東芝メディカルがマレーシアで合弁販社を設立

東芝メディカルがマレーシアで合弁販社を設立

 東芝メディアカル・システムズ(栃木県大田原市)は6月10日、マレーシアの販売代理店エイベックス・メディカル・システムと合弁で、マレーシアスランゴール州シャアラムに医療機器販売会社「東芝メディカル・システムズ・マレーシア」を設立すると発表した。資本金は14億円。出資比率は東芝メディカル・システムズが70%、エイベックス・メディカル・システムが30%。設立は6月12日付で、同日から営業開始する。設立時の従業員数は112人を予定。東南アジアではシンガポールに次いで2カ国目の拠点。

 マレーシアは東南アジア地域でも高い医療技術を持ち、医療ツーリズム(医療観光)に力を入れていることから、合弁会社の設立で需要の取り込みを狙う。同社によると、マレーシアの医療関連市場は年率5~6%で拡大するとみており、同社はこれを上回る年率6~7%の売上高の伸びを確保したい考え。これにより、今後5年以内に売上高1億リンギを目指す。同社は現在、マレーシアの医療関連市場でのシェアは30%以上に達しているとみている。