スズキ インドとタイで現地生産する新型「スイフト」発表

スズキ インドとタイで現地生産の新型「スイフト」発表

スズキのインド子会社マルチ・スズキとタイ子会社スズキ・モーター・タイランド社は2月8日、各国で現地生産する新型「スイフト」の販売を開始すると発表した。
新型スイフトはインド製として3代目。1.2Lガソリンエンジンと1.3ディーゼルエンジン搭載車を設定し、トランスミッションには5速マニュアルトランスミッション(5MT)に加え、新たにオートギヤシフト(AGS)を設定。生産はスズキのインドにおける四輪車の生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社が担う。スイフトはインド国内で2017年12月末までに累計約335万台販売されている。
タイ製として2代目の新型スイフトは1.2LデュアルジェットエンジンCVTを設定し、生産はスズキ・モーター・タイランド社が担う。同社は2012年より、タイ政府による環境に配慮した小型乗用車の生産拡大を図るためのエコカープロジェクトに適合するモデルとして生産を開始し、タイ国内での販売をはじめ、ASEAN諸国へも輸出している。

パナソニック 中国・上海で高機能スマホのMUF材料量産へ

パナソニック 中国・上海で高機能スマホのMUF材料量産へ

パナソニックは、社内カンパニー、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社の傘下のパナソニックデバイスマテリアル上海有限公司(以下、PIDMSH)で、3月から最先端半導体パッケージ向けモールドアンダーフィル対応半導体封止材(以下、MUF材料)の量産を開始する。中国国内で急増している同材料の需要増に応える。
中国ではスマートフォンの高機能化による半導体パッケージの高密度実装化が進んでいることから、MUF材料の需要が急拡大している。

十六銀行 3月にベトナム・ハノイに事務所を開設

十六銀行 3月にベトナム・ハノイに事務所を開設

十六銀行(本店:岐阜市)は、ベトナムの首都ハノイに3月中旬、駐在員事務所を開設すると発表した。このほどベトナム金融当局から正式に設立認可を取得した。
地元の顧客企業のベトナム進出が加速しているため、同拠点事務所を通じて情報提供をはじめ顧客企業をサポートする。同行によると、地銀でハノイに駐在員事務所を開設するのは初めて。

三菱重工G タイ合弁MACO社第3工場・電装工場が竣工

三菱重工G タイ合弁MACO社第3工場・電装工場が竣工

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(本社:東京都港区)は、タイの合弁企業のエアコン工場の設備増強工事を完了し、生産を開始した。今回竣工したのは総額約30億円を投じ行った、家庭用および業務用エアコンの生産・販売を手掛けるMitsubishi Heavy Indstries-Mahajak Air Conditioners Co.,Ltd.(MACO社)の増産に向けた既存2工場の設備増強と、第3工場ならびに電装工場の新設工事。これにより、2020年度には年産個数を2015年度比30%増の270万個に引き上げる計画。
1988年設立のMACO社は、首都バンコク郊外のラカバン工業団地に工場を構えている。

インド「オートエキスポ」公開 大手12社が出展

インド「オートエキスポ」公開 大手12社が出展

2年に1度開かれるインドの自動車ショー「オートエキスポ」が2月7日、ニューデリー郊外で報道陣に公開された。今回は最大手のマルチ・スズキや2位の韓国・現代自動車、地場のタタ自動車など大手12社が出展している。
先陣を切ったマルチ・スズキは、現地でデザインや設計を手掛けたSUVタイプの小型車のコンセプトカーを公開した。現代自動車は2014年に発売し、世界で40万台以上を販売した小型ハッチバック「エリートi20」の新モデルを発売すると発表した。同社は2019年にも電気自動車(EV)を投入する意向だ。今回から新規参入した韓国・起亜自動車はインド市場向けにデザインしたSUVのコンセプトカーを公開した。
なお、日産自動車、ドイツのフォルクスワーゲン、米フォード・モーターなどは今回は出展を見送った。

