JR東日本、住友商事 ミャンマーに鉄道技術指導
東日本旅客鉄道(JR東日本)と住友商事などはミャンマーの国営鉄道向けに、保線技術の指導を本格化する。レールのゆがみを補正して強度を高めることで、事故防止や運行速度を向上するほか、橋梁の保守も指導する。2016年3月までに国営鉄道社員など新たに約200人に技術指導する。
これは、国際協力機構(JICA)が主導する事業で、JR東日本グループで鉄道設備エンジニアリングを手掛ける日本コンサルタンツ(東京都千代田区)と、建設コンサルティングのオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が技術者や人員を派遣して技術を移転する。対象鉄道地域は、最大都市ヤンゴン近郊の鉄道路線。レールを強度が高いものに取り換えるほか、レールのゆがみを計測したり、路線への砂利の敷き詰め方を指導をする。技術供与を通して、鉄道車両や資材供給の受注につなげる。日本経済新聞が報じた。