大和総研がミャンマーからICTインフラ構築を受注

大和総研がミャンマーからICTインフラ構築を受注

 大和総研は5月30日、ミャンマー中央銀行から資金・国債決済、担保管理を主な機能とする基幹システムを稼働させるために必要なICTインフラの構築を受注し、契約締結したと発表した。これは、国際協力機構(JICA)による無償資金協力事業として実施されるもの。

 実施に際しては富士通、KDDI、新日鉄ソリューションズ、パナソニック インフォメーションシステムズが参画する。また、ミャンマー中央銀行基幹システムのアプリケーション構築についてはNTTデータおよびNTTデータミャンマーが担当する。

宮崎大学がキャンパス内にイスラム文化交流棟

宮崎大学がキャンパス内にイスラム文化交流棟

 宮崎大学は、イスラム圏諸国の優秀な外国人留学生を戦略的に受け入れていくために、国際交流施設「イスラーム文化研究交流棟(Islamic Center)」を整備した。6月6日14:00から同施設の開所式を執り行う。その後、留学生らによるイスラム文化講演も同大学国際連携センターで行われる。

 イスラーム文化研究交流棟は約80平方㍍で、ハラル食品およびイスラム文化の研究、貿易促進に必要な情報交換や文化交流などを行う施設として設けられた。

ソフトバンクがインドネシアで50億円投資ファンド

ソフトバンクがインドネシアで50億円投資ファンド

 ソフトバンクはインドネシアで地元の通信大手インドサットと組み、5000万㌦(約50億円)の投資ファンド「SB  ISATファンド」を設立した。主な投資対象は電子商取引(EC)などインターネット関連の新興企業。SB  ISATファンドの運用期間は10年。両社のほか国内外のベンチャーキャピタルも出資する。

 東南アジア最多のネット利用者を擁する同国で有力企業を育て、収益源の拡大や海外事業のノウハウ獲得につなげる。日本経済新聞が報じた。

日本人妻54人が旧交温める「ひまわり会」第26回総会

日本人妻54人が旧交温める「ひまわり会」第26回総会

 インドネシア人男性と結婚した日本人女性が集う「ひまわり会」は5月24日、南ジャカルタのバピンド・プラザ27階の水峰で第26回総会を開いた。今回は子供を含め各地から54人が参加し、久しぶりの再会を喜び、会場では旧交を温める姿が数多くみられた。

 ひまわり会は、1960年代の賠償留学生制度で日本に留学したインドネシア人男性と結婚した日本の女性たちを中心に1997年設立。20~80歳の会員が集まり、交流を深める。また、インドネシア人との結婚や生活に関する課題や生活情報などを盛り込んだ会報を毎月発行。累計発行回数は200回を超えている。じゃかるた新聞が報じた。

日・イ友好の「ENNICHISAI」に21万人が来場

日・イ友好の「ENNICHISAI」に21万人が来場

 今回で5回目を数えた、インドネシア・ジャカルタの「リトル東京ブロックM  ENNICHISAI (縁日祭)2014」が5月24、25の両日開催された。今年のテーマは日本、インドネシアの友好と協調が前進するようにとの願いを込めた「飛翔It‘s time to jump」。

    メインステージであいさつした鹿取克章駐インドネシア日本大使は「毎年少しずつスケールの大きいイベントになっている。今後(インドネシア)国内からも、日本からも多くの人が来るようになってほしい」と期待を込めた。今回は13年を上回る約21万人(延べ人数、主催者調べ)が来場した。じゃかるた新聞が報じた。

  今回はメインステージでは大江戸太鼓や日本舞踊、阿波踊り、沖縄エイサーなど伝統的な催しを、第2ステージではコスプレ大会やアーティストによるミニライブなどポップカルチャーを中心としたイベントが行われた。会場内では神輿(みこし)や山車(だし)が繰り出し“ワッショイ”“ワッショイ”の威勢のいい掛け声が響き渡った。その間をアニメの主人公に扮したコスプレーヤーが往き来する。日本国内では同じ場所では、ちょっと見られない不思議な光景が出現した。

 今回、とりわけ注目されたのがインドネシアでも大人気のコスプレイベント。25日、第2ステージの夜のメインイベントとして開催された「インドネシアコスプレグランプリ(ICGP)」は国内コスプレーヤーにとって重大な大会だ。優勝すれば8月に名古屋で開催される世界大会「世界コスプレサミット」出場が決まる。それだけに、様々に工夫を凝らしたコスプレーヤーの意気込みが感じられた。また、同世界大会に向け、日本企業が観光客誘致に動き出していた。日本の国土交通省中部運輸局と中部国際空港が合同で今年初めて出展したのが目を引いた。

 

