トヨタの3月のインド販売56.7%減 工場の一時閉鎖響く

トヨタの3月のインド販売56.7%減 工場の一時閉鎖響く
 トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は4月1日、3月のインド新車販売の結果を明らかにした。3月の総販売台数は前年同月比56.7%減の9160台(輸出を含む)と大きく落ち込み、4カ月連続で前年実績を下回った。これは3月下旬、インド国内の2工場をロックアウト(一時閉鎖)した影響が出たもの。9160台の内訳は、インド国内販売分が8206台で前年同月比57.8%減の大幅マイナス。輸出では現地生産の「エティオス」を954台輸出した。レスポンスが報じた。

 

インドのタタ自動車 フィリピン市場進出 本国から輸出

インドのタタ自動車 フィリピン市場進出 本国から輸出
 インド自動車大手のタタモーターズは4月3日、フィリピンで開幕した「マニラモーターショー2014」において、フィリピン市場へ進出すると発表した。同社はフィリピン市場への進出にあたり、現地のタジ・オートグループとディストリビューター契約を締結。タジ・オートグループが正規ディーラーとしてタタ車を取り扱う。
 販売車種は乗用車と商用車を予定。いずれも車両はインドから輸出する。タタモータースのASEAN(東南アジア諸国連合)域内への輸出はタイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマーに続き5カ国目。レスポンスが報じた。

3月も好調持続し、新車販売は17.5%増で11万台超え

3月も好調持続し、新車販売は17.5%増で11万台超え
 インドネシア自動車工業会(ガイキンド)によると、3月の自動車販売台数は前年同月比17.5%増の11万2873台となり、引き続き好調を維持した。低価格・エコカーのLCGC適合車が牽引したとみられる。この結果、第1四半期の自動車販売は前年同期比10.8%増の32万8150台となった。3月のメーカー別販売台数は、トヨタが4万1389台でトップ、以下、ダイハツ1万6376台、ホンダ1万4529台などと続いた。

日本証券金融がインドネシアのKPEIと提携

日本証券金融がインドネシアのKPEIと提携
 日本証券金融(東京都中央区)は4月2日、インドネシアの中央清算機関であるPT Kliring Penjaminan Efek Indonesia(KPEI)と情報交換・相互協力に関する覚書を締結したと発表した。これにより、両社間の情報交換や人的交流を通して、日本とインドネシアの両国の証券市場の発展に寄与するとしている。

TIS Soltiusと提携 日本企業向けSAP導入を支援

TIS Soltiusと提携 日本企業向けSAP導入を支援
 ITホールディングスグループのTIS(東京都新宿区)は4月3日、同社のASEAN(東南アジア諸国連合)地域の拠点、TISI(Singapore)Pte.Ltd(本社シンガポール)が、インドネシアでトップクラスのSAPソリューションベンダー、PT Soltius Indonesia(以下、Soltius、ジャカルタ特別州)とSAP関連ビジネスに関して業務提携したと発表した。TISとSoltius(ソルティウス)は「SAPアプリケーションの導入と開発」「共同マーケティング」などを行い、インドネシアでのSAP導入で提携し、共同で日本企業向けのSAP関連ビジネスの拡大を目指す。 

企業支援へ伊予銀行がシンガポール大手銀行と業務提携

企業支援へ伊予銀行がシンガポール大手銀行と業務提携
 伊予銀行はシンガポールの大手銀行ユナイテッド・オーバーシーズ銀行と業務提携した。東南アジアへの進出を計画する伊予銀行の取引先に、東南アジアの規制などの情報を提供する。オーバーシーズ銀行が現地の弁護士や会計士などの専門家も紹介する。愛媛県を中心とする企業の海外進出を後押しする。
 オーバーシーズ銀行は1935年設立の現地有力銀行の一つ。シンガポールには67カ所、タイやマレーシア、インドネシアなど海外には500カ所以上拠点がある。日本経済新聞が報じた。

独VWが初のタイ工場建設を申請 日本勢を追撃

独VWが初のタイ工場建設を申請 日本勢を追撃
 関係筋によると、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、同社初のタイ工場建設を同国政府に申請した。東南アジア諸国連合(ASEAN)市場で先行する日本勢を追撃する。工場建設では優遇税制を活用。米フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)も優遇税制を活用して同国への投資を進めている。VWは現在、マレーシアで3モデルの組み立てを行っている。ロイター通信が報じた。

2月は13%減に 東南アの新車販売 インドネシア堅調

2月は13%減に 東南アの新車販売 インドネシア堅調
 東南アジア主要6カ国の2014年2月の新車販売台数は前年同月比13%減の26万2900台で、10カ月連続のマイナスになった。主要市場のタイは自動車購入補助制度の反動減と政情混乱による需要低迷で、45%減の7万1700台で1月に続き大幅に落ち込んだ。インドネシアは8%増の11万1800台で2カ月連続で10万台を超えた。トヨタ自動車の「アギア」、ダイハツ工業の「アイラ」などLCGC適合車が売れて好調を維持している。マレーシアは13%増でプラスに転じた。フィリピンは16%増の1万9500台と3カ月連続で2ケタ伸びた。ベトナムも72%増の7300台だった。

インドのホンダ二輪販売 昨年度は372万台で過去最高

インドのホンダ二輪販売 昨年度は372万台で過去最高
 ホンダモーターサイクル・アンド・スクーター・インディア(HMST)は3月31日、2013年4月~2014年3月の販売台数が前年同期比35.1%増の372万1935台となり、過去最高を記録したと発表した。内訳はモーターサイクルが同36.8%増の176万7195台、スクーターが同33.6%増の195万4740台。主力のオートバイ「ドリーム・コガ」の全面改良、スクーターの新モデル「アクティバ」の発売などが寄与した。NNAが報じた。

NECなどシンガポールのサイバー犯罪対策事業を受注

NECなどシンガポールのサイバー犯罪対策事業を受注
 NECのアジア太平洋地域統括会社NECアジア・パシフィック(NEC APAC)は4月2日、サイバーセキュリティー・ソリューション企業の米シプリス・エレクトロニクスと共同で、サイバーセキュリティー研究事業を、シンガポール内務省から受注したと発表した。NEC APAC とシプリスは実例や最先端の研究成果と応用シミュレーション訓練などを提供し、サイバー犯罪への対応能力の強化を支援するという。NNAが報じた。
 NECは2012年にもサイバーセキュリティー対策で国際刑事警察機構(インターポール)と提携するなど、国際的な実績がある。