ローソン「アリペイ」と連携し日本・中国相互送客

ローソン「アリペイ」と連携し日本・中国相互送客

ローソン(東京都品川区)と中国のアントフィナンシャルサービスグループは、年間で中国人観光客の訪日がもっとも見込まれる夏休みシーズン(7、8月)に合わせて、アントフィナンシャル傘下のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」を通じて日本と中国のローソン店舗で共同販促キャンペーンを展開する。ローソンが日本国内の店舗と海外店舗との相互送客を図るキャンペーンを行うのは初めて。
7月1日から年間を通して、日本ローソンでの「アリペイ」利用者に常時キャッシュバックを実施するほか、7月11日からアリペイで決済した顧客に買い物金額に応じた一定比率のボーナスを還元する。また、7月24日から中国のローソンで「アリペイ」で決済した顧客に日本のローソンで利用できる割引電子クーポンを発行する。
2017年5月末現在のローソン店舗数は日本(全47都道府県)で1万3190店、中国で1093店(上海および周辺702店、重慶144店、大連87店、北京58店、武漢102店)。

JTB 台南地域で事業拡大へ台湾・高雄に営業所開設

JTB 台南地域で事業拡大へ台湾・高雄に営業所開設

JTB Pte.Ltd./JTBアジア・パシフィック(本社:シンガポール)は、高雄・台南地域での事業拡大を目的に、台湾では2店舗目となる「JTB台湾高雄営業所」を6月28日にオープンする。
日本政府観光局(JNTO)のまとめによると2016年の日本人の訪台者数は189万人を超えて過去最高となり、同社の取扱人数も19万5000人/シェア約10.3%で、前年を上回り過去最高となった。
一方、台湾交通部観光局によると、台湾からの訪日旅行者数は2016年に416万人超/前年比113.3%となり、こちらも過去最高となった。リピーターの訪日観光が定着しており、観光の内容も滞在型・地方訪問にシフトしている。
今回オープンする高雄営業所を起点に、台湾南部エリアの旅行エージェント営業を強化し、ホテル、旅館、ジャパンレイルパス、テーマパーク入場券に加え、日本滞在中の新たな楽しみ方の提案や地方都市が持つ魅力を取り入れた企画商品の開発など、独自の訪日旅行商品の販売を拡大していく。
日系大手で唯一、台湾における「発」「受」(訪日・訪台)両事業を展開する旅行会社として、日台間の交流人口の拡大に貢献する。

ハロハロ 三菱商・アヤㇻGと比に”日本”エリア開発

ハロハロ 三菱商・アヤラGと比に”日本”エリア開発

フィリピンでECサイトなどを展開するHallohallo Inc.(ハロハロ、本社:フィリピン・マニラ)はこのほど、三菱商事とアヤラランド(フィリピン最大財閥アヤラ・グループ)が設立するJV会社と協業し、”日本”をコンセプトにした複合商業エリアの開発を行うことで合意した。
JV会社は主に店舗スペースの提供を担い、ハロハロはチームラボと協力して商業エリアのテーマ・コンセプト・デザイン・プランを提案する。
このプロジェクトは、フィリピン・メトロマニラにおけるビジネスと商業の中心地であるマカティ市の所在する「グロリエッタ」(アヤラランドが運営する商業施設)の屋上に、日本コンセプトのレストランとショップ(総面積約2500平方㍍)を年内にも開業する予定。両ショップで年間来客数85万人、年間売上高11億5000万円を見込んでいる。総事業費は9億円。
近年、フィリピンでは和食やアニメなど日本発のコンテンツがブームになっており、このプロジェクトもこれを受けたもの。

東洋ライス シンガポール政府から健康食品認定取得

東洋ライス シンガポール政府から健康食品認定取得

東洋ライス(銀座本社:東京都中央区)は、シンガポールで金芽ロウカット玄米および金芽米を機能性(単なるコメではなく薬食同源の生薬)を持ったコメ(メディカルライス)として本格販売する。
シンガポール政府(健康促進局)が安全で健康に良い食品・食材に付与する「Heathier Choice Symbol(ヘルシアチョイス)」認定を、このほどロウカット玄米が取得したほか、それによって取扱店が現地大手(高級)スーパー「Cold Storage」など34店に一挙に拡大。
さらに5大私立病院の一つ、「Thomson Medical」は療養食として採用。またプロの料理人を養成する国立の料理学校「Asian Culinary Institute」(ACI)での採用とレシピづくりが始まった。
東洋ライスのシンガポールへの輸出米は、ロウカット玄米は「島根県産きぬむすめ」、金芽米は「長野県産コシヒカリ」を使用している。

