インド進出企業への1.5兆円投融資、JBIC活用し実施

インド進出企業への1.5兆円投融資、JBIC活用し実施

インド西部マハラシュトラ州ムンバイで開催中の製造業振興策「メーク・イン・インディア(インドでつくろう)」の周知イベントに2月14日、和泉洋人首相補佐官が出席した。
和泉氏は日本企業の支援策として最大1兆5000億円の投融資枠を設ける計画について、国際協力銀行(JBIC)と日本貿易保険(NEXI)を通じて実施する方針を明らかにした。そのうえで、同氏は「日本企業がインドでの投資や生産の増強を円滑に決定できるよう、日本政府が融資や保険を付与していく」と述べた。
また、インドの鉄道省が計画しているインフラ向上に向けた投資は「日本企業による対印直接投資を促すことになる。鉄道や都市輸送の開発は日印両国にとって利益になる」と語った。

松井製作所 フィリピンに駐在員事務所設立

松井製作所 フィリピンに駐在員事務所設立

プラスチック成形用合理化機器・システムの製造・販売を手掛ける松井製作所(大阪市中央区)は2月12日、フィリピンに100%出資による駐在員事務所「MATSUI MFG(SINGAPORE)PTE.LTD.Philippines Representative Office」を設立し、業務を開始すると発表した。同事務所の登録住所はリザール州になるが、実質的な拠点はマカティ市内に置く。日本を除く海外で14カ国、35番目の拠点となる。

横河電機 タイの小規模発電向け制御システム受注

横河電機 タイの小規模発電向け制御システム受注

横河電機(東京都武蔵野市)の子会社ヨコガワ・タイランド(バンコク)は2月12日、タイの小規模発電事業者のSmall Power Producer、以下SPP)12社が新たに建設するコンバインドサイクル発電方式のコージェネレーションプラント向け制御システムの受注が内定したと発表した。
今回のプロジェクトは、タイの民間発電事業者ガルフ・エナジー・ディベロップメントと三井物産が共同出資して設立したSPP12社が、バンコク近郊の工業団地内にコージェネレーションプラントを建設するもの。総設備発電容量は147万KW(12万KW9件と13万KW3件)、2017年5月から19年7月までの間に全12件の完成が予定されている。
ヨコガワ・タイランドは、12件すべてのプロジェクトの設計、タイ国内の資機材調達、工事、試運転を担う東洋エンジニアリングから発注内示書を受領した。これによりヨコガワ・タイランドはガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービンを統括して監視・制御を行う統合生産制御システム「CENTUM VP」を納入し、エンジニアリング、据付支援、試運転支援、運転員訓練支援を行う。

三菱自動車 比自動車産業育成政策に参加表明

三菱自動車 比自動車産業育成政策に参加表明

三菱自動車は2月10日、フィリピンの自動車産業育成政策「CARS Program」へ参加する意向であることを表明した。
申請が承認された際にはMMPC(ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション)が2015年1月から操業開始した新工場(ラグーナ州サンタローザ市)で、2017年初より「ミラージュ」「ミラージュG4(アトラージュ)」の生産を開始し、現地生産を拡大していく予定。新工場の敷地面積は約21.4㌶、生産能力は年間5万台。
MMPCは第一段階としてプレス工場新設を含む43億ペソ(約104億円)以上の投資を実行する計画で、その後もさらなる投資と雇用拡大も進める。

大広 ジャカルタに現地法人設立2/15から営業開始

大広 ジャカルタに現地法人設立 2/15から営業開始

大広は2月10日、グループのアドプラネット大広(シンガポール)を出資母体としてPT Huraya Nusan Taraとの間で、インドネシアの首都ジャカルタに現地法人、アドプラネット大広(インドネシア)を設立、2月15日付で営業開始すると発表した。それぞれが持つ経験、実績、ノウハウ、そしてネットワークを融合させた、独自性のある広告会社を構築し、インドネシア市場で事業を展開する得意先へ高度で最適なサービスを提供していく。