日・台訪問者数14年は400万人に 観光サミット

日・台訪問者数14年は400万人に 観光サミット

 日本・台湾間の観光交流の促進を話し合う「日台観光サミット」が5月23日、台湾・屏東県で開催された。台湾の観光局を管轄する交通部の陳建宇次長は、今年の日台相互の訪問者数が、これまでの予測より2年早く計400万人に達するとの見通しを明らかにした。工商時報が報じた。

 台湾観光局の統計によると、2013年に日本を訪れた台湾人は前年比50.4%増の234万6007人。一方、日本から台湾への渡航者数は前年比微減の142万1550人だった。今年台湾を訪れる日本人は150万~160万人と予測している。日台観光サミットは08年から毎年、交互に両国で開催されている。

イ・日友好「ジャカルタ『絆』駅伝2014」に760人

イ・日友好「ジャカルタ『絆』駅伝2014」に760人

   インドネシアと日本の友好を目的とした「ジャカルタ『絆』駅伝2014」(毎日新聞・コンパス紙主催)が5月25日、ジャカルタ市内で行われた。日系企業や団体で働く日本人とインドネシア人など760人(190チーム)が出場し、たすきをつないだ。毎日新聞などが報じた。

    レースは午前7時(日本時間9時)開始で、ブロックMと呼ばれる日系飲食店が多く集まる地区を4人1組で集会する計12.5㌔のコース。招待参加のロンドン五輪女子マラソン代表、尾崎好美さん(第一生命)やAKB48の姉妹グループでジャカルタを中心に活動するJKT48のメンバーらも一緒に走り、沿道から大きな声援を受けていた。JKT48チームは、AKB48から移籍した仲川遥香さんや、AKBグループの海外初の「選抜総選挙」で一番になったメロディーさんらも「48番のゼッケン」を付けて快走。たすきをつなぐたびに、ひと際大きな声援が起こっていた。

    ゴール地点では、日本人とインドネシア人が肩をたたいて健闘を称え合う姿が数多く見られた。1位は45分08秒のタイムでゴールしたデンソーインドネシア、2、3位はトヨタインドネシアだった。同地区では24、25の両日、日本の音楽や踊り、食文化などを紹介する「縁日祭」も開かれ、日本とインドネシアの親善ムードを盛り上げていた。

 

日立がベトナムのFPTと大学支援システム

日立がベトナムのFPTと大学支援システム

 日立製作所は5月21日、ベトナム最大手のIT企業FPT Software Co.,Ltd(ハノイ市)と共同で、ベトナムにおいて大学の事務支援や学生の情報を管理するシステムの普及を目指すと発表した。これは日立が日本の大学向けに提供している学務情報システム「UNIPROVE/AS(ユニプルーブ・エーエス)」を、FPTがベトナムの大学向けに対応させた「Eduprove(エドゥプルーブ)」として製品化。FPTが日立の技術支援のもと、7月からベトナムで販売開始する。

 両社のノウハウを組み合わせた「Eduprove」の販売を通して、ベトナムにおける大学教育環境の高度化に貢献していく。両社は2012年4月に戦略的パートナーシップ契約に基づき、大学経営を包括的に支援するシステムを、ベトナムの大学向けに展開することを目指し開発に取り組んできた。

三菱商事などミャンマー・ティラワ工業団地の販売開始

三菱商事などミャンマー・ティラワ工業団地の販売開始

 三菱商事、丸紅、住友商事の3社は5月19日、ミャンマー・ティラワ経済特別区でミャンマー民間企業連合と共同で現地開発事業体Myanmar Japan Thilawa Development Ltd.,(MJTD)を設立したうえで、開発を進めてきた工業団地の販売を開始したと発表した。

 今回、MJTDの日本側窓口として3社が販売するのは、ティラワ経済特区の先行開発エリア「Class-A地区」(対象面積396㌶)は各種インセンティブが付与されるほか、ヤンゴン市に約20㌔と至近にあり、輸出加工拠点に留まらず、ミャンマー内需向けの生産拠点としても優位な立地にある。また、4月23日、国際協力機構(JICA)がMJTDの合弁事業契約書に調印し、同開発事業は日本・ミャンマー初の官民連携事業となっている。日本政府は円借款による同工業団地の周辺インフラ整備を決定している。

日本観光情報ウェブ「MATCHA」のインドネシア版開始

日本観光情報ウェブ「MATCHA」のインドネシア版開始

 日本を訪れる外国人観光客向けレストランやショッピング、各地の見どころなどの情報を提供するウェブメディア「MATCHA(マッチャ)」のインドネシア語版(https://matcha-id.com/)がこのほど開設された。スラバヤ在住の邦人主婦や日本在住の留学生など8人が翻訳に参加し、仕上げた。これにより急増するインドネシア人観光客に日本の最新情報を発信する。ちなみに、日本語版は「フード」「ショップ」「スポット」「ハウトゥー」「オタク」と5つのカテゴリーに分類されている。じゃかるた新聞が報じた。