帝人 LIB用セパレータ需要増受け韓国で第3系列を増設

帝人 LIB用セパレータ需要増受け韓国で第3系列を増設

帝人(本社:大阪市北区)は自社開発したLIB用セパレータ「LIELSORT(R)」(リエルソート)を、需要増大に対応して、韓国の生産会社「テイジン・リエルソート・コリア」(本社:韓国・牙山市)に第3系列を増設し、夏ごろまでに稼働すると発表した。
リエルソートは、ポリエチレンを基材に耐熱性に優れるメタ系アラミド「コーネックス(R)」、および電極との接着性や耐酸化性に優れるフッ素系化合物、それぞれをコーティングして開発したのが2種類の革新的なLIB用セパレータ。テイジン・リエルソート・コリアを通じて「リエルソート」のブランド名で展開、スマートフォンやタブレットPC向けのLIBに採用しされている。
今回第3系列の稼働開始と既存ラインの工程改善に伴い、生産能力は1.7倍となる。また現在、耐熱性と接着性を高めた新タイプの開発を進めている。

日産3社連合 中国・滴滴とEVシェア協業で覚書

日産3社連合 中国・滴滴とEVシェア協業で覚書

ルノー・日産自動車・三菱自動車連合は、中国の配車アプリ大手、滴滴出行(ディディチューシン)と、中国国内での電気自動車(EV)のカーシェアリングプログラムで、将来的な協業について覚書を締結した。この協業は3社連合が推進している電動化、自動運転、コネクティビティ、新しいモビリティサービスを拡大する戦略に沿うものとしている。

JFE商事 清鋼材のタイ現地法人に出資

JFE商事 清鋼材のタイ現地法人に出資

JFE商事(東京本社:東京都千代田区)は、清鋼材(本社:新潟県糸魚川市)のタイ現地法人、SUGA STEEL(THAILAND)CO.,LTD.の一部株式を取得した。JFE商事のタイの厚板事業では初の出資となる。
SUGA STEELは2012年に設立した建機メーカー向け厚板溶断のシャーメーカーで、主に同国に進出している日系建機メーカーに対し、厚板溶断製品の加工・販売を手掛けている。
同社とJFE商事は、今後も需要拡大が見込まれるタイ建機市場の捕捉および強固なパートナーづくりの一環という両社の思惑が合致、今回の出資となった。

日本航空電子工業 フィリピン第二工場新棟建設に着工

日本航空電子工業 フィリピン第二工場新棟建設に着工

日本航空電子工業(本社:東京都渋谷区)はコネクタ事業の生産拠点、JAEPhilippines(所在地:フィリピンカビテ州)の第二工場に新棟(B棟)を建設する。
今回着工するB棟は延床面積約1万8000平方㍍で、第一工場を含めた全体の総床面積は現状の3万1000平方㍍から1.5倍以上の4万9000平方㍍に拡張される。2018年11月の竣工を予定。
同国の自動車用コネクタの需要増に対応、今後も一層に事業拡大に向け、コネクタおよびハーネス等のの主力生産拠点の一つとして、生産体制の強化を進めていく計画。

横浜ゴム インドの乗用車用タイヤの生産能力を増強

横浜ゴム インドの乗用車用タイヤの生産能力を倍増

横浜ゴム(本社:東京都港区)は、インドの乗用車用タイヤ生産販売会社Yokohama India Pvt.Ltd.(所在地:インドハリヤナ州グルグラム、以下ヨコハマ・インディア)の生産能力を増強する。
年産83万本増やし、現在の70万本から2倍以上の年産153万本まで引き上げる。投資額は38億ルピー(約66億円)で、2018年3月から拡張工事を開始し、2019年第4四半期から稼働開始する予定。
インドでは自動車市場の成長に伴いタイヤ販売が好調で、中期的に供給不足が見込まれるため、今回生産能力の増強を決めた。