西鉄 TTP発効後見据え豪州の物流会社を買収

西鉄 TTP発効後見据え豪州の物流会社を買収

西鉄は2月4日、オーストラリア・シドニーの物流会社を完全子会社化すると発表した。買収するのは「マルタコート ロジスティクス オーストラリア」で、産業機器の海上貨物輸送を強みとしている。一方、西鉄は航空貨物に実績があり、買収により相乗効果が期待できると判断した。
買収に伴い、社名を「西鉄オーストラリア」に変更、西鉄21番目の海外法人として3月から営業開始する。
TTP(環太平洋パートナーシップ協定)締結によって、ニュージーランドなど参加国の貿易が活発化するのを見込み、南太平洋地域の営業力を強化する。

NECインドネシアの病院から看護情報システム受注

NECインドネシアの病院から看護情報システム受注

NECインドネシアは2月4日、インドネシアの2つの公立病院からモバイル端末を用いた看護情報システム(BNS)を受注したと発表した。インドネシアの医療・ヘルスケア分野への参入は初めて。
同国の医療系ソリューション企業、ジャサメディカと提携し、米グーグルの「アンドロイド」ベースのBNSを開発。今回正式に採用された公立ブディアシ病院とチマチャン病院に昨年から試験的に導入されていた。

フジ日本精糖 タイの製パン事業関連会社を子会社化

フジ日本精糖 タイの製パン事業関連会社を子会社化

フジ日本精糖(東京都中央区)は2月2日、タイの製パン事業関連会社、DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を追加取得し、子会社化すると発表した。これにより同社はタイの既存子会社、Fuji NIHON(THAILAND)Co.,Ltd.の営業網を活用し、業容拡大拡大に向け事業展開を推進する。
2月8日にDAY PLUS社発行済み株式の21.0%に相当する3万1500株を315万バーツ(約1086万7000円)で取得する。この結果、追加取得後の同社の保有株式は全発行済み株式の51.0%に相当する7万6500株となる。

住友商事カンボジアでEMS事業の拠点設立

住友商事 カンボジアでEMS事業の拠点設立

住友商事は2月2日、Alpine Technology Manufacturing(Thailand)(タイ・プラチンブリ県、以下AOTH)およびSumitronics(Thailand)(タイ・バンコク、以下スミトロニクス・タイ)を通じ、電子機器製造受託サービス(EMS)事業を目的として、カンボジア・バンテイメンチェイ州ポイペト市にSumitronics Manufacturing(Cambodia)(以下SMC)を設立すると発表した。
AOTHは高度な製造技術と徹底した品質管理を強みとしたタイ有数のEMS企業で、SMCはAOTHの高い製造技術力と住友商事の事業経営ノウハウ・マーケティング力を組み合わせることで、カンボジアで早期に事業基盤を確立する。産業・医療・車載・環境インフラ分野など、ますます高まるエレクトロニクス関連ビジネスの需要を取り込む。

シャープ 再建へ鴻海の傘下入りで最終調整か

シャープ 再建へ鴻海の傘下入りで最終調整か

経営再建を急ぐシャープの高橋興三社長は2月4日、東京都内で記者会見し、官民ファンドの産業革新機構と、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の2者との間で支援選定先の最終調整に入っていることを明らかにした。
この中で高橋社長は、現時点では「鴻海(ホンハイ)にリソースをかけている」と述べ、鴻海精密工業に軸足を置いていることを示した。
シャープに提示している支援額は、鴻海は7000億円(その後1000億円弱上積みの情報も)、産業革新機構は3000億円。
鴻海側は①液晶事業なども分社化せず本体と一体再建する②雇用は維持する③懸念されている技術流出もしない-などの約束もしているという。

三井造船 インフラ案件開拓へタイに合弁新会社設立

三井造船 インフラ案件開拓へタイに合弁新会社設立

三井造船は2月1日、タイの首都バンコクに合弁で現地法人「MES(Thailand)Ltd.」を設立したと発表した。MESの資本金は200万タイバーツ(約680万円)で、三井造船49%、三井住友銀行のタイ法人SBCSとSMBCマネジメントサービスがそれぞれ19%、日本S&Jコンサルティングが13%出資する。同日から営業開始した。東南アジア内陸部のインフラ案件の開拓に向けた調査や営業活動を担う。

双日 スリランカで複合火力発電事業を買収

双日 スリランカで複合火力発電事業を買収

双日は2月2日、米国の大手電力事業会社エーイーエス社から、スリランカのコロンボ近郊で163㍋㍗(MW)の複合火力発電事業を保有、運営するエーイーエス・ケラニティッサ社の株式90%を取得したと発表した。スリランカでの双日のIPP事業は2件目。
今回の買収案件は、人口約2100万人のスリランカのピーク電力需要(約2000MW)の約7%を担う火力発電として、同国で電力安定供給に寄与している。

三浦工業 シンガポールにASEAN事業の統括会社設立

三浦工業 シンガポールにASEAN事業の統括会社設立

三浦工業は2月1日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の4カ国(シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム)の子会社や関連会社が展開する事業を統括・管理する新会社「ミウラ サウスイーストアジア ホールディングス」を設立すると発表した。資本金は500万米㌦(約6億円)。三浦工業が100%出資する。設立時期は4月の予定。

旭有機材 シンガポールに合弁会社設立

旭有機材 シンガポールに合弁会社設立

配管材料などの製造販売を手掛ける旭有機材工業は2月1日、シンガポールで同国のAGRU TECHNOLOGY(アグルーテクノロジー社)と合弁会社を設立し、4月1日から営業開始すると発表した。
合弁新会社はアサヒアジアパシフィック社で、資本金は120万シンガポールドル(約1億円)、出資比率は旭有機材工業51%、アグルーテクノロジー49%。同業の両社による品ぞろえの増大により幅広い需要に対応、東南アジア全域における営業活動を強化し、分野および販売の拡大を目指す。

椿本興業 タイに100%出資子会社設立

椿本興業 タイに100%出資子会社設立

椿本興業は1月29日、タイで100%出資による子会社を設立すると発表した。4月から営業開始する予定。各種伝動機器、輸送装置、一般機械、産業資材の販売および輸出入業務も行う。資本金は1000万タイバーツ(約3200万円)。