関経連が3年3カ月ぶり大型視察団を派遣

関経連が3年3カ月ぶり大型視察団を派遣
 関西経済連合会の森詳介会長(関西電力会長)をはじめとする関経連視察団36人が2月10日、インドネシア入りした。関経連の大型視察団は2009年11月以来3年3カ月ぶり。インフラや都市開発分野など、インドネシアでの投資機会を模索するのが目的。
 視察団はブディオノ副大統領をはじめ、経済閣僚と相次いで会談し、エネルギー、上下水道などのインフラ、車両分野の関西企業の技術を紹介するとともに、投資環境の整備を要請した。これに対し副大統領は、「適切価格での投資を」との注文を付けながらも、とくにインフラ、都市開発での積極的な参加を望む-と関西企業の投資拡大に期待を示した。
 森会長は報道陣に対し、中国の動向に関わらず、東南アジアは重要な市場とし、とくにインドネシアは「安定した経済成長を遂げている。日系企業の生産地であると同時に消費地。大きく期待している」との認識を示した。
 視察団は12日、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)や日系企業を訪問。同日夜にインドネシア訪問を終え、15日までシンガポール、タイで政府要人などと会談する予定。