三洋化成 タイPTTGCとポリオール事業を検討

三洋化成 タイPTTGCとポリオール事業を検討

三洋化成(京都市東山区)は8月17日、PTT Global Chemical Public Campany Ltd(PTTGC)および豊田通商と共同で、タイのポリオールの製造・販売の合弁事業を検討するために3社共同で基本設計を進める覚書を締結したと発表した。
ポリオール製造事業はタイのラヨン郡にあるHemaraj Indstrial Estate内を候補地として、2019年に製造能力13万㌧の設備稼働開始を目標にF/Sを進めていく。主な原料となるプロピレンオキサイドは同工業団地内でPTTGCが同時並行で基本設計およびF/Sを進めている事業会社から供給を受ける予定。
3社による合弁事業の最終判断は2016年後半を予定している。

亀田製菓 ベトナムで揚げせんべい 新工場稼働

亀田製菓 ベトナムで揚げせんべい 新工場稼働へ

亀田製菓は10月をめどに、ベトナムの合弁会社で新工場を稼働する。現地向け揚げせんべいの販売が好調なため増産を急ぐ。稼働により、現地の売上高は2倍の約30億円に増える見通し。新工場を建設しているのはベトナムの合弁会社「ティエン・ハ・カメダ」。2013年6月に亀田製菓30%、現地菓子メーカーなど70%で立ちあげた。新工場を足掛かりにベトナム全土で売り込む。

キーコーヒー インドネシアで家庭用参入

キーコーヒー  インドネシアで家庭用参入

キーコーヒー(東京都港区)はインドネシアで家庭用市場に参入する。同国で高品質で安価なコーヒーを楽しむ需要が高まっていることに対応する。カップに乗せて1杯ずつ抽出するタイプの商品を、今秋にもジャカルタなどのスーパーを中心に販売する。
現地子会社トアルコジャヤ社(ジャカルタ)がこのほど、産地である北トラジャヤ県の自社農場内に新工場を設けた。増産に備えコーヒー豆の精選設備や焙煎(ばいせん)機も年内に追加設置する。総投資額は約3億円。
今秋発売する一杯抽出タイプの商品は1袋7㌘のレギュラーコーヒーが10袋入りで、日本円で1袋40~50円程度と買いやすくする。現地の飲食店のコーヒーは1杯50~数百円。

三井物産 インドで医薬品事業 卸大手に出資

三井物産 インドで医薬品事業 卸大手に出資

三井物産はインドの医薬品市場に参入する。インドの病院チェーン最大手のアポログループから同国での医薬品卸大手のキーメッドの株式20%を取得する。出資額は2500万㌦(約31億円)とみられる。人口増を背景に医薬品需要が拡大するインド市場開拓を進めるキーメッドは2万品目以上の医薬品を扱う。三井物産が日本をはじめとした先進国の医薬品機器をインドに供給し、キーメッドが医療機関や薬局に販売する。日本経済新聞が報じた。

三井不動産 タイ・バンコクで分譲マンション5棟

三井不動産 タイ・バンコクで分譲マンション5棟

三井不動産は8月12日、タイの不動産大手アナンダ・デベロップメントとバンコクで大規模分譲マンション5棟(計4200戸)を新たに建設すると発表した。5棟は2017~18年に完成する予定で、うち2棟の販売を同日開始した。アナンダとはこれまでバンコクで4棟の分譲マンションを開発・販売しており、いずれも好調という。バンコクの中間所得層の人口拡大に伴う高まる住宅需要を見込む。

ダイキアクシス インドネシア新工場稼働 能力5倍に

ダイキアクシス インドネシア新工場稼働 能力5倍に

浄化槽大手のダイキアクシスはインドネシアに健セTしていた新工場が稼働したと発表した。浄化槽や産業排水処理設備を生産する。受注が順調に伸び、生産能力が不足してきたことに対応するもの。新工場の稼働に伴い、生産能力は年200~250基と従来の5倍に増やした
マンション用の大型浄化槽中心に製造・販売する。日系企業だけでなく、現地企業にも浄化槽を売り込む。投資額は約6億円。敷地面積は7200平方㍍、延べ床面積は4220平方㍍。

ダイハツ インドネシアで「セニア」新型車 燃費向上

ダイハツ インドネシアで「セニア」新型車 燃費向上

ダイハツ工業はインドネシアで8月20日に同国専用の多目的乗用車「セニア」の新型車を発売すると発表した。セニアは2004年にトヨタ自動車と共同開発したダイハツの基幹車種の一つ。新型車では低燃費の新型エンジンを搭載し、燃費性能を従来に比べ16%向上させた。モデルチェンジは11年以来4年ぶり。セニアはインドネシアで人気が高い3列シート車。車両価格は日本円で約151万~約187万円。月5000台の販売を目指す。

出光興産・住友商事 ベトナムで資源開発鉱区取得

出光興産・住友商事 ベトナムで資源開発鉱区取得

出光興産と住友商事は8月12日、ベトナム南西沖にある原油や天然ガスの開発鉱区を取得したと発表した。水深50~60㍍にある2つの鉱区について、国営石油会社ペトロベトナムから出光が75%、住友商事が25%の権益を取得する。
今回の2鉱区では原油や天然ガスの豊富な堆積が期待されており、8月から3年かけて埋蔵量などを確認する計画。探鉱にかかる費用の50%を石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が支援する。

TAM 5割シェア維持へ主力「アバンザ」を刷新

TAM 5割シェア維持へ主力「アバンザ」を刷新

トヨタ自動車のインドネシア現地販売会社、トヨタ・アストラ・モーター(TAM)は8月12日、主力車種の小型多目的車(MPV)「アバンザ」と「アバンザ」の高グレード車種「アバンザ・ヴェロッツ」の新型モデルを発売した。より洗練されたスポーティーなデザインを打ち出し、同カテゴリーでの約5割の市場シェアを維持する狙いだ。
販売価格は排気量1300ccのマニュアル車が1億8600万ルピア(約163万円)、オートマティック(AT)車が1億9180万ルピアなど。ヴェロッツは1300ccのマニュアル車が2億2690万ルピア、1500ccのAT車が2億6900万ルピアなど。新型モデルは既存車種より1000~1400万ルピア高となった。
アバンザの月間販売台数は、今年に入って平均1万2000台で、昨年の同1万3500台から落ち込んでいる。ただ、同カテゴリーの市場シェアは7月時点で47%と、2014年6月時点の41%から拡大している。
アバンザは2004年のインドネシア市場投入以来、13年3月までに100万台を販売、ヴェロッツを含めたアバンザの合計販売第数は13年に130万台を超えている。また、アバンザはインドネシアから世界30カ国・地域に出荷されており、同国の自動車輸出台数の約2割を占めている。NNAが報じた。

ジョブテシオ、シンガポールに現地法人設立

ジョブテシオ、シンガポールに現地法人設立

グローバル新卒採用実績日本トップのジョブテシオ(東京都新宿区)はこのほど、シンガポールに現地法人「ジョブテシオ シンガポール」を7月10日に設立したことを明らかにした。同社の海外現地法人は中国、インドに続き3社目となる。シンガポール単体ではなく、インド、中国、ASEANのアセットを活かして、海外マーケットにおける継続性を伴った競争優位性を発揮していくとしている。