日産が新型「NP300ナバラ」をバンコクで初公開

日産が新型「NP300ナバラ」をバンコクで初公開

 日産自動車は6月11日、タイ・バンコク市内で新型1㌧ピックアップトラック「NP300ナバラ」を世界初公開した。タイでの生産、輸出の開始を皮切りに今後、世界180カ国以上で販売を予定している。110億バーツ(約350億円)を投じる新工場は新型ナバラの専用生産拠点とし、当初は年産7万5000台、将来は同15万台に引き上げる。

フィリピンの5月の新車販売 単月最高の1.9万台

フィリピンの5月の新車販売 単月最高の1.9万台

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)は6月10日、5月の新車販売台数(速報値)が前年同月比23.6%増の1万9598台だったと発表した。単月の販売台数としては過去最高を記録した。

    メーカー別にみると、トヨタ・モーター・フィリピンが47.2%増の9132台で全体の46.6%を占め首位。2カ月連続で8000台を超えた前月をさらに上回り、9000台に乗せたのが目を引く。以下、三菱モーターズ・フィリピンが1.4%増の4120台、米フォードが39.1%増の1711台などと続いた。この結果、1~5月の販売台数は前年同期比22.4%増の8万9335台だった。

吉野石膏がインドネシアで販売へ 現地生産も視野

吉野石膏がインドネシアで販売へ 現地生産も視野

 吉野石膏はインドネシアで石膏ボードの販売に乗り出した。海外での販売は初めて。同国で販売開始したのは天井用途などの標準的な石膏ボード。今後は板と鉄材を組み合わせることで、火災時も1~2時間耐えられる強化石膏ボードの販売も狙う。

 日本国内では「タイガー」ブランドで販売しているが、インドネシアでは「YOSHINO」ブランドの浸透を図り、オーストラリアやドイツなど7社の競合他社がある中、“日本品質”をアピールする。価格競争力をつけるため、近いうちに生産を日本から切り替え、海外拠点として地盤を固め、東南アジアの他国での販売にもつなげたい考えだ。NNAが報じた。

明治HD インドの後発医薬メドライクを買収

明治HD インドの後発医薬メドライクを買収

 明治ホールディングスは6月11日、事業子会社のMeiji Seikaファルマがインドの後発医薬品メーカーのMedreich(メドライク)を買収すると発表した。メドライクの発行済み株式のすべてを取得する。取得額は2億9000万米㌦。

 今回の買収により①低コスト生産かつ生産数量の拡大のためのインフラ獲得②低価格薬剤の需要増加が見込まれるインドやアジア・アフリカ諸国におけるジェネリック医薬品の販売網拡大-などが可能となる。

セブン銀行がインドネシアでATM運営会社設立

セブン銀行がインドネシアでATM運営会社設立

 セブン銀行は6月11日、インドネシアのATM(現金自動預払機)ネットワーク運営大手PT.ALTO NETWORKと合弁で、新たにATMの運営事業を行う会社「アバディ・タンバ・ムリア・インターナシオナル(ATMi)」を10日に設立したと発表した。新会社の資本金は100億ルピア(約8700万円)、出資比率はセブン銀行70%、ALTO NETWORK30%。事業開始は2015年1月の予定。

 

インドの5月の乗用車販売は9カ月ぶりプラス

インドの5月の乗用車販売は9カ月ぶりプラス

 インド自動車工業会(SIAM)が6月10日発表した5月の国内の乗用車販売台数(UV=多目的車、バンを含む)は前年同月比2.8%増の20万7953台だった。2013年8月以来、9カ月ぶりにプラスに転じた。乗用車と商用車を合わせた新車合計では同1.1%減の25万4939台で、18カ月連続の前年割れだった。

 乗用車販売のメーカー別では、首位のマルチ・スズキが16%増、2位の韓国・現代自動車も13%増だった。

テクマトリックスがインドネシア社と販売代理店契約

テクマトリックスがインドネシア社と販売代理店契約

 テクマトリックス(東京都港区)は6月10日、インドネシアのCBN Cloud(正式名;PT Cyberindo Mega Persada)と、コンタクトセンターCRM製品Fastシリーズのインドネシアにおける販売代理店契約を締結したと発表した。CBN Cloudはすでに1社からFastシリーズのサービス提供を開始している。

 CBN Cloudはインドネシアの大手財閥サリムグループのIT企業で、インドネシア国内でクラウドに特化したサービスを提供している。

東芝メディカルがマレーシアで合弁販社を設立

東芝メディカルがマレーシアで合弁販社を設立

 東芝メディアカル・システムズ(栃木県大田原市)は6月10日、マレーシアの販売代理店エイベックス・メディカル・システムと合弁で、マレーシアスランゴール州シャアラムに医療機器販売会社「東芝メディカル・システムズ・マレーシア」を設立すると発表した。資本金は14億円。出資比率は東芝メディカル・システムズが70%、エイベックス・メディカル・システムが30%。設立は6月12日付で、同日から営業開始する。設立時の従業員数は112人を予定。東南アジアではシンガポールに次いで2カ国目の拠点。

 マレーシアは東南アジア地域でも高い医療技術を持ち、医療ツーリズム(医療観光)に力を入れていることから、合弁会社の設立で需要の取り込みを狙う。同社によると、マレーシアの医療関連市場は年率5~6%で拡大するとみており、同社はこれを上回る年率6~7%の売上高の伸びを確保したい考え。これにより、今後5年以内に売上高1億リンギを目指す。同社は現在、マレーシアの医療関連市場でのシェアは30%以上に達しているとみている。

第三銀行が中国・蘇州豊迅リースなどと提携

第三銀行が中国・蘇州豊迅リースなどと提携

 第三銀行は中国のリース会社、蘇州豊迅汽車租賃公司(蘇州豊迅リース、江蘇省蘇州市)などと提携した。第三銀行の取引先企業の中国現地法人が、設備や自動車などをリースしやすくすることが狙い。同行は蘇州豊迅リースの親会社で、日系企業向けのコンサルティングを手掛ける上海良図商務諮詢公司(上海市)とも提携している。これにより、中国進出や現地での人事・労務マネジメントに加えて金融面も含めトータルに顧客企業を支援する。

Tシャツに直接プリント エプソンがフィリピンで発売

Tシャツに直接プリント エプソンがフィリピンで発売

 セイコーエプソンの販売会社エプソン・フィリピン(EPC)は6月9日、Tシャツなど綿製品に直接プリントできるガーメントプリンター「SC-F2000」を発売したと発表した。パソコンから取り出した画像をTシャツ、ポロシャツ、トートバッグなどの綿製品に直接プリントできる。Tシャツのプリント業務を手掛ける中小企業などに売り込む。印刷可能範囲は102×102㍉㍍、406×508㍉で、ベビーウエアからLLサイズまで対応する。販売価格は1台104万5990ペソ(約245万6200円)。NNAが報じた。