天皇陛下「希望と夢持ち歩みを進める年に」新年メッセージ

天皇陛下は2022年1月1日、コロナ禍で昨年に続き実施を見送られた新年一般参賀でのあいさつに代わる、国民に向けた新年のビデオメッセージを宮内庁を通じて公表された。
長引く新型コロナウイルス禍で苦境にある人々を労(いたわ)り、「明るい希望と夢を持って歩みを進めていくことのできる良い年となることを心から願っています」と述べられた。皇后さまも「少しでも穏やかで、実り豊かな年となりますよう」と言葉を添えられた。映像は約6分間。

世界のコロナ新規感染者7日間平均で初めて1日100万人超に

AFPの2021年12月30日のまとめによると、世界の新型コロナウイルス新規感染者の7日間平均が、流行開始以来初めて100万人を超えた。感染力の高い変異株「オミクロン株」の感染急拡大を受けて、12月23~29日の世界の新規感染者は合計730万人以上、1日当たり104万5,000人に上り、過去最多を更新した。これまで最多だった2021年4月23~29日の1日当たり81万7,000人を大幅に上回った。
新規感染者の85%以上は、オミクロン株の流行が特に深刻な欧州と北米で確認された。過去1週間に確認された新規感染者は、欧州が前週比36%増の402万2,000人、北米が前週比83%増の226万4,000人だった。一方、アジアは前週比12%減の26万8,000人だった。

厚生労働省「ヤングケアラー」小学生対象に初の実態調査実施

厚生労働省は2022年1月から、小学生を対象に初めて実態調査を行うことを決めた。調査では、全国の公立小学校をからおよそ350校を抽出して小学6年生に介護や世話をしている家族がいるかどうかを尋ねたうえで、学校を休まなくてはいけなかったり、睡眠が不足したりしていないかなどを聞くという。厚労省は今年度中に調査結果をまとめ、支援策を検討するとしている。
ヤングケアラーについては昨年度、国は中高生を対象に初めて実態調査を実施した。その結果、中学生ではヤングケアラーが17人に1人に上り、介護などを始めた年齢の平均は小学生にあたる9.9歳だったという。

ベトナム 21年GDP2.58%増 新型コロナによる移動制限響く

ベトナム統計総局は12月29日、2021年の実質国内総生産(GDP)が前年比2.58%増にとどまり、2020年実績(2.91%増)を下回ったと発表した。輸出は堅調だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で移動制限が長引き、個人消費が大きく低迷した。この結果、2021年通年で6.5%の経済成長を掲げてきた政府目標は、大幅な未達となった。

ベトナム 21年GDP2.58%増 新型コロナによる移動制限響く

ベトナム統計総局は12月29日、2021年の実質国内総生産(GDP)が前年比2.58%増にとどまり、2020年実績(2.91%増)を下回ったと発表した。輸出は堅調だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で移動制限が長引き、個人消費が大きく低迷した。この結果、2021年通年で6.5%の経済成長を掲げてきた政府目標は、大幅な未達となった。

RCEP 22年1/1発効 GDPで世界の約3割占める巨大経済圏誕生

東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が2022年1月1日に発効、国内総生産(GDP)で世界の約3割を占める巨大経済圏が誕生する。RCEPには日本はじめ中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などが参加する。日本にとっては中国、韓国と初めて結ぶ自由貿易協定(FTA)で、日本の域内向け輸出を2019年比で5%超押し上げるとの試算もある。

日本政府 法令約4万件をAIで検証 規制緩和へ法改正急ぐ

政府はデジタル化に向けた規制緩和を急ぐため、書面・対面を義務付ける法律などから人工知能(AI)を使って改正すべき箇所を抽出する検討に入った。検討する対象は法律や政省令、行政上の通達などおよそ4万件に上る。法改正を巡る事務の効率を上げて規制緩和の早期実現につなげる。日本経済新聞が報じた。

コロナ禍で脱プラ足踏み・減速 食品デリバリー容器需要増で

新型コロナウイルス禍により、脱プラスチック製品の動きが足踏み状態で、2021年はプラスチック製品の生産が3年ぶりにプラスになる見通しとなっている。1~10月のプラスチック製品の国内生産は前年同期比3%増となっている。世界的に脱プラの動きが広がる中、デリバリー向け容器や飛沫感染防止シートなどの需要が伸びている。衛生面や利便性に優れたプラスチック製品の代替製品の開発が、課題のコスト面などの問題を克服できていないためだ。