東レなどタイで膜利用糖化プロセスの実証プラント

東レなどタイで膜利用糖化プロセスの実証プラント

東レ(本社:東京都中央区)はこのほどタイで、製糖工場で発生する余剰バガスを原料として、各種バイオ化学品生産の共通原料となるセルロース糖を製造する実証プラントを三井製糖(本社:東京都中央区)、三井物産(本社:東京都千代田区)と共同で完成させた。
この実証プラントは2017年1月に三井製糖と設立したCellulosic Biomass Technology Co.,Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下CBT社)のタイ・ウドンタニ県に所在する事業所に建設したもの。
今回の技術実証の取り組みは、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進める、国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業「余剰バガス原料からの省エネ型セルロース糖製造システム実証事業」の一環。
7月下旬に実証プラントの運転を開始し、2020年度まで運転し、省エネ効果、生産物の性能、システムの経済性等の評価・検証を行う予定。