日立国際電気 マレーシア空港と実証試験・技術協力の覚書

日立国際電気 マレーシア空港と実証試験・技術協力の覚書

日立国際電気は1月10日、マレーシア空港セパンとマレーシア工科大学との間で、「リニアセルレーダーの技術分野における協力覚書」を締結した。締結にあたり、マレーシアで両国の政府関係者を招き調印式を行った。
この覚書は、総務省の「リニアセルレーダーシステム(滑走路面異物検知システム)の海外展開を通じた周波数の国際協調利用促進に関する調査の請負」を日立国際電気が受託した取り組みの一環。クアラルンプール空港への実証試験システムの構築へ向けて、相互の技術協力を確認する。日立国際電気は、総務省の請負事業の実施機関としてプロジェクト全体を統括する。

ルノー・日産自・三菱自連合 VCF設立 5年で10億㌦投資

ルノー・日産自・三菱自連合 VCF設立 5年で10億㌦投資

ルノー・日産自動車・三菱自動車連合は1月9日、オープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」を設立し、今後5年間で最大10億㌦を投資すると発表した。
同ファンドは初年度、クルマの電動化、自動運転システム、コネクティビティ、人工知能などの新たなモビリティに焦点を当てている新興企業や、技術起業家が参加するオープンイノベーションのパートナーシップを対象に最大2億㌦を投資する予定。その後も毎年投資を行ことにより、アライアンス・アドベンチャーズは2017年発表した戦略的中期計画「アライアンス2022」の期間中、自動車業界で最大の企業ベンチャーキャピタルとなることを目指す。
なお、アライアンス2022でルノー、日産自動車、三菱自動車の3社合わせた年間販売台数は1400万台以上に、売上高は2400億㌦に達すると見込んでいる。

東京ガスエンジS タイLNG受入基地のPMC業務受注

東京ガスエンジS タイLNG受入基地のPMC業務受注

東京ガス100%出資子会社、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京都港区、以下、TGES)はこのほど、タイPTT LNG Company Limited(以下、PTTLNG)から「Nong Fab(ノンファブ)LNG受入基地」(年間750万㌧)の建設工事におけるプロジェクト・マネジメント・コンサルタント業務(以下、PMC業務)を受注した。
PTT LNGの親会社、タイ石油公社(以下、PTT)は2023年までにLNGの受入能力を現在の年間1000万㌧から同1900万㌧まで増強する計画で、今回の受入基地はその一環で建設されるもの。PMC業務の契約期間は2021年12月まで。
タイでの日本企業によるLNG受入基地関連プロジェクトのPMC業務の受注・実施は、2014年にTGES(当時は東京ガス・エンジニアリング)が受注したマプタプットLNG受入基地拡張工事におけるPMC業務に続き2例目となる。

戸田建設 ミャンマーで海外初の工法による河川横断工事受注

戸田建設 ミャンマーで海外初の工法による河川横断工事受注

戸田建設(本社:東京都中央区)は、ミャンマー・ヤンゴン市開発委員会(YCDC)から「ヤンゴン都市圏上水道整備事業パッケージ3 バゴー川横断配管工事」(円借款)を約11億円で受注し、2017年11月30日に契約を締結したと発表した。
今回受注したパッケージ3は、川幅約650㍍のバゴー川横断部に全長974㍍の導水管(NS形ダクタイル管885㍍、T形ダクタイル管89㍍)を敷設するもの。河川横断部では海外初適用の立杭築造によるアーバンリング工法および、河川最深部では約815㍍長距離泥水式推進工法を採用する。工期は着工後1060日(約35カ月)。

新菱冷熱 タイ・バンパインコージェネ発電所2期工事竣工

新菱冷熱 タイ・バンパインコージェネ発電所2期工事竣工

新菱冷熱工業(東京都新宿区)は、タイ・アユタヤ県のバンパイン工業団地内に建設されたコージェネレーション発電所2期工事が竣工、2017年7月から商業運転を開始したと発表した。同社は同プラントのEPCC契約により、設計から機器資材等の調達・建設・試運転まで担当した。
同プラントは、タイ発電公社(以下、EGAT)のSPP(Small Power Producers)計画に含まれる発電所の一つ。2期工事はガスタービン2基、排熱回収ボイラー2基、蒸気タービン1基で構成されている。1期工事と同規模の供給能力を持ち、EGATには9万KWの電気、工業団地内の工場には2万KWの電気と1時間当たり20㌧の蒸気の供給が可能だ。また、発電効率をガスタービンでは38%、発電所全体では55%まで向上させることにより、エネルギーの削減を図っている。

クレディセゾン ベトナムHD BANKへ出資 連携深化

クレディセゾン ベトナムHD BANKへ出資 連携深化

クレディセゾン(本社:東京都豊島区)は、合弁事業パートナーのHo Chi Minh Deveiopment Joint Stock Bank(本社:ベトナム、以下、HD BANK)の株式の一部を取得した。これにより、 HD BANKおよびグループ企業との連携を一層深め、ベトナムでの”No1 総合リテールファイナンスカンパニー”の実現に向けて事業推進を加速する。
出資の目的は、クレジットカード事業の新規立ち上げを含め、ベトナム事業のさらなる拡大を加速することと、HD BANKおよび筆頭株主のSOVICOグループ並びにアライアンス先との連携を一層深め、グループシナジーの最大化をするため。
HD BANKとは2015年5月以降、ベトナムでリテールファイナンス会社、HD SAISON Finance Company Ltd(以下、HD SAISON)の合弁事業を共同推進している。

双日子会社 マレーシアにレストラン集合施設オープン

双日子会社 マレーシアにレストラン集合施設オープン

双日の100%子会社、双日リテール・マネジメント(以下、SRM)は、マレーシアのクアラルンプール内ブキッ・ビンタンにある大型ショッピングセンター「ロット・テン(Lot10)」地上5階で、日系レストランを集結した「ジェーズ・ゲート・ダイニング」を1月18日付でグランドオープンする。
双日はこれまで、日本国内の郊外型ショッピングセンターや駅ビルなどの商業施設の開発・投資・運営事業を手掛けてきており、今回は国外初のレストラン集合施設の運営事業となる。

大日本印刷 米フォトロニクスとの合弁設立手続き完了

大日本印刷 米フォトロニクスとの中国の合弁設立手続き完了

大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は、米国のフォトマスクメーカー、フォトロニクス(本社:米国コネティカット州)と2017年5月に締結した、中国での半導体用フォトマスク事業の合弁会社の設立手続きが完了したと発表した。
合弁会社「Photronics DNP Mask Corporation Xiamen」(PDMCX)の資本金は2400万㌦で、出資比率はフォトロニクス50.01%、DNP49.99%。
DNPとフォトロニクスは今後5年間で1億6000万米㌦を投資して福建省の厦門(アモイ)市に新工場を建設し、2019年春からフォトマスクの量産を開始する予定。中国にフォトマスクの製造拠点を整備することで、現地の半導体メーカーの短納期に対応しながら安定供給を図っていく。

フジプレアム 中国の連結子会社を解散

フジプレミアム 中国の連結子会社を解散

フジプレアム(兵庫県姫路市)は、グループ経営の効率化の観点から中国の連結子会社「上海不二光学科技有限公司」を解散すると発表した。
同子会社は平成15年9月、フジプレアム100%出資により資本金250万㌦で設立され、世界で初めての本格的なPDP用光学フィルター生産拠点として運用、増産してきた。しかし、その後の市場環境および事業環境の変化に伴い、拠点としての役割を終えたと判断した。