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中国軍機 空自機に2回レーダー照射

防衛省は12月7日、沖縄本島南東の公海上空で6日午後、中国海軍の空母「遼寧」を発艦したJ15戦闘機から対領空侵犯措置を実施中の航空自衛隊のF15戦闘機が、2回にわたってレーダー照射を受けたと発表した。中国側が日本に圧力をかける狙いがあった可能性がある。
日本政府は外交ルートを通じて、不測の事態を招きかねない危険な行為だとして中国側に抗議した。防衛省が、中国軍機からの自衛隊機がレーダー照射された問題を公表するのは初めて。

公取委 ツヴァイに取引適正化法違反で勧告

公正取引委員会は12月5日、結婚相談所大手ツヴァイ(本社:東京都)に対し、婚活パーティーの司会を委託したフリーランスらに取引条件を明示していなかったとして、フリーランス取引適正化法違反で再発防止を求める勧告を行った。
発表によると、ツヴァイは2024年11月〜2025年4月、婚活パーティーの司会役や、結婚相談所で会員の相談に乗る業務などをフリーランスらに委託。同法は、契約時に業務内容や支払期日などの条件の明示を義務付けているが、同社が134人と結んだ契約書面には必要な項目が抜けていたという。

万博・大屋根リングの解体始まる

大阪・関西万博のシンボルだった大屋根リング(1周2㌔)の解体工事が、夢洲(所在地:大阪市此花区)で、建設した清水建設、竹中工務店、大林組の大手ゼネコン3社を中心とする共同企業体により進められている。作業は12月1日から本格化。再利用に゙向け、柱や梁を取り外す作業が確認できる。大阪府と大阪市により保存される200mを残し、2027年8月までに撤去される。

今年の車にスバル「フォレスター」決定

自動車評論家らが選ぶ今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月4日発表され、SUBARU(スバル)のスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」に決まった。スバルは2020年の「レヴォーグ」以来、5年ぶりの受賞。2位はホンダのクーペ「プレリュード」、3位はトヨタ自動車のSUV「クラウンエステート」だった。
受賞したフォレスターは6代目で、今年4月、約7年ぶりに全面改良して発売された。上位グレードに、モーターだけで走行できる「ストロングハイブリッドシステム」を初めて搭載し、燃費性能を5代目から3割向上させている。

ウナギの取引規制案 国際会議で正式否決

絶滅の恐れのある動植物の希少種の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議の本会議がウズベキスタンで12月4日あり、ニホンウナギを含むウナギ全種類の国際取引を規制する提案を、正式に否決した。投票135カ国・地域のうち賛成35、反対100だった。
ただ、ウナギを巡っては全世界の資源管理だけでなく、日本国内の流通の不透明さも課題とされ、現状を改善しなければ今後も規制の議論は続くーーとの専門家の指摘もある。

日本は初戦オランダ, 次戦チュニジア W杯

米国・ワシントンで12月5日(日本時間6日)行われた2026年サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の組み合わせ抽選会で、日本の初戦、次戦の対戦相手が決まった。
8大会連続8度目の出場となる日本(FIFA世界ランキング18位)は1次リーグF組で初戦、オランダ(同7位)と戦うことが決まった。第2戦はチュニジア(同40位)、第3戦は2026年3月に実施される欧州予選プレーオフ(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者と対戦する。

コメ5㌔最高値の4,335円, 備蓄米流通減で

農林水産省は12月5日、11月24〜30日に全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格が、禅宗より23円高い4,335円だったと発表した。値上がりは2週連続で、11月3〜9日に記録した4,316円を上回り、過去最高を更新した。
内訳は政府備蓄米を含む「ブレンド米」が92円高い3,870円で、2週連続で上昇した。備蓄米の流通量が減少しており、価格の上昇要因となった。新米を含む銘柄米は5円高い4,551円だった。

自民・維新 定数削減法案 衆院に提出

自民党と日本維新の会は12月5日、衆院議員定数削減法案を衆院に提出した。柱は、現行の総定数(465)の1割に当たる45議席以上を削減することだ。具体的な方法などは与野党で協議し、1年以内に結論が出ない場合、小選挙区で25議席、比例選で20議席の計45議席を削減することが自動的に確定する条項が盛り込まれている。
両党は17日に会期末を迎える今国会で成立を図る構えだが、野党は強く反発している。

ゲノム編集ベビー禁止へ 専門委合同会議

厚生労働省や文部科学省などの専門委員会合同会議は12月4日、狙いとした遺伝子を効率よく改変するゲノム編集技術で加工された人の受精卵について、人や動物の胎内に移植することを禁止する規制案を取りまとめた。違反した場合の罰則も設ける。早ければ2026年の通常国会で、”ゲノム編集ベビー”法案の提出を目指す。