スタンレー電気 中国・天津市で新会社設立
スタンレー電気(東京都目黒区)は6月24日、中国・天津市に主に自動車照明器具の設計・開発を行う新会社を設立することを決めたと発表した。新会社は「天津スタンレー電気科技有限公司」、資本金は3400万米㌦(約40億円)、スタンレー電気が100%出資する。8月に設立する予定。売上高は15年度約23億円、16年度27億円をそれぞれ見込む。
インテック インドネシアBIG社と業務提携
インテック インドネシアBIG社と業務提携
ITホールディングスグループのインテック(富山市)は6月25日、インドネシアのシステムインテグレーター、PT.Bisnis Integrasi Global(ビスニス インテグラシ グローバル、本社・ジャカルタ特別州、BIG社)と、SI(システムインテグレーター)サービス事業で業務提携すると発表した。両社はインドネシアで、共同で日系企業および現地企業にSIサービスを開始する。
BIG社は大手医薬品卸ドスニロハ(本社・ジャカルタ特別州)のIT部門が分社化され、2013年に設立された企業。インテックはBIG社に駐在員を配置し、20年までに売上高10億円達成を目指し、現地で営業活動する。
15年インドネシア二輪車輸出倍増へ ヤマハ5倍増
15年インドネシア二輪車輸出倍増へ ヤマハ5倍増
インドネシア二輪車工業会のグナディ・シンドゥウィナタ会長は「欧州、日本、豪州などでの中小型車への需要が高まっており、輸出が増えることが期待される。2015年の輸出台数は14年比倍増を見込んでいる。ヤマハ・インドネシアの14年の輸出は1万9820台だったが、15年は5倍増の10万台を計画している。5月までの輸出台数はすでに4万5694台に達している。インドのTVSモーターの1~5月期の販売台数は6826台だったが、そのうち輸出は5350台だった」と説明している。ビスニス・インドネシアが報じた。
JR東日本、住友商事 ミャンマーに鉄道技術指導
JR東日本、住友商事 ミャンマーに鉄道技術指導
東日本旅客鉄道(JR東日本)と住友商事などはミャンマーの国営鉄道向けに、保線技術の指導を本格化する。レールのゆがみを補正して強度を高めることで、事故防止や運行速度を向上するほか、橋梁の保守も指導する。2016年3月までに国営鉄道社員など新たに約200人に技術指導する。
これは、国際協力機構(JICA)が主導する事業で、JR東日本グループで鉄道設備エンジニアリングを手掛ける日本コンサルタンツ(東京都千代田区)と、建設コンサルティングのオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が技術者や人員を派遣して技術を移転する。対象鉄道地域は、最大都市ヤンゴン近郊の鉄道路線。レールを強度が高いものに取り換えるほか、レールのゆがみを計測したり、路線への砂利の敷き詰め方を指導をする。技術供与を通して、鉄道車両や資材供給の受注につなげる。日本経済新聞が報じた。
三菱電機 ミャンマーAGT社と変圧器で技術提携
三菱電機 ミャンマーAGT社と変圧器で技術提携
三菱電機は6月25日、ミャンマーで変圧器製造販売会社、アジア・ゼネラル・トランスフォーマー社(AGT社)と、100MVA230/66KV電力用変圧器の設計・製造支援に関する技術提携契約を締結したと発表した。
ミャンマーでは増加する電力需要に対し、これまで電力供給を支えてきた送配電設備や変電設備の老朽化対策・増強が不可欠とされている。三菱電機はミャンマー国内における湯力南辺電機製造販売会社のAGT社に対し、設計・製造に関する技術指導を行うことで、変圧器メーカーとしての地位をさらに強固なものするのが狙い。
シンフォニアテクノロジー ベトナムに新工場
シンフォニアテクノロジー ベトナムに新工場
シンフォニアテクノロジーはベトナムに電磁マイクロクラッチの新工場を建設する。投資額は約4億円。2016年4月に稼働する予定。初年度は月産50万台。17年度に同100万台に引き上げる。子会社のシンフォニアマイクロテック(兵庫県明石市)が同部品を手掛けている。
電磁マイクロクラッチは主に複写機やプリンターの給紙機構の動向に使われる。新工場はハノイ市から南へ約42㌔㍍の距離に位置するドンヴァンⅡ工業団地(ハナム省)に立地し、敷地面積は約1万4200平方㍍。
三栄ハイテックスがベトナムに現地法人設立
三栄ハイテックスがベトナムに現地法人設立
三栄ハイテックス(イノテックグループ、本社・静岡県浜松市)は6月24日、ベトナムのダナン市にオフショア開発拠点としてロジックソフトウェア検証やFPGA開発を目的とした100%出資の現地法人を設立すると発表した。
新会社は「SANEI HYTECHS VIETNAM co.,ltd.」(三栄ベトナム)。稼働開始は7月上旬の予定。
リコー 熱転写リボン事業でインドネシアに子会社
リコー 熱転写リボン事業でインドネシアに子会社
リコーは6月24日、インドネシアにタグやバーコードラベルなどの印刷に使う熱転写リボンの加工・販売を行う子会社を設立すると発表した。7月1日から事業を開始する。2018年度までにインドネシアでの事業規模を14年3月期比3倍に引き上げる計画だ。
新会社「リコーサーマルメディア イーストアジアパシフィック」を西ジャワ州ブカシ県に設立する。資本金は150億ルピア(約1億4000万円)。インドネシアでは経済成長に伴い消費が拡大しており、熱転写リボンの需要増が見込まれる。現地で加工まで手掛けることで、印刷会社やプリンターメーカーなどの顧客のすそ野を広げて事業拡大を図る。
パナソニック インドネシアの蛍光灯生産から撤退
パナソニック インドネシアの蛍光灯生産から撤退
パナソニックは6月中をめどに、インドネシアでの蛍光灯生産から撤退する。現地工場の約700人の従業員を解雇し、中国工場に生産を移す見通しだ。同社は2016年3月期に照明機器やエアコンなど収益性の低い6事業を重点的に改革するとしており、今回の措置もこの一環。
三井住友建設 ベトナム南北高速道路の斜長橋を受注
三井住友建設 ベトナム南北高速道路の斜長橋を受注
三井住友建設は6月24日、ベトナム政府が進める南北高速道路計画で、ホーチミン市郊外に予定される大規模な長大斜長橋の建設を受注したと発表した。発注者はベトナム高速道路公社。日本政府開発援助(ODA)が活用され、同国の建設会社との共同事業体(JV)で事業に取り組む。受注総額は約201億円。工期は42カ月。