TAM 5割シェア維持へ主力「アバンザ」を刷新
トヨタ自動車のインドネシア現地販売会社、トヨタ・アストラ・モーター(TAM)は8月12日、主力車種の小型多目的車(MPV)「アバンザ」と「アバンザ」の高グレード車種「アバンザ・ヴェロッツ」の新型モデルを発売した。より洗練されたスポーティーなデザインを打ち出し、同カテゴリーでの約5割の市場シェアを維持する狙いだ。
販売価格は排気量1300ccのマニュアル車が1億8600万ルピア(約163万円)、オートマティック(AT)車が1億9180万ルピアなど。ヴェロッツは1300ccのマニュアル車が2億2690万ルピア、1500ccのAT車が2億6900万ルピアなど。新型モデルは既存車種より1000~1400万ルピア高となった。
アバンザの月間販売台数は、今年に入って平均1万2000台で、昨年の同1万3500台から落ち込んでいる。ただ、同カテゴリーの市場シェアは7月時点で47%と、2014年6月時点の41%から拡大している。
アバンザは2004年のインドネシア市場投入以来、13年3月までに100万台を販売、ヴェロッツを含めたアバンザの合計販売第数は13年に130万台を超えている。また、アバンザはインドネシアから世界30カ国・地域に出荷されており、同国の自動車輸出台数の約2割を占めている。NNAが報じた。