NEC 台湾・鴻海精密工業とDCで協業
NECは、電子機器製造受託サービス(EMS)事業者である台湾の鴻海精密工業グループとデータセンター(DC)事業で協業する。ネットワークを仮想化して自在に制御する概念「ソフトウエア・デファインド・ネットワーク(SDN)」を実現するNEC製品を鴻海のDC向けに納入し、クラウドサービス基盤を構築する。鴻海が採用したのはSDN対応製品「ユニバージュPFシリーズ」と運用管理ソフト「ウェブサム」。日刊工業新聞が報じた。
NEC 台湾・鴻海精密工業とDCで協業
NECは、電子機器製造受託サービス(EMS)事業者である台湾の鴻海精密工業グループとデータセンター(DC)事業で協業する。ネットワークを仮想化して自在に制御する概念「ソフトウエア・デファインド・ネットワーク(SDN)」を実現するNEC製品を鴻海のDC向けに納入し、クラウドサービス基盤を構築する。鴻海が採用したのはSDN対応製品「ユニバージュPFシリーズ」と運用管理ソフト「ウェブサム」。日刊工業新聞が報じた。
クボタ ミャンマーで水処理施設を受注
クボタはミャンマーの工業団地で産業廃棄物の最終処分場の水処理施設の建設を受注した。埋め立てた産業廃棄物が溶けた雨水を集めて処理する。施設は10月稼働の予定。埋め立て処分場に降った雨水は、有機物や金属など多様な物質を高濃度に含むため、処理が難しい。
ヤンゴンの市街地から南東約20㌔㍍の位置に開業するティラワ工業団地の産業廃棄物の処分場につくる。同工業団地はクボタがすでに上下水道の処理設備の建設を受注している。この結果、クボタグループ全体で工場排水関連事業で、5年で130億円の受注を目指している。日本経済新聞が報じた。
エーザイ インドから後発医薬品成分を輸入
エーザイはインドの子会社から後発医薬品の有効成分(原薬)を輸入する事業を始める。後発薬の活用促進は国の医療費抑制策の一環として市場が拡大しているが、海外勢も含めて競争が激しい。品質の高い原薬を安定して製造・供給できるようにして需要を取り込む。
ADMが37年で累計生産400万台達成
ダイハツ工業のインドネシア法人、アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は5月7日、累計の生産台数が400万台を達成した祝賀式典を執り行った。式典に出席したダイハツの伊奈功一社長は「2013年に300万台を達成してから2年で到達できたことは快挙、ひとえに地元顧客や事業パートナーの支援があったからだ」と謝辞を述べた。
ADMは1978年に生産を開始。400万台のうち208万台をダイハツブランドとして、192万台をトヨタ自動車のOEM(相手先ブランドによる生産)で出荷している。現在の国内調達率は86%で、一次サプライヤー261社、二次サプライヤー1105社から部品を調達している。
1~3月の販売台数は前年同月比14%減の28万2342台。ダイハツの市場シェアは16%で、前年までと同様、トヨタの30%に次ぐ2位を占めている。NNAが報じた。
ニプロ ベトナムで後発医薬品を生産開始
ニプロは5月7日、ベトナムで後発薬などの医薬品の商業生産を開始したと発表した。ベトナム当局よりこのほど製造販売の許可を取得した。ハイフォン市の工業団地に建設された新工場で、まず注射薬の後発薬を製造し、日本で販売する計画だ。今後低コストを武器に、東南アジア向けの医薬品生産や、他の製薬会社からの製造受託も進める考え。同社では、同工場をアジアの基幹拠点として活用することも検討している。
新日本空調 年内にカンボジア支店開設
新日本空調は5月7日、2015年中にカンボジアに支店を開設すると発表した。日系製造業の進出が増えるとみられる同国で、空調設備を中心に建築設備全般の設計、施工、保全などのエンジニアリングを手掛けることを狙う。現地エンジニアの育成や資・機材調達、流通システムを整え、営業体制を確立する。20年度に年間30億円の売り上げを目指す。
カンボジア支店は同社にとって3カ国目の海外拠点で、13年に進出したミャンマーと同様に、シンガポール法人の支店して設立する。
古河電工 インドで光ファイバーの生産倍増
古河電気工業は5月7日、インドで光ファイバーの生産能力を現在の2倍に増強する計画を明らかにした。12月までに数億円を投じ、ゴア州の工場で生産ラインを増設する。同社は通信インフラの整備が進むインドでは、光ファイバー需要が2018年まで年率10%超のペースで成長するとみている。なお、同社は世界の光ファイバーの約10%のシェアを占めているという。
花王 上海工場竣工 界面活性剤など生産増強
花王は5月7日、中国・上海市金山区で建設を進めていた花王(上海)化工有限公司の化学品工場の竣工式を執り行ったと発表した。同工場の敷地面積は約8万3000平方㍍。新工場の初期投資額は約50億円。同工場ではシャンプーや洗剤などの日用品の原料として使用される界面活性剤をはじめ、中国で成長著しい自動車、電子機器、精密機械などの産業用化学品を製造し、5月から順次、市場へ供給していく。
同工場の完成により、花王グループの中国における化学品の生産拠点は上海花王化学など合わせて3カ所となる。
三菱ふそう タイで大型トラックFUSO「FJ」販売開始
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は5月1日、大型トラックFUSO「FJ」をタイで販売開始し、顧客に納入したと発表した。今回導入したモデルは車両総重量25㌧のミキサー車で、同市場における新たな購買層を開拓する商品となる。
FUSOトラックは高い耐久性と燃費性能を兼ね備え、すでにアジア・アフリカをはじめとした9カ国に導入され、好評を得ている。今回の大型トラック(FJ)に続き、今後新規モデルを展開する予定で、ラインナップをさらに充実させ、シェア拡大を目指す。
日立パワーなど サービス事業拡大へタイに合弁会社
日立パワーソリューションズと三興のグループ会社、三興コントロールとタイ現地法人SANKO INDUSTRIAL SOLUTIONS CO.,LTD(SIS)は5月7日、タイ・バンコク市で小規模発電事業者向けの保守サービスやコンサルティングを行う合弁会社を設立することで合意したと発表した。
合弁会社の資本金は650万THB(タイバーツ)で、出資比率はSIS51%、三興コントロール9%、日立パワーソリューションズ40%となる予定。6月末の会社設立を目指す。