双日 フィリピンで自動車販売金融市場に参入

双日 フィリピンで自動車販売金融市場に参入

双日は2月1日、フィリピンでジャックスやフィリピン2企業と合弁で、三菱ブランドの自動車を専門に取り扱う販売金融会社「エムエムピーシー・オート・ファイナンシャル・サービシズ(以下MAFS)」を設立することで合意し、1月28日付で合弁契約を締結したと発表した。
出資するフィリピン企業はミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(以下MMPC)、同国最大の商業銀行ビー・ディー・オー・ユニバンク(以下BDO)の子会社ビー・ディー・オー・リーシング・アンド・ファイナンス(以下BDOLF)の2社。資本金は約21億円、出資比率は双日35%、ジャックス20%、MMPC5%、BDOLF40%。
双日はジャックス、MMPC、BDOLFとともにMAFSによる事業展開を通じて、同国の自動車ユーザーにとって魅力のある販売金融商品の開発、審査手続きの迅速化などにより、利便性向上と競合他社との差別化を図り、顧客により多くの販売金融の利用機会を提供する。

中国市場危機下でも16年上半期アジアのM&Aは回復

中国市場危機下でも16年上半期アジアのM&Aは回復

M&A取引を管理するソフトウエアとサービスの大手グローバル・プロバイダーであるイントラリンクス・ホールディングスが発表した最新のイントラリンクス・ディール・フロー・プレディクター(DFP)によると、中国市場の危機下でも2016年上半期は、アジア市場では初期段階の企業合併・買収(M&A)活動が増加する見通しだ。地域別予測は以下の通りだ。
日本と東南アジアでは、中国の金融市場の変動性の高まりと景気の低迷による影響はほとんどみられず、初期段階のM&A活動は日本では前年同期比55%、東南アジアでは同11%それぞれ増加しており、2016年第2四半期も公表M&A件数の大幅な増加が予想される。
北アジアと南アジアでは、公表M&A件数は2016年第1四半期に横ばいまたはマイナスとなった後、2016年第2四半期には増加する見込みだ。初期段階のM&A活動は北アジアでは前年同期比21%、南アジアでは同14%それぞれ増加している。
これら2地域と対照的にオーストラリアは低迷している。初期段階のM&A活動は前年同期比で18%減少し、2016年上半期の公表M&A件数は、金属・鉱業セクターでの中国を中心とした需要減退の影響を受け、減少する見込みだ。
ビジネスワイヤが報じた。

楽天ベンチャーズ 日本企業対象のファンド設立

楽天ベンチャーズ 日本企業対象のファンド設立

楽天は1月27日、グループのベンチャーキャピタル、楽天ベンチャーズ(シンガポール)が日本国内の新興企業を対象としたベンチャー・キャピタル・ファンド「楽天ベンチャーズ・ジャパン・ファンド」を設立し、運用を開始すると発表した。運用資産額は100億円規模。
海外企業向けで培ったノウハウを生かし、先見性のある技術やビジネスモデルを持つ日本企業を発掘・育成する。

NEC シンガポールでサイバーセキュリティー拠点

NEC シンガポールでサイバーセキュリティー拠点

NECは1月27日、シンガポールでサイバー攻撃対策の導入・運用を支援する「サイバーセキュリティー・ファクトリー」を正式に開所したと発表した。
情報通信技術(ICT)を活用した社会インフラを提供する社会ソリューション事業の中核の一つとしてサイバーセキュリティー事業を位置付け、世界規模でセキュリティー監視ネットワークを強化する。

