「インドネシア新幹線」が有力 JICAに予備調査依頼
インドネシア高速鉄道計画で、日本の新幹線が有力候補に浮上したことが分かった。インドネシア政府は、新幹線に絞った予備調査を国際協力機構(JICA)に依頼している。20日に新大統領に就任するジョコ・ウィドド氏は、道路や港湾などのインフラ整備に意欲を示しており、高速鉄道にも期待が高まっている。
高速鉄道はジャカルタとスラバヤを結ぶ約730㌔の区間で計画されている。インドネシア政府から2013年、その事業化に向けた調査をJICAが請け負い、今年1年かけて行っている。
インドネシア政府は、低価格の中国、建設工事から維持管理まで一貫して行うフランスなどと比較した結果、日本の新幹線は①地震など災害に強い②小さなトンネルで走行できるため、建設コストを抑えられる–ことなどから、有力と判断。ジャカルタ~スラバヤ間も急勾配で標高差が約700㍍ある区間があり、これが長野新幹線と同じであることもアピールにつながった。読売新聞が報じた。