ショーワ 中国事業拡大の基盤構築へ広州市に開発拠点

ショーワ 中国事業拡大の基盤構築へ広州市に開発拠点

 輸送用精密機能部品を製造・販売するショーワ(埼玉県行田市)は5月20日、中国広東省広州市近郊に開発拠点「昭和汽車零部件研究開発(広州)有限公司(仮称)」を設立すると発表した。新会社の晋本金は1200万元(約2億円)、ショーワの全額出資。8月1日設立の予定。中国での新機種開発、拡販、開発力の強化による中国ビジネス拡大の基盤構築が狙い。

日本生命 年内にインドネシアの中堅生保に出資

日本生命 年内にインドネシアの中堅生保に出資

 日本生命保険は5月21日、インドネシアの中堅生命保険会社、セクイスライフ(本社・ジャカルタ)に出資すると正式に発表した。年内にも同社の株式20%を約430億円で取得する。出資後に役職員を派遣し、商品開発や販売ノウハウを提供する。セクイスライフはインドネシアの企業グループ、グヌン・セウ・ケンカナ傘下の生保。日本生命のアジア地域での進出はタイ、中国、インドに続き4カ国目。アジアの生保市場の成長を取り込むことで、海外事業を強化する。

積水樹脂 タイで住宅内装材の新工場建設

積水樹脂 タイで住宅内装材の新工場建設

 積水樹脂は5月20日、タイ東部チョンブリ県アマタナコン工業団地にあるグループ会社、積水樹脂プラメタル(タイランド)の敷地内で住宅内装材、アルミ樹脂積層複合板の工場の建設に着工したと発表した。東南アジア地域の住宅向けの複合板需要の増加に対応する。建物面積は約5000平方㍍。19日に起工式を執り行った。投資額は約5億6000万円。12月に完成し、15年夏にも稼働する予定。

IHI インドネシア地下鉄向けシールド掘進機納入

IHI インドネシア地下鉄向けシールド掘進機納入

 IHIは子会社を通じ、インドネシア初の地下鉄工事で使用される「シールド掘進機」を4台受注した。受注額は合計約10億円で、10月から順次納入する。IHIとJFEエンジニアリングが共同出資するジャパントンネルズ(横浜市)が製造・販売する。日本経済新聞が報じた。インドネシアの地下鉄工事で清水建設や三井住友建設などが施工する区間で使われる予定。

   シールド掘進機は直径数㍍~15㍍の円筒状の機械。土中で回転する前面に超合金製の歯を多数備え、土砂を削って掘り進める。地上への影響がなく都心部でも工事を進められる。

 

インドのIT大手のウィプロが武田薬品と提携

インドのIT大手のウィプロが武田薬品と提携

 インドのITサービス企業大手のウィプロ(カルナータカ州バンガロール)は5月19日、武田薬品工業とITプラットフォームの構築やシステム管理などのサービス提供で提携したと発表した。ファイナンシャルタイムズ(電子版)によると、複数年契約で、受注額は4億米㌦(約406億円)とみられる。ウィプロは、武田薬品のグループ企業も含めた世界の事業拠点全体のITプラットフォームを統合し、業務運営の効率化を目指すとしている。

ヤマハ 7月から新型250ccスポーツバイク投入

ヤマハ 7月から新型250ccスポーツバイク投入

 ヤマハ発動機は、新開発の2気筒250ccエンジンを搭載したスポーツバイクYZF-Rシリーズの新製品「YZF-R25」を7月からインドネシア市場に投入する。インドネシアでの製造・販売はグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行う。価格は5300万ルピア。(約46万8000円)。YZF-R25は同社の新中期経営計画(2013~2015年)の事業規模拡大を担うグローバルモデルとして開発。インドネシアだけでなく、他のASEAN諸国や先進国市場への販売も視野に入れている。

日清紡HD タイに商用車向けブレーキ部品工場

日清紡HD タイに商用車向けブレーキ部品工場

 日清紡ホールディングス(HD)は今秋、タイのバンコク近郊にトラックなど商用車向けのブレーキ部品の工場を設ける。商用車向けブレーキ部品では東南アジアで初の拠点になる。投資額は約15億円。経済発展が続く東南アジアは商用車の需要が底堅いと判断した。日系メーカーの現地工場にドラムブレーキを出荷し、3年内に年間30億円の売上高を目指す。日清紡ブレーキが現地に全額出資の製造子会社を設立する。日本経済新聞が報じた。

イノテックが台湾スターテクノロジーズを子会社化

イノテックが台湾スターテクノロジーズを子会社化

 半導体検査装置(テスター)などを手掛けるイノテック(横浜市港北区)は5月19日、台湾新竹市で製品を製造するSTAr Tecnologies Inc.(思達科技、スターテクノロジーズ)を子会社化すると発表した。現在14.99%を保有するSTAr社の株式を取得、ビジネスの強化に向け出資比率を70%超に引き上げる。

 同社を子会社化することで、より強力なパートナーシップの下、より戦略的にビジネスを展開することが可能になる。これに伴い、国内の特定顧客への依存、テスターの単品売りといった、これまでのテスタービジネスが抱えていた課題を克服し、トータルソリューション提案によりビジネスの安定的拡大を図る。

野村HDが中国・上海で合弁で金融・保険事業

野村HDが中国・上海で合弁で金融・保険事業

 野村ホールディングス(HD)は5月19日、中国の不動産・金融大手の上海陸家嘴(集団)グループ会社計3社と中国(上海)自由貿易特区(上海自貿区)に金融情報の提供を手掛ける合弁会社「上海野村陸家嘴資産管理有限公司(仮称)(Shanghai Nomura Lujiazui Investment Management Co.,Ltd )」を設立すると発表した。 資本金は3000万人民元(約4億8000万円)、資本構成は野村HD60%、上海陸家嘴グループ(3社計)40%。中国の富裕層向けに証券・保険事業や不動産開発事業などを手掛ける予定。

 

ITの日立イービーワークスがインドネシアで営業開始

ITの日立イービーワークスがインドネシアで営業開始

 日立製作所の金融ソリューション開発会社日立イービーワークスは5月19日、インドネシア法人も営業を開始した。金融機関向けにITシステム関連のサービスを提供し、現在4行の顧客数を年内に3行の新規顧客を開拓し、向こう3~5年で同国の大手10行を顧客とする考えだ。

    現地法人はジャカルタに設立し、従業員35人の体制で業務を開始した。業務の拡大に伴い、4年後に200人に増員する。ソフトウエアの間発センターも設置。インドネシア人技術者50人を採用している。2017年には3倍に拡充する計画だ。開発センターはマレーシア・クアラルンプール、中国・成都に続き3カ所目となる。NNAが報じた。

   インドネシアでの営業活動は、地元提携先のビントラコ・グループを通じて行う。金融機関向けのインターネットバンキングやモバイルバンキング用のシステムのほか、ローンの与信から回収までの手続きをサポートする「クレジット・マネジメント・ソリューション」システムなどを提供していく方針だ。