新日鉄住金がインドネシアで合弁で自動車用鋼板生産

新日鉄住金がインドネシアで合弁で自動車用鋼板生産

 新日鉄住金は8月11日、インドネシアの国営クラカタウ・スチールと自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社「クラカタウ・ニッポン・スチール・スミキン(KNSS)」の設立について、最終契約を締結したと発表した。

 KNSSは新日鉄住金80%、クラカタウ20%をそれぞれ出資。2017年半ばに工場稼働を予定。年産能力は48万㌧で、当初からフル生産することにより、2年目での黒字を見込んでいる。設備投資額は約3億㌦(約300億円)。新日鉄住金によると、インドネシアにおける自動車用鋼板市場は、13年の約70万㌧から20年には約100万㌧まで拡大する。

中国がトヨタなどの合弁会社を独禁法違反で調査

中国がトヨタなどの合弁会社を独禁法違反で調査

 トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなどの中国現地法人・合弁会社が8月8日、独占禁止法違反を取り締まる国家発展改革委員会から、修理用部品の価格について調査を受けていることが分かった。トヨタ、ホンダの合弁会社は同日、一般消費者に向け修理部品の値下げを発表し、日産の現地合弁会社も部品値下げを検討していることを明らかにした。

JBIC 埼玉プレス鍛造の中国法人に元建て協調融資

JBIC  埼玉プレス鍛造の中国法人に元建て協調融資

 国際協力銀行(JBIC)は8月8日、海外展開支援融資ファシリティの一環として、埼玉プレス鍛造(埼玉県)の中国法人との間で融資金額450万元(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。この融資は、清水銀行との協調融資によるもの。

神戸製鋼 中国で自動車用冷延ハイテン合弁会社

神戸製鋼 中国で自動車用冷延ハイテン合弁会社

 神戸製鋼所および鞍山鋼鉄集団公司の有力子会社、鞍鋼股分有限公司は8月7日、中国での自動車用冷延ハイテンの製造・販売を目的とする合弁会社「鞍鋼神鋼冷延高張力自動車鋼板有限公司」を8月1日設立したと発表した。

 新会社の所在地は遼寧省鞍山市。生産能力は年間60万㌧。総投資額は17億5000万元(約289億円)、資本金は7億元(約116億円)、出資比率は神鋼49%、鞍鋼51%。2016年初に稼働予定、フル稼働時の従業員は100名程度を予定。

バタン発電所 建設地移転の可能性 日系企業にも影響

バタン発電所 建設地移転の可能性 日系企業にも影響

 土地収用問題で着工が大幅に遅れているインドネシア・バタン石炭火力発電所建設事業(総工費40億㌦/事業会社は電源開発、伊藤忠商事などによる合弁会社/中部ジャワ州バタン県)についてハイルル・タンジュン経済担当調整大臣は、「226㌶のうち29㌶収用できていない。バタン県政府は土地収用問題を迅速に解決できなければ、建設場所を移転させる」と説明した。

    同大臣は、新たな候補地については同じく中部ジャワ州としているが、土地の高騰を防ぐため、具体的な地名については言及を避けている。ビスニス・インドネシアが報じた。

 

インドでホンダの大衆向けバイク販売100万台突破

インドでホンダの大衆向けバイク販売100万台突破

 ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーターズ(HMSI)は8月6日、インド国内市場で大衆向けモーターバイク「ドリーム」シリーズの累計販売台数が100万台を突破したことを明らかにした。タイムズ・オブ・インディア(電子版)が報じた。

 HMSIは2012年以降、「ドリームコガ」「ドリーム・ネオ」「CD110ドリーム」の3車種を投入。2年2カ月の短期間で販売台数を100万台の大台に乗せた。これにより、排気量100~110ccのモーターバイク市場でHMSIのシェアは大幅に拡大した。

リケン アムテックGとインドでカムシャフト用新工場

リケン アムテックGとインドでカムシャフト用新工場

 リケンは8月6日、インド北西部ラジャスタイン州にカムシャフトの新工場を設けると発表した。投資額は3億円。現地の自動車部品大手、アムテックグループと9月に設立する折半出資会社で運営する。

 リケンはカムシャフトの現地生産化を進めており、海外工場は中国、インドネシアに続いて3カ国目。新工場の生産能力は2017年に年300万本、売上高同10億円程度となる見込み。同社はインドにピストンリング工場があったが、カムシャフト工場は初めて。

 インド市場はスズキの子会社マルチ・スズキが四輪最大手。また、ラジャスタイン州にはホンダが工場を持っている。

 

日清食品HD 中国にカップ麺の生産子会社設立

日清食品HD 中国にカップ麺の生産子会社設立

 日清食品ホールディングスは8月6日、中国せっ江省平湖市にカップ麺の生産子会社を設立すると発表した。同国で生産・販売しているカップ麺「合味道」が沿岸都市部を中心に人気を集め、売上高が年間3割増となるなど販売増に対応するもの。

 同社グループの中国における供給体制は、現在稼動中の2つの生産拠点(上海市、広東省佛山市)に加え、福建省に建設中の新工場で2016年に生産開始する予定。新たにせっ江省に生産拠点を設けることにより、華東地区で即席麺製品の供給体制が増強される。

 

横河電機 インドネシア地熱発電所から制御システム受注

横河電機 インドネシア地熱発電所から制御システム受注

 横河電機は8月6日、インドネシア・ジャワ島のカモジャン地熱発電所に増設される5号機向けに、制御システムを受注したと発表した。同地熱発電所は、西ジャワ州の州都バンドンから約40㌔に位置するガルット市にある。今回増設される5号機の発電容量は3万5000㌔㍗。2015年7月竣工予定。今回の受注により同社のインドネシアの地熱プラント向けシステム納入は11件目となる。

フィリピン・トヨタの7月販売は65%増で初の1万台突破

フィリピン・トヨタの7月販売は65%増で初の1万台突破

 トヨタ・モーター・フィリピン(TMP)は8月6日、7月の新車販売台数が前年同月比65%増の1万123台に上り、単月の販売台数としては過去最高を記録したと発表した。フィリピン国内で生産するメーカーが単月で1万台を売り上げるのは同社が初めて。小型自動車「ヴィオス」、多目的車(MPV)「イノーバ」の販売台数が、それぞれ2480台、1614台となり、ともに販売開始以来、最高となった。NNAが報じた。