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東レのITSが樹脂コンパウンド拠点を新設

 東レはこのほど、現地法人のインドネシア・トーレ・シンセティクス(ITS)社で自動車部品や電気・電子製品の材料として使用する工業用樹脂(エンジニアリング・プラスチック)のナイロンやPBT(ポリブチレンテレフタレート)の樹脂コンパウンド拠点を新設することを決めた。投資額は約6億円。バンテン州タンゲランの同社敷地内に設置し、来年11月の稼働を目指す。これは、東レが現在進めている「アジア・新興国事業拡大プロジェクト」の一環。

味の素が現地法人と合弁新会社 化粧品原料など製造

 味の素は、現地化学薬品メーカー、ラウタン・ルアス社と合弁で、洗顔料などの原料となる香粧品素材を製造する新会社「ラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ」社を設立することで合意した。資本金2億4000万円のうち、味の素側が66.67%、インドネシア側が33.33%を出資し、年内の設立を目指す。ラウタン・ルアス社の工場(西ジャワ州ブカシ県GIIC)敷地内に、新会社の生産ラインを増設する。当面の投資額は600万㌦(約4億7000万円)を想定。

日泉化学の工場の建設着工 四輪・二輪用パーツ製造

 日泉化学(本社・愛媛県新居浜市)の現地法人ニッセン・ケミテック・インドネシア社は、西ジャワ州カラワン県のスルヤ・チプタ工業団地で、四輪・二輪車の内装用などのプラスチックパーツを生産する工場の建設に着工した。5.5㌶の敷地に第1フェーズとして、建物面積計約1万3000平方㍍の工場とオフィスを建設。来年5月末の完工、6月の操業開始を予定。投資額は2000億ルピア(約16億円)。製品は国内向けに出荷し、2016年度に13億円の販売を目指す。

介護サービスのロングライフが合弁で初進出

 介護サービス事業を展開するロングライフホールディング(本社・大阪市)は現地不動産開発会社のジャバベカ社と合弁で新会社「ジャバベカ・ロングライフ・シティ」を設立。西ジャワ州ブカシ県チカランのコタ・ジャバベカ内に開発中の医療機関を中心とした複合団地「メディカル・シティ」で有料老人ホームを運営する。当初は国内の富裕層をターゲットとし、将来的には在留外国人の入居、日本からの高齢者の受け入れも視野に入れている。
 合弁会社の資本金は25億ルピア(約2000万円)で、出資比率はジャバベカが66%、ロングライフが34%。70㌶のメディカル・シティ内のうち、8㌶の敷地に、スポーツ施設などを併設した高齢者向けの住居群「シニア・リビング」を開発する計画。建築開始は11月。来年末までに入居開始を予定。
 ロングライフは昨年末、中国で日本企業として初めて老人ホームの運営を開始。インドネシアは2カ国目の海外進出。

産機の現地法人がクレーン工場開設、操業開始

 クレーン製造の産機(島根県松江市)の現地法人、サンキ・クレーンズ・インドネシアはこのほど、西ジャワ州ブカシ県の工業団地グリーンランド・インターナショナル・インダストリアル・センター(GIIC)に工場を開設、操業開始した。新工場では機械メーカーや造船所などで使う各種クレーンを製造。日系企業によるインドネシアでのクレーン工場は初めて。