KPPUが牛肉輸入で調査開始 カルテルの疑いで

KPPUが牛肉輸入で調査開始 カルテルの疑いで
 事業競争委員会(KPPU)は、牛肉輸入でカルテルの可能性があるとして調査に乗り出した。これは牛肉市場で特定の輸入業者が談合し供給量、価格を不正に操作しているとの嫌疑で、2月6日に公聴会を開き、関係省庁や団体、消費者協会などの幹部らから説明を受けた。
 大統領の経済諮問機関・国家経済委員会(KEN)は1月、許可を持つ少数の輸入業者が牛肉を含む5品目の市場でカルテルを組んでいる可能性があるとの見解を示していた。農業省によると、牛肉価格は現在ジャカルタで1㌔当たり9万~9万5000ルピア、東ジャワ州スラバヤで同約7万5000~8万ルピアと、1年で最も高い時期の犠牲祭の水準(同約8万ルピア前後)もしくは、これを上回る価格で推移している。