岩手県漁連 ヤマトと組み香港にサケ加工品を輸出

岩手県漁連 ヤマトと組み香港にサケ加工品を輸出

岩手県漁業協同組合連合会はヤマト運輸と組み、香港への水産物輸出に乗り出した。ヤマトが香港で開設したインターネットの通販サイトに秋サケの加工品「鮭三昧(さけざんまい)」(運賃込み1箱6500円)を掲載し、国際クール便で1箱から配達する。

鮭三昧は岩手で漁獲したサケを甘塩、みりん、粕(かす)、西京漬け、三升漬けの5種類に味付けした商品で、1箱に5種類の味が2切れずつ計10切れ入っている。香港の日本料理店などに鮭三昧をPRしている。まず月間20箱の出荷を目指しており、反応を見ながら50~100箱に増やしたいとしている。日本経済新聞が報じた。

トヨタ 中国・メキシコで年間計30万台の生産増強を発表

トヨタ 中国・メキシコで年間計30万台の生産増強を発表

トヨタ自動車は4月15日、計1700億円を投じ、2017年末までに中国で生産ラインを新設シ、2019年にメキシコに完成車新工場を建設すると発表した。これにより年間生産能力は約30万台増える。同社は、拡大路線で生産効率を落とした反省から、2013年から工場新設を凍結して生産技術の刷新を進めてきたが、工場の収益力向上にめどついたと判断。今回、完成車の組み立て工場の新設を再開すると正式に発表したもの。

メキシコでは約10億㌦(約1200億円)を投じ、中部のグアナフアト州に年産約20万台の工場を新設する。新規雇用は約2000人。これに伴い北米での生産体制を再編。カナダ工場のカローラ生産を新工場に移して、小型車の生産は新工場と米ミシシッピ工場に集め、カナダと米インディアナ、米ケンタッキーの3工場は中型車の生産に集中する。中国では約525億円を投じ、現地の自動車大手「広州汽車集団」との合弁による広州市の工場の2本の既存ラインに加え、年間最大約10万台生産できる第3ラインを新設する。工場全体の生産性を高め、現在の人員規模で対応する。

ニプロ子会社がベトナム・メコファ社と資本提携交渉

ニプロ子会社がベトナム・メコファ社と資本提携交渉

ニプロは子会社の医薬品メーカーのニプロファーマ(大阪市中央区)が4月13日、ベトナムの医薬品製造販売会社のメコファ(ホーチミン市)と資本提携交渉を開始することで合意したと発表した。ニプロファーマは、医薬品製造技術の供与先であるメコファから資本提携の申し出を受け、今回両社間で交渉の覚書を締結したもの。出資額やスケジュールなどは現時点では未定。ニプロファーマは2012年4月、ベトナム・ハイフォン市に医薬品製造会社「ニプロファーマ ベトナム」を設立し、15年春操業開始に向け現在準備中だ。

コイル部品製造のスミダ ベトナムに第2工場新設

コイル部品製造のスミダ  ベトナムに第2工場新設

コイル部品大手のスミダコーポレーションは4月15日、ベトナムに新工場を建設すると発表した。クアンガイ省ティンフォン工業団地内に新設する第2工場の商号はSUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO.,LTD. で、資本金は2000万米㌦。スミダグループが100%出資する。延べ床面積は1000万平方㍍。2016年1月稼働開始の予定。ハイフォン市の第1工場に加え、製造拠点の多角化と生産コストの低減化に取り組み、自動車や産業機器向けが好調なコイル需要に応える。

トーヨータイ・コーポレーション ミャンマーに発電所

トーヨータイ・コーポレーション ミャンマーに発電所

バンコク時事によると、トーヨータイ・コーポレーション(TTCL)はミャンマー電力省と同国モン州に出力1280㍋㍗(MW)の石炭火力発電所を建設することで覚書を結んだ。2015年度中に着工し、第1期分640MWが18年上期に稼働する。TTCLの発表によると、同発電所の総事業費は28億㌦で、うちEPC(設計、調達、建設を含む一括)契約が23億㌦の見込み。TTCLは建設、運営、譲渡(BOT)方式により、同発電所の建設と運営を担当する。建設期間は4~6年。発電所の運営は30年契約となる。TTCLは東洋エンジニアリングのタイ関連会社。

中国の美的集団が高級IH炊飯器を世界同時発売

中国の美的集団が高級IH炊飯器を世界同時発売

中国家電大手の美的集団は4月13日、同社として最高級のIH炊飯器を世界同時発売した。価格は2999人民元(約5万8000円)で、日本ではまず通販サイトで売り出すという。家電量販店のラオックスなどでの販売も検討する。2015年中に世界で約10万台の販売を目指す。

日本製炊飯器は訪日中国人に非常に人気があり、”爆買い”製品アイテムの一つだ。だからこそ、市場は大きいとの見立てなのか、製品性能的にそれだけ自信があるということなのか、果たして売れ行きは?

日立化成・豊通 マレーシアで車用バッテリー販売事業

日立化成・豊通 マレーシアで車用バッテリー販売事業

日立化成および豊田通商は4月13日、それぞれシンガポールとマレーシアに本拠を置く100%子会社がマレーシア市場で自動車用バッテリー販売事業を開始すると発表した。同事業を担う子会社はHitachi Chemical Asia-Pacific Pte.Ltd.(HCAP社)と、豊田通商の子会社、自動用アフター部品および産業資材の大手卸売会社 Borneo Technical Co.(M)Sdn Bhd(BTM社)で、このほど日立化成グループが生産する自動車用バッテリーに関し、マレーシアのアフターマーケット向けの独占販売契約を締結した。

ホシザキ電気 中国・愛雪社を6月に子会社化

ホシザキ電機  中国・愛雪社を6月に子会社化

ホシザキ電気(愛知県豊明市)は4月13日、中国で業務用冷蔵庫、製氷機などを手掛ける浙江愛雪制冷電器(浙江省徳清県、資本金500万米㌦、略称:愛雪社)を6月に子会社化する。ホシザキの現地法人を通じ、既存株主から発行済み株式の51%を取得する。さらに今後5年間で67%の持ち分を保有する予定という。株式取得額は非公表。

コーセー インドで化粧品販売 中間所得層に照準

コーセー インドで化粧品販売 中間所得層に照準

コーセーはインドの中間所得層の女性向けにスキンケアブランド「スパウェイク」を発売、同国化粧品市場に進出した。洗顔料や保湿クリームなどを当面はデリーを中心とする都市部のスーパーマーケットやインターネットなどで販売する。価格は69~249ルピー(131~473円)で、20~30代女性を主要ターゲットとして展開する。インドの化粧品市場は近年、年平均約12%増の成長を続けている。今回のインド市場進出で、同社グループが事業展開している国は25カ国・地域となった。

双日 ミャンマーに現地PDCと冷食物流の合弁会社

双日 ミャンマーに現地PDCと冷食物流の合弁会社

双日と双日ロジスティクス(東京都千代田区)は4月13日、ミャンマーの食品・生活消費財卸売会社のプレミアム・ディストリビューション(PDC、ヤンゴン)と共同出資で、コールドチェーン物流を手掛ける合弁会社「プレミアム・双日・ロジスティクス」(PSL、ヤンゴン)を設立したと発表した。資本金は非公表だが、出資比率はPDC60%、同日グループ40%。5月末までにヤンゴン市内に3温度帯対応の物流倉庫を建設し、6月から営業を開始。さらに早期に2カ所目の倉庫を賃借する予定。PDCはミャンマーの大手流通企業、シティーマート(CM、ヤンゴン)のグループ会社。