新日鉄住金 タイの薄鋼板事業2社を統合

新日鉄住金 タイの薄鋼板事業2社を統合

新日鉄住金は2月10日、タイで冷延鋼板の製造・販売するグループ、The Siam United Steelと自動車用を中心とした溶融亜鉛めっき鋼板を製造・販売するNippon Steel&Sumikin Galvanizing(Thailand)が、2016年9月をめどに経営統合することで合意したと発表した。
両社が経営統合することで、タイはじめASEAN市場における「薄板品種総合力No.1ミル」の実現に向け、1995年以来、現地で培ってきたマネジメントノウハウやローカル人材等の経営資源を融合し最大限に活用し、顧客への対応力、競争力をより強化していく。
新会社は「NS-Siam United Steel」はラヨン県マプタプットに本社工場、バンコク市バンナに支店を置く。資本金は130億バーツ(約430億円)。年間生産能力は冷延鋼板100万㌧、溶融亜鉛めっき鋼板36万㌧。従業員数1100名。

アース製薬 周辺国強化へカンボジアに現地法人設立

アース製薬 周辺国強化へカンボジアに現地法人設立

アース製薬(東京都千代田区)は2月9日、連結子会社のアースケミカル(タイ)がカンボジアの首都プノンペンでに現地法人を設立したと発表した。設立したのは完全子会社「アースケミカル(カンボジア)」で、2015年10月19日付。資本金は10万米㌦。
アースケミカル(タイ)は、タイ国内を中心に事業を展開するとともに、隣接するカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの4カ国へ輸出している。今後、タイ周辺国を海外展開の強化エリアと位置づけ強化していくための体制を整備した。

ジャパンコンテンツの”beautynesia”月間200万PV達成

ジャパンコンテンツの”beautynesia”月間200万PV達成

ジャパンコンテンツトレーディング(東京都品川区)は2月9日、傘下のインドネシアの女性美容向けキュレーションサイト”beautynesia”(https://beautynasia.id)が2015年6月のサイトオープンから7カ月で同国最大級の美容情報サイトとなる1日当たり1万ビジター、月間200万PVを達成したと発表した。これはインドネシア国内の女性向け総合サイト全体でも7位に入る規模。
beautynesiaは、20代のインドネシア女性の中間層をターゲットにしたインドネシア語オンライン専門メディアで、有名人のメイク方法や自宅で気軽に試せる健康方法などを紹介している。

インドのマルチ・スズキ「バレノ」対日輸出を開始

インドのマルチ・スズキ「バレノ」対日輸出を開始

インドの自動車最大手、マルチ・スズキが国内生産した高級ハッチバック「バレノ」の日本への輸出を開始した。同社の親会社、スズキの鈴木俊宏社長がこのほど、「オートエキスポ2016」で報道陣に明らかにした。
PTI通信によると、初回の出荷台数は1800台だった。マルチ・スズキはバレノを世界100カ国に輸出する計画だ。インド国内では2015年10月に販売開始され、現時点では8万件の予約が入っているという。デリーでの価格はガソリン車が49万9000ルピーから、ディーゼル車が61万6000ルピーからとなっている。

オロ インバウンド支援事業強化へ台湾に現地法人

オロ インバンド支援事業強化へ台湾に現地法人

株式会社オロ(東京都目黒区)は2月2日、インバウンド・アウトバウンド業務支援の強化を図るため新たに台湾に現地法人を設立し、営業を開始したと発表した。
日本政府観光客(JNTO)によると、台湾は2015年の訪日外国人客367万7100人で中国、韓国に次いで3位に位置し、インバウンド領域のビジネスで重要市場としてとくに注目されている。
オロはとくに中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)地域を重点地域として、2010年に中国・大連に拠点を設立し、2013年にシンガポール、ベトナム、マレーシアの3カ国、続いて2014年にタイ、2015年に上海・広州に拠点を設立し、積極的に事業展開している。