関門海 中国でのとらふぐ料理専門店FC展開で合弁

関門海 中国でのとらふぐ料理専門店FC展開で合弁

関門海(大阪市西区)は取締役会で6月22日、同社の主要ブランド「玄品ふぐ」を中国でフランチャイズ展開することを目的として、すでに同社と中国でのマスターフランチャイズ契約を締結している上海●和実業発展有限公司(中国・上海市)との間で、合弁会社設立に向け基本合意することを決めた。
関門海は合弁新会社には20%出資する。早期に合弁会社を設立、当期中に合弁会社の直営店2店舗の新規出店を目指す。同時に、合弁会社を中国フランチャイズ本部として、中国各地域においてエリアフランチャイズ方式により早期に多店舗展開する計画で、当面中国で60店舗を目指す。

9月からベトナム・ダナンとハノイ-関空線就航

9月からベトナム・ダナンとハノイ-関空線就航

国土交通省は6月21日付でジェットスター・パシフィック(ベトナム)に対し、関西国際空港への乗り入れを許可した。日本へ乗り入れる航空会社が新たに増えることになった。
9月1日から就航する予定。就航路線および便数はダナン-関空-ハノイが週4便(月・水・金・日)、ハノイ-関空-ダナンが週4便(月・火・木・土)。

三井不動産「ららぽーとクアラルンプール」着工

三井不動産「ららぽーとクアラルンプール」着工

三井不動産(本社:東京都中央区)がマレーシアの首都クアラルンプールに建設する大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール」の鍬入れ式が6月20日、同地で行われた。
店舗面積約8万2000平方㍍、約300店舗の、三井不動産の海外商業施設では最大規模となる。2021年に開業する予定。
消費意欲旺盛な20~30代のヤングファミリー層を中心に、キッズからシニアまで幅広い年齢層をターゲットとし、ハイエンドブランドから生活必需品まで幅広いブランドミックスによる店舗構成とする。

JTB 香港に初の訪日旅行専門店「トラベルサロン」

JTB 香港に初の訪日旅行専門店「トラベルサロン」

JTBアジア・パシフィック(本社:シンガポール)は、訪日旅行者が180万人(2016年実績、日本政府観光局=JNTO調べ)を超える香港からの訪日需要の取り扱いを拡大するため6月20日、同地では初となる「JTBトラベルサロン・コーズウェイベイ」店をオープンする。
同店舗は香港島最大の繁華街コーズウェイベイの中心にある香港最大のTravel Zoneを形成する商業ビル7階に位置する。店舗面積52平方㍍。広東語、中国語、英語、日本語の4言語に対応する。要員6名を配置する。年中無休。
同店舗での取り扱いはホテル、旅館、ジャパンレイルパス、テーマパーク入場券などの個人旅行者向け訪日商品に加え、アニメ、スポーツイベント等を活用したSIT(Special Interest Tour)商品を取り扱う。

西鉄 ホテル事業で東南ア初進出 タイで20年春開業

西鉄 ホテル事業で東南ア初進出 タイで20年春開業

西鉄グループはタイ・バンコクで海外3店舗目となる宿泊主体型アップグレードホテル「ソラリア西鉄ホテルバンコク(仮称)」の出店準備を進めており、6月10日、着工へ向けた安全祈願祭を実施した。同グループのホテル事業は東南アジアでは初。
同ホテルの所在地はバンコク都クローントゥ-イサブ地区3558で、スクンビット地区の中心部に位置する。そのため、BTS(高架鉄道)アソーク駅に隣接、MRT(地下鉄)スクンビット駅からも徒歩1分と交通アクセスに恵まれている。
鉄筋コンクリート造、全267室、うちダブル127室、ツイン131室、エグゼクティブ室9室。2020年春開業予定。敷地面積1696平方㍍、延床面積1万6739平方㍍。