兼松 インドネシア・バンテン州で食品工場稼働へ
兼松はインドネシアで、現地大手チモリーグループとの合弁食品加工工場を今夏にも本格稼働する。総菜など約100品目を生産し、年内をめどに人員を現在の3割増の80人程度に増やす。日本式の安全加工や、イスラム教の戒律に沿った「ハラル」に対応し、将来的には東南アジアの他地域にも進出する。合弁工場はジャワ島バンテン州に位置し、兼松が60%、チモリーグループが40%を出資している。
兼松 インドネシア・バンテン州で食品工場稼働へ
兼松はインドネシアで、現地大手チモリーグループとの合弁食品加工工場を今夏にも本格稼働する。総菜など約100品目を生産し、年内をめどに人員を現在の3割増の80人程度に増やす。日本式の安全加工や、イスラム教の戒律に沿った「ハラル」に対応し、将来的には東南アジアの他地域にも進出する。合弁工場はジャワ島バンテン州に位置し、兼松が60%、チモリーグループが40%を出資している。
東南ア主要国5月新車販売25カ月連続前年割れ
東南アジア主要6カ国の5月の新車販売台数は前年同月比9%減の23万5813台だった。この結果、25カ月連続の前年割れとなった。インドネシアやタイ、マレーシアの上位3カ国が、前月と同様に軒並み低調に終わった。
域内最大のインドネシアは18%減の7万9236台だった。9カ月連続減で、8万台を下回ったのは5カ月ぶり。タイも18%減の5万6942台と25カ月連続で前年水準を割り込んだ。マレーシアは8%減の5万1254台で2カ月連続のマイナス。フィリピンは14%増の2万5883台で、2年9カ月連続の増加。5位のベトナム48%増、シンガポールは114%増。日本経済新聞が報じた。
日通がマレーシア社と提携 ハラル機内食輸送で
日本通運はイスラム教の戒律に沿った「ハラル」対応の機内食の輸送で、マレーシアの食品メーカー、ブラヒムズ・ホールディングスと提携した。第1弾として、全日本空輸(ANA)が7月から提供する機内食を輸送し始めた。日通は2014年、日系物流企業で初めて「ハラル認証」を取得しており、関連事業を強化する。
IHI 中国・瀋陽市で遠大と合弁で農機製造販売
IHIは7月1日、中国で農機を製造販売する合弁会社を設立すると発表した。7月下旬に現地の建築資材メーカー、遠大企業集団(遼寧省瀋陽市)と設立する。資本金は1億5000万元(約30億円)で、IHIが49%、遠大が51%出資する。IHIの農機事業を手掛ける子会社、IHIスター(北海道千歳市)、IHIシバウラ(長野県松本市)が8月から、遠大企業集団子会社の工場で農業用トラクター、収穫機などの製造を始める。
積水化学 タイの配管材原料の樹脂2工場が本格稼働
積水化学工業は6月30日、タイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内で建設を進めていた塩素化塩化ビニル(CPVC)樹脂工場およびCPVCコンパウンド工場の両工場が竣工し6月から本格稼働したと発表した。建築需要が拡大するインドや中東に、主に耐熱配管材の原料としての拡販を図る。
アデランス 7月下旬からラオス新工場稼働
アデランスは7月下旬から、ラオス南部のサワンナケートで自社工場を稼働する。当初は2014年9月に稼働を予定していたが、同国行政との調整などで稼働時期が延びていた。
同社はすでにサワンナケートの賃貸工場で日本向けオーダーメード製品を生産しており、8月をめどに新工場を合わせたオーダーメード・ウィッグの生産能力を、現状比2.5倍の月2000枚に引き上げる。17年に自社工場を増産する計画で、同年から日本を北米向けオーダーメード製品を月7000枚、レディメイド製品を2万枚生産する予定だ。日刊工業新聞が報じた。
レンゴー ベトナム軟包装メーカーに資本参加
レンゴー(大阪市北区)は6月30日、同社のタイにおける合弁会社、TCフレキシブル・パッケージ社(TCFP社)が、ベトナムの軟包装メーカー、ティン・タイン・パッキング社(BATICO社)に出資し、株式の80%を取得したと発表した。
BATICO社はホーチミン市中心部から西へ約30㌔㍍に位置するロンアン省ドゥックホアハのプラスチック工業団地内に本社工場があり、年間約2億3000万平方㍍の生産能力で、ベトナムの軟包装市場で有力な地位を占めている。
三菱電機の空調子会社 タイに工場・物流倉庫
三菱電機は6月30日、タイで空調機器を製造する子会社が、同国に工場と物流倉庫を新設すると発表した。7月から倉庫の運用を始めるほか、2016年遺構に新工場を稼働する予定。総投資額は約180億円(土地・建物約100億円、製造設備約80億円)。
18年度に空調の生産能力を14年度比1.4倍の700万台に増強し、世界の空調需要に対応する。新設するのは「三菱電機コンシューマー・プロダクツ(タイ)」(MCP、チョンブリ県)。チョンブリ県の工業団地に土地を取得し、2階建ての建屋を建設した。敷地面積は24万4067平方㍍で、延べ床面積は10万5600平方㍍。
新日鉄住金系 システム開発のインドネシア企業買収
新日鉄住金ソリューションズは、インドネシアのシステム開発会社、サクラシステムソリューションズ(ジャカルタ市)を買収する。ソフト開発の技術者を増やし、現地の日系製造業から生産管理システムの構築・運用を請け負う事業を拡大する。買収額は非公表。
京セラ 中国江西省に切削工具新工場 超硬チップ生産
京セラは6月30日、中国・江西省に切削工具の新工場を建設すると発表した。同社の中国の機械工具工場は4カ所目。投資額は20億~30億円とみられる。車部品加工用の切削工具の需要増に対応する。切削工具の超硬チップを生産する。現地のタングステン製錬会社と合弁で運営し、稼働は2016年1月を予定。