イ中銀 15年GDPを5.4%から5.1%に下方修正

イ中銀  15年GDPを5.4%から5.1%に下方修正

インドネシア中央銀行は5月28日、2015年の実質国内総生産(GDP)成長率の予想を5.4%から5.1%に下方修正した。同中銀のアグス・マルトワルドヨ総裁は第1四半期の成長率を4.7%を受けて、第2四半期以降の予想を掲示。第2四半期は4.9%、第3四半期は5.3%、第4四半期は5.5%と数字を挙げた。第3四半期以降はインフラ支出が増加、景気を押し上げるとの見通しを示した。

AEC発足へ非関税障壁撤廃でいぜん遅れ

AEC発足へ非関税障壁撤廃でいぜん遅れ

シンガポールのリム・フンキャン通産相は、同国で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)会議に出席し、今年末に発足するASEAN経済共同体「AEC」で、モノやサービスの自由化に向けた非関税障壁の撤廃がいぜん遅れていると述べ、各国の前向きな姿勢を求めた。シンガポールのストレーツ・タイムズが報じた。

インドネシア貿易省 7つの製品で輸入制限検討

インドネシア貿易省 7つの製品で輸入制限検討

インドネシア貿易省は、国内市場をゆがめる可能性がある7つの製品の輸入を制限する方針だ。電機、携帯電話、玩具、飲食品、履物、伝統的な染め物「バティック」柄の布と衣服だ。国内産業や中小企業を守るために必要な措置で、成り行きでなく、強い意志をもって臨む–などと貿易省高官が記者団に強調した。輸出国である中国、タイ、ベトナム、マレーシアなどの企業が価格を引き下げ、インドネシア産品の競争力を脅かす兆しがあるためだ。コンパスが報じた。

通貨交換協定 日本・シンガポール再締結

通貨交換協定   日本・シンガポール再締結

日本政府は5月21日、資金繰りが苦しくなった場合に外貨を融通する通貨スワップ(交換)協定をシンガポールと結んだと発表した。外貨が必要になったとき、自国通貨を相手国が持つ米ドルと交換できる。日本とシンガポールは2003年に最初に協定を結んだが、11年11月に失効していた。

15年インドネシアのGDP成長率5%に下方修正 IMF

15年インドネシアのGDP成長率5%に下方修正 IMF

国際通貨基金(IMF)のカルチャナ・コーチャー副局長は5月7日、インドネシアの2015年の実質国内総生産(GDP)成長率を5.2%から5%に下方修正する見解を明らかにした。第1四半期の低成長を踏まえたもので、信用格付け機関もインドネシアの成長率を下げる見通しを示している。
下方修正の要因についてコーチャー副局長は、インドネシアの最大の貿易相手国の中国の景気減速が影響を与えると指摘。同副局長は中国のGDPについても15年は6.8%、16年は6.3%まで落ち込む可能性を示唆した。

中国0.25%追加利下げ 景気減速 半年で3回目

中国0.25%追加利下げ 景気減速 半年で3回目

中国人民銀行(中央銀行)は5月10日、金融機関の貸し出しと預金の基準金利について、11日から1年物でそれぞれ0.25%引き下げると発表した。利下げは今年3月以来で、金融緩和に転じた昨年11月以降、わずか半年で3回目となる。利下げ後の貸出基準金利は5.1%、預金基準金利は2.25%(ともに1年物)となる。
中国は不動産市場の悪化などに伴う景気減速が続いている。人民銀行は追加利下げで企業や個人がお金を借りやすくして、投資や消費を刺激し、経済を下支えするのが狙い。

中国 4月輸出入とも減 内外需の不振鮮明

中国 4月輸出入とも減 内外需の不振鮮明

中国税関総署が5月8日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比6.4%減の1763億㌦(約21兆円)、輸入は同16.2%減の1421億㌦(約17兆円)だった。輸出、輸入がそろってマイナスとなるのは、2カ月連続。内外需ともに振るわないことが鮮明になった。
中国政府は今年、輸出入合わせ貿易総額を6%増やす目標を掲げているが、1~4月の貿易総額は前年同期比7.6%減と目標を大きく下回っている。
4月の輸出の減少幅は前月(15.0%減)から縮小したものの、2カ月連続でマイナスとなった。一方、輸入は6カ月連続のマイナスで、減少幅は前月(12.7%減)から拡大し、4カ月連続で2ケタの減少となった。

ベトナム 通貨対ドル1%切り下げ 輸出を後押し

ベトナム 通貨対ドル1%切り下げ 輸出を後押し

ベトナム国家銀行(中央銀行)は5月7日、同国の通貨ドンの対ドル相場の基準レートを1%切り下げ、1ドル=2万1673ドンとした。即日実施した。切り下げは1月7日以来4カ月ぶり。中国からの輸入増などで1~4月は貿易赤字に陥っており、通貨切り下げで輸出を後押しし、貿易赤字解消を目指す。
切り下げ前の基準レートは1ドル=2万1458ドン。1~4月半ばの貿易赤字は31億㌦だった。貿易赤字の主因は中国からの電子部品、縫製品の材料、食料品などの輸入品。輸出面でも縫製品、携帯電話の二大輸出品に陰りが見え始めており、2015年通年でも4年ぶりの貿易赤字になる可能性が高い。日本経済新聞が報じた。

インドネシア1~3月GDP4.71% 6年ぶり低成長

インドネシア1~3月GDP4.71% 6年ぶり低成長

インドネシア中央統計局が5月5日発表した第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)は前年同月比4.71%増で、伸び率は市場予想の4.95%を下回ったほか、2014年第4四半期(10~12月)の5.01%から低下し、2009年以来6年ぶりの低水準となった。ロイター通信などが報じた。