank 以下、サコム銀行)との間で、同国における金融機能の提供等を目的とした業務提携契約を締結する。
サコム銀行は資産規模でベトナム第5位(2015年10月)の商業銀行で、567拠点(カンボジア8拠点、ラオス1拠点を含む)を展開し、民間金融機関ではトップシェアを持つ。本店所在地はホーチミン市。