パスコ 空間情報事業を拡大 ベトナムに現法設立

パスコ 空間情報事業を拡大 ベトナムに現法設立

グループ全体で、国際市場で空間情報事業を展開するパスコ(東京都目黒区)は8月3日、経済成長著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)市場での展開に注力するため、6月に首都ハノイに現地法人を設立、7月9日に開所式を行い、事業活動を開始したことを発表した。
ベトナムに設立した新会社は「PASCO GEO-SPATIAL VINYL VIETNAM CO.,LTD.」。資本金97億ベトナムドン。空間情報に関わる各種アプリケーションの開発・提供、コンサルティングサービス、衛星画像の分析とアプリケーションの提供などを主業務とする。
パスコグループは現在、ASEAN域内でフィリピン、タイ、インドネシア、ラオスの4カ所に事業拠点を設置しており、これに今回のベトナムが加わる。

ミャンマー国有鉄道から鉄道保安機材を受注 丸紅

ミャンマー国有鉄道から鉄道保安機材を受注  丸紅

丸紅は8月3日、ミャンマー国有鉄道から鉄道保安機材を受注したと発表した。路線切り替え用に使われる転轍(てんてつ)機81台をヤンゴン中央駅とパズンダン駅に敷設し、2016年7月に納入完了する予定。これは丸紅を主契約者とし、三井物産、三井物産プラントシステムを含めた3社連合でじゅちゅした。受注額は非公表。

デンカ 中国・大連の電車部材工場が開業

デンカ 中国・大連の電車部材工場が開業

電気化学工業(東京都中央区、デンカ)は8月3日、遼寧省大連市に設立した製造子会社の電化電子材料(大連)を開業したと発表した。電車車両のパワーモジュールに使用する放熱プレート「アルシンク」を海外で初めて生産する。
アルシンクはデンカが開発したアルミニウムと炭化ケイ素の複合材料で、低膨張、高熱伝導、高強度・軽量などの特徴を兼ね備えている。
電化電子材料(大連)は大連経済技術開発区に設置し、延べ床面積約5000平方㍍、資本金10億円、デンカが全額出資。10月ごろから本格的に出荷を開始し、2017年度に売上高40億円を見込む。

ハナマルキ「液体塩こうじ」拡販へタイに現地法人

ハナマルキ「液体塩こうじ」拡販へタイに現地法人

ハナマルキは8月3日、国内外での「液体塩こうじ」拡販に向け、タイに現地法人「Hanamaruki Thailand Co.,Ltd.」を設立すると発表した。液体塩こうじは、米こうじと塩を発酵・熟成させた塩こうじをを搾った液体タイプの調味料。独自の非加熱製法による酵素の強さが特徴で、肉・魚などの漬け込みはじめ煮物や卵料理にも活用できる。
製品は家庭用と業務用があり、業務用は2014年6月~2015年5月の年間売り上げは前年度比1.6倍となっている。ハナマルキ・タイで5年後に年間売上5億円を見込む。

ニコン シンガポールに映像事業のGマーケ部門新設

ニコン シンガポールに映像事業のGマーケ部門新設

ニコン(東京都港区)は8月1日付で、シンガポールに映像事業の「グローバルマーケティング戦略部」を新設した。新設部門は映像事業におけるグローバルのマーケティング戦略、およびマーケティングコミュニケーション関連業務をけん引する役割を担う。ニコンが日本国外に初めて設置したグローバルマーケティング部門。本社の映像事業部内で分散していた業務をシンガポールへ移管・集約した。個の新設部門はメディアプランニング、市場調査、マテリアル制作などの業務を統括する。

三菱自動車「パジェロスポーツ」をタイで世界初公開

三菱自動車「パジェロスポーツ」をタイで世界初公開

三菱自動車は8月1日、ミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産しているミッドサイズSUVの新型「パジェロスポーツ」をタイで世界初公開した。
この新しいパジェロスポーツは、今秋からタイで販売開始し、その後、オーストラリア、ASEAN、中東、アフリカ中南米、ロシアなどに順次、展開を拡大し、約90カ国で販売する計画。
パジェロスポーツは「チャレンジャー」の車名で、かつて日本市場で販売していたミッドサイズSUV。

紙おむつ製造販売 大王製紙と三菱商事が合弁

紙おむつ製造販売  大王製紙と三菱商事が合弁

大王製紙と三菱商事は8月3日、インドネシアの大王製紙グループの100%子会社、「エリエール インターナショナル トレーディング インドネシア」(EITI)と、「エリエール インターナショナル マニュファクチャリング インドネシア」(EIMI)を両社の合弁会社とすることで合意し、株主間契約を締結したと発表した。三菱商事は発行済み株式の一部の譲渡を受けるほか、11月に実施される第三者割当増資を引き受ける。これにより出資比率が大王製紙60%、三菱商事40%の合弁会社となる。

日韓の共同LNGプラント ジョコ大統領出席し開所式

日韓の共同LNGプラント ジョコ大統領出席し開所式

インドネシア・スラウェシ島中部で三菱商事や韓国ガス公社などが進めてきたドンギ・スノロ液化天然ガス(LNG)プラントが完成し8月2日、ジョコ・ウィドド大統領らが出席して開所式があった。
事業規模は約3000億円。一帯で産出したガスから年間200万㌧のLNGを生産し、主に日本の中部電力、九州電力、韓国ガス公社に輸出する。日本、韓国両国の企業が共同でプラント開発に乗り出した初めてのケース。

インドでホンダ系自動車部品各社が生産増強

インドでホンダ系自動車部品各社が生産増強

インドでホンダ系部品メーカーが相次ぎ生産能力を増強する。プレス部品製造のエイチワンはこのほど、第2工場を新設した。足回り部品メーカーのエフテックは現地企業へ技術供与し、2016年からサスペンションを委託生産する。
ホンダはインドでの販売が好調なことに加え、今後はアフリカなどへの輸出拠点としても期待できるため、各社は生産体制を整える。ホンダのインドにおける販売台数は14年度に約19万台となり、前年度比4割増と好調だった。日本経済新聞が報じた。

東南アへの投資は計画通り 三菱自動車社長

東南アへの投資は計画通り 三菱自動車社長

三菱自動車の相川哲郎社長は8月1日、タイの首都バンコクで記者会見し、東南アジア向け投資について「計画通り進める」と明言した。東南アジアの自動車販売は低迷しており、自動車生産主要国の業界は軒並み販売目標を引き下げているが、「必ず回復するとみている」と述べ、インドネシア工場の建設などを進める考えを示した。三菱自動車は東南アジアの中心であるタイで、2015年に前年比微増の6万台の販売を目指している。