デンカ 中国・大連の電車部材工場が開業
電気化学工業(東京都中央区、デンカ)は8月3日、遼寧省大連市に設立した製造子会社の電化電子材料(大連)を開業したと発表した。電車車両のパワーモジュールに使用する放熱プレート「アルシンク」を海外で初めて生産する。
アルシンクはデンカが開発したアルミニウムと炭化ケイ素の複合材料で、低膨張、高熱伝導、高強度・軽量などの特徴を兼ね備えている。
電化電子材料(大連)は大連経済技術開発区に設置し、延べ床面積約5000平方㍍、資本金10億円、デンカが全額出資。10月ごろから本格的に出荷を開始し、2017年度に売上高40億円を見込む。