帝人 LIB用セパレータ需要増受け韓国で第3系列を増設
帝人(本社:大阪市北区)は自社開発したLIB用セパレータ「LIELSORT(R)」(リエルソート)を、需要増大に対応して、韓国の生産会社「テイジン・リエルソート・コリア」(本社:韓国・牙山市)に第3系列を増設し、夏ごろまでに稼働すると発表した。
リエルソートは、ポリエチレンを基材に耐熱性に優れるメタ系アラミド「コーネックス(R)」、および電極との接着性や耐酸化性に優れるフッ素系化合物、それぞれをコーティングして開発したのが2種類の革新的なLIB用セパレータ。テイジン・リエルソート・コリアを通じて「リエルソート」のブランド名で展開、スマートフォンやタブレットPC向けのLIBに採用しされている。
今回第3系列の稼働開始と既存ラインの工程改善に伴い、生産能力は1.7倍となる。また現在、耐熱性と接着性を高めた新タイプの開発を進めている。