住友林業 インドの住設機器メーカーに出資
住友林業は10月7日、インドに進出したと発表した。シンガポール子会社を通じて、インド西部マハラシュトラ州に本社を置くシステムキッチン・家具メーカーのスペースウッド・ファニシャーズ(SFPL)に26.8%出資した。出資額は15億~20億円弱。
住友林業 インドの住設機器メーカーに出資
住友林業は10月7日、インドに進出したと発表した。シンガポール子会社を通じて、インド西部マハラシュトラ州に本社を置くシステムキッチン・家具メーカーのスペースウッド・ファニシャーズ(SFPL)に26.8%出資した。出資額は15億~20億円弱。
出光興産 上海に有機EL材事業の事務所開設
出光興産は10月8日、中国・上海に有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)材料事業の事務所を開設したと発表した。中国では有機ELパネルの量産装置への投資が増加しており、中でも大手パネルメーカーが集結する上海に事務所を設置して、現地の情報収集と需要家向けの事業展開を推進する。同社の有機EL事業における海外拠点は韓国、台湾に続いて3カ国目。
9月インド自動車販売5%増 3カ月連続でプラスに
インド自動車工業会(SIAM)が10月9日発表した9月の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は、前年同月比5%増の29万5012台だった。3カ月連続で前年実績を上回った。最大手のスズキ子会社マルチ・スズキなどが好調だった。
乗用車の販売は23万2167台で4%増。上位メーカーの積極的な新車投入が寄与した。マルチ・スズキは8月に投入したクロスオーバー車「エスクロス」などが好調で7%増だった。2位の現代自動車はも多目的スポーツ車(SUV)の新車効果で21%増となったのが目を引く。
日立 シンガポールで複合施設のセキュリティー受注
日立製作所は10月8日、シンガポールで住宅と商業からなる大型複合施設「ノースポイント シティ」のセキュリティーシステムや設備を70億円で現地ゼネコンから受注したと発表した。監視カメラや映像用の記憶装置などシステム設計のほか、区長や変電設備まで手掛ける。新施設は920戸の住宅とショッピングモール、鉄道の駅を備え、2018年に完成する予定。
三菱商事 比で工業団地「カビテ テクノパーク」開発
三菱商事は10月7日、フィリピン大手不動産会社アヤラランドとの合弁会社、ラグナテクノパークを通じ同国カビテ州において、敷地面積118㌶、総事業費約110億円(41億フィリピンペソ)の新規工業団地「カビテ・テクノパーク」の開発を開始したと発表した。
このプロジェクトは、同国マニラ首都圏で最大のビジネスエリアであるマカティ市から約45㌔に位置し、マニラ港やマニラ国際空港へのアクセスも良好のため、輸出加工拠点のみならず、内需向けのロジスティクス拠点としても優位な立地にある。
加えてフィリピン経済特区庁(PEZA)の認可を受けて、入居企業には所得税、関税等の税制優遇を含めた各種優遇措置が適用される予定。
合弁会社ラグナテクノパークへの出資比率は三菱商事25%、アヤラ75%。工業団地カビテテクノパークの第一期竣工は2016年7月の予定。
三菱マテ インドネシアで超硬ソリッド工具生産拡充
三菱マテリアルは10月7日、インドネシアで超硬ソリッド工具の製造能力を増強する計画を発表した。西ジャワ州ブカシ県で操業する現地法人MMCメタル・ファブリケーション(MMF)の、ジャバベカ3工業団地の第2工場を近隣のMM2100工業団地に移転、新設することで、生産能力を現行の2倍に拡大する。投資額は約37億円。
新工場ではソリッドエンドミルの製造能力を現行の2倍の年産74万本に増強するほか、新たにソリッドドリルの年産12万本規模の製造ラインを設置する。新工場は12月に着工、16年10月ごろ稼働を目指す。敷地面積は1万5000平方㍍、建屋延床面積は1万平方㍍。従業員を90人増員し、稼働時130人とする予定。
京セラ ハンファ社と特許侵害訴訟で和解
京セラは10月6日、特許侵害で係争中のハンファQセルズジャパン(東京都港区)と和解が成立したと発表した。
これは京セラが保有する太陽電池の「3本バスバー電極構造」に関する特許(特許第4953562号)を、ハンファQセルズジャパンが侵害しているとして訴えていたもので、今回この特許および、その他特許の将来的な相互利用に関する実施許諾契約を締結した。これに伴い、これらの特許に基づき提起していた特許侵害訴訟を同日付で取り下げた。
ダイキン ベトナムで空調販売 サービス拠点7倍に
ダイキン工業はベトナムで空調機器の販売サービス網を拡充する。2017年3月末までに修理などのサービス拠点を20カ所と現在の約7倍に増やす。自社の専売店も2倍強にする。
ダイキンの空調機器はベトナムでは業務用でトップ。家庭用でもトップクラスのシェアを持つ。現在、同社の技術者が常駐するアフターサービス拠点は首都ハノイやホーチミンなどに3カ所ある。
JTB カンボジアに支店設立 新たな事業領域開拓図る
JTBは10月6日、グループのアジア・パシフィック地区統括会社のJTB Pte Ltd(シンガポール)が旅行事業を展開するため、カンボジアの首都プノンペンにに支店を設立すると発表した。JTBグループとして直轄拠点を設立することにより、カンボジアにおけるインハウス事業拡大およびグローバルインバウンド並びにアウトバウンドの新たな事業領域開拓を図る。
サカタインクス ベトナムで印刷インキの生産増強
サカタインクスは、ベトナムで食品包装などに使う印刷インキの生産能力を、11月から2割増強する。投資額は約15億円。同社はベトナムの包装用インキ市場で30%以上のシェアを持つ。中間層の増加で、年10%以上のペースで需要が伸びていることに対応する。ベトナム南部にある食品包装や段ボール用のインキ工場を増強する。