鴻池運輸 ベトナムでトラックなど貨物輸送基盤強化

鴻池運輸 ベトナムでトラックなど貨物輸送基盤強化

鴻池運輸は1月27日、ベトナムで自社所有のトラック(常温・定温)やトレーラー約110台を順次導入していくと発表した。同国内の自動車貨物輸送の基盤を強化する。投資額は約8億円。
ベトナム法人コウノイケ・ビナトランス・ロジスティクスを通じて、2017年にかけて順次導入していく。車両強化とともに、ベトナム人ドライバーの採用と育成にも注力していく方針。
鴻池運輸はホーチミン、ハノイにそれぞれ駐在員事務所を開設しているが、東南アジア諸国連合(ASEAN)ではタイ、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、シンガポール、フィリピンに駐在員事務所やグループ会社を設置している。

キョーリン製薬 インドネシアで除菌・洗浄剤販売

キョーリン製薬 インドネシアで除菌・洗浄剤販売

キョーリン製薬ホールディングスは1月27日、インドネシアで環境除菌・洗浄剤「ルビスタ」を販売開始すると発表した。Meiji Seikaファルマの同国子会社を通じて、主に医療機関に納入する。
キョーリン製薬子会社のキョーリンメディカルサプライが、Meijiの現地法人メイジ・インドネシア・ファーマシューティカル・インダストリーズとインドネシアにおける取引契約を締結した。
キョーリン製薬がインドネシアで製品を販売するのは初めて。同国を足掛かりに東南アジア諸国連合(ASEAN)での事業展開も視野に入れる。

三井住友銀行 ヤンゴン支店で新入行員の入行式

三井住友銀行 ヤンゴン支店で新入行員の入行式

三井住友銀行は1月26日、ミャンマー・ヤンゴン中心部のストランド通りにあるヤンゴン支店で、新入行員の入行式を行った。ヤンゴン外国語大学の新卒者4人とヤンゴン経済大学の新卒者2人の計6人が入行した。
今回入行した6人は各大学から推薦を受けた約100人の中から選ばれた。ヤンゴン外国語大学日本語学科の卒業生2人は日本本店で日本の新卒者を対象に行っている1カ月の東京研修にも参加する。

ベトナムでマツダ車人気 15年は2.2倍の2万台超に

ベトナムでマツダ車人気 15年は約2.2倍の2万台超に

タインニエン電子版によると、ベトナムにおけるマツダ車が人気で、2015年の同国での販売台数は前年比116%増の2万359台だった。コンパクトカー「マツダ2(日本名デミオ)」、中型セダン「マツダ3(日本名アクセラ)」、スポーツタイプ多目的車(SUV2)「CX-5」は売り上げ全体の約7割を占める人気車種となっている。
タインニエンは、マツダ好調の理由について、ほぼすべてのセグメントに車種を投入しているうえ、安定した価格、安全性と品質、優れた低燃費技術が強みだと分析している。

コニカ 業務の自動化でシンガポール企業と提携

コニカ  業務の自動化でシンガポール企業と提携

コニカミノルタは1月25日、シンガポールに開設したビジネス・イノベーション・センター(BIC)が外食・ホスピタリティー産業向けサービスロボットの地場プロバイダー、テクメティクス・ソリューションズと生産性・顧客サービス向上で提携したと発表した。労働者の高齢化や人材コスト高騰の解決策として、サービス業務の自動化促進に取り組む。
提携を通じて、コニカミノルタは法人顧客への売り込みを支援するほか、ロボットのオンサイト保守サービスを提供する。テクメティクス・ソリューションズはロボットの提供に加えて、デザインや開発を加速していく。

鴻池運輸 ミャンマー・ティラワSEZで新会社設立

鴻池運輸 ミャンマー・ティラワSEZで新会社設立

鴻池運輸は1月22日、ミャンマー・ヤンゴン管区ティラワ経済特区(SEZ)で、同グループ100%出資による新会社を設立すると発表した。ミャンマー事業の拡大に向け通関業含むフォワーディング(海上、航空)全般、倉庫業(保税倉庫)およびトラック運送業、エンジニアリング・プラント据付などの事業を担う。3月に設立予定。資本金は422万9000米㌦(5億円)。鴻池運輸が95%、コウノイケ・シッピングが5%出資する。