王子HD 紙おむつ マレーシア工場からタイに輸出

王子HD 紙おむつ マレーシア工場からタイに輸出

王子ホールディングス(HD)は今夏中にも乳幼児向け紙おむつをマレーシアからタイに本格輸出を始める。1月に買収したマレーシア紙おむつメーカー工場から供給する。
東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドを開拓する営業担当者を1~2年以内に買収前の3倍に増やし営業を強化するタイでは現地大手スーパー向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。マレーシアのピープル・アンド・グリットの買収後、タイに本格的に紙おむつを輸出するのは初めて。2016年初めにはパンツ型の紙おむつ工場もマレーシアで稼働させる。日本経済新聞が報じた。

GSIクレオス 中国浙江省に原糸加工・販売の新会社

GSIクレオス 中国浙江省に原糸加工・販売の新会社

GSIクレオス(東京都千代田区)は8月21日、中国浙江省平湖市にレッグ製品用原糸加工・販売の新会社を設立したと発表した。同社の現地法人、GSI北京社が手掛けてきた事業から分離、独立させ同事業に特化する新会社「平湖科立思紡織有限公司」を設立した。新会社は9月中旬にも営業を開始する。

富士フィルム インドネシアで製品直販を拡大

富士フィルム   インドネシアで製品直販を拡大

富士フィルムは8月20日、インドネシアでこれまで代理店経由で展開していた大半の製品群を直販に切り替え、販売体制を強化すると発表した。
これにより、現在デジタルカメラの販売を行っている現地法人フジフィルムインドネシアが、デジタルX線画像診断システム、X線フィルムなどのメディカル製品や、写真印画紙、インスタントカメラ、フィルムなどイメージング製品、グラフィック製品を直販する。同社はインドネシアで早期に100億円の売上高達成を目指している。

IHI インド貨物専用鉄道の橋梁工事を共同受注

IHI インド貨物専用鉄道の橋梁工事を共同受注

IHIはインドの建設会社ラーセン・アンド・トゥブロと共同で貨物専用鉄道公社から橋梁工事を受注した。デリーとムンバイを結ぶ貨物鉄道の橋梁工事17件で、受注金額は合計で約210億円。IHIがインドで橋梁工事を手掛けるのは初めて。今年度の橋梁の海外受注案件としては最大。約1500㌔㍍の高速貨物専用鉄道の工区のうち、合計555㌔になる3区間が対象。60~1400㍍規模の鋼橋を12カ所で建設するほか、7~21㍍規模のコンクリート橋も5カ所で建設する。今年9月に着工し、2019年9月に完成する予定。

ダイハツ マレーシア新工場で新型エンジン生産

ダイハツ マレーシア新工場で新型エンジン生産

ダイハツ工業は8月20日、マレーシアで建設予定の新工場で新型エンジンを生産すると発表した。燃費性能を従来に比べて15%程度向上させ、現地合弁企業が生産する新型車に搭載する。
ダイハツはインドネシアで展開する「セニア」の新型車にも同エンジンの搭載を始めており、新興国向けの戦略エンジンを武器に、東南アジアの競争力を高める。マレーシア新工場は2016年央に稼働する予定。年14万基の新型エンジンを生産する。インドネシアで今夏に稼働した新エンジンラインは、すでに年20万基で生産を始めている。

キリンHD ミャンマーのビール最大手MBLを買収

キリンHD ミャンマーのビール最大手MBLを買収

キリンホールディングス(HD)は8月19日、ミャンマーのビールメーカー最大手のミャンマーブルワリー(MBL、ヤンゴン市)を買収すると発表した。同社の発行済み株式総数の55%を保有するフレイザー・アンド・ニーヴ(シンガポール)から株式を取得し、子会社化した。株式の取得金額は約697億円。
キリンHDは2009年に豪ライオンネイサン、11年にブラジルのスキンカリオールを買収するなど、海外でのビール事業に力を入れている。

三井物産 インドで高速貨物鉄道工事受注3社連合で

三井物産 インドで高速貨物鉄道工事受注 3社連合で

三井物産は8月19日、インドのタタグループなどと共同で、インド鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社から高速貨物専用鉄道向け土木・軌道工事を受注したと発表した。同国西部のマハラシュトラ州ヴァイタラナからグジャラート州ヴァドダラまでの約320㌔㍍の区間で、受注額は約760億円。2015年9月に着工し、19年中に完工する予定。
三井物産のほか、鉄道省傘下の建設会社イルコン・インターナショナル、現地建設会社のタタ・プロジェクツの3社による企業連合が受注した。今回の案件はデリーとムンバイを結ぶ貨物専用鉄道プロジェクトの一部で、日本政府が円借款を供与している。

三菱自動車 戦略車「トライトン」インドネシア投入

三菱自動車 戦略車「トライトン」インドネシア投入

三菱自動車は8月19日、ピックアップトラックの戦略新型車「トライトン」を20日にインドネシアで発売すると発表した。エンジン排気量は2500ccで、価格は2億8900万ルピア(約260万円)~4億300万ルピア。年内に7000台の販売を目指しており、すでに2倍以上の予約を得ているという。
同社は2014年11月、トライトンを9年ぶりにフルモデルチェンジしタイで発売。戦略車として150カ国・地域に輸出する計画だ。

アイシンAW 天津AT工場 8/20から操業再開へ

アイシンAW  天津AT工場 8/20から操業再開へ

アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)は8月18日、中国・天津市で起こった巨大爆発事故の影響で17~19の3日間停止している同市内の自動変速機(AT)工場を、20日に操業を開始する予定であることを明らかにした。これにより、トヨタ自動車向けは未定だが、少なくとも欧州メーカーなど向けの生産は再開する見通しだ。日刊工業新聞が報じた。

サンワテクノス フィリピンに進出 販売会社新設

サンワテクノス   フィリピンに進出 販売会社新設

サンワテクノスは10月フィリピンに進出する。販売会社を新設し、現地に進出する。事務機器メーカーなどに電子部品を販売するとともに、近畿に倉庫を設け、部品を即日納入できる体制を整える。
今回の販社新設で顧客がいる東南アジア6カ国すべてに営業拠点出そろう。現地でのサポート体制を充実させ、新規開拓も開始し海外事業の拡大を目指す。2017年度にフィリピンで約10億円の売り上げを目指す。