環境省は11月17日、今年4〜10月のクマによる被害者数は21都道府県の196人(速報値)に上ったと発表した。記録が残る2006年度以降の同期比では2023年度の18道府県の182人を上回って過去最悪となった。
被害者数を都道府県別でみると、秋田の56人が最も多く、岩手34人、福島20人、長野15人、新潟13人と続いている。クマに襲われたことによる死者は13人(11月17日時点)で、6人だった2023年の2倍以上になっている。
時期別にみると、10月は88人が被害に遭い、9月の39人の倍以上となっている。同省は急増した要因について、エサとなるドングリなどが不作で、食べ物を求めて市街地への出没が相次いだためとみている。
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パナソニックHD 住設会社, YKKへ売却
パナソニックホールディングス(HD)は11月17日、住宅設備を手掛けるパナソニックハウジングソリューションズの株式の80%を2026年3月末までにYKKに売却すると発表した。売却額は非公表。
パナソニックハウジングソリューションズが扱う商材は、トイレや浴室、洗面台などの水回り製品、内装建材、宅配ボックスなど住宅関連製品。2025年3月期の連結売上高は4,795億円で、従業員数は約1万人。パナソニックHDは株式の20%を保有し続ける。
YKKは子会社YKKAPでサッシを中心に建材を手掛けている。今回の買収により、リフォーム事業を一段と強化する。パナソニックのブランドを維持し、人員削減やショールームは廃止しないという。YKKAPの2025年3月期の連結売上高は5,616億円。
パナソニックHDは、少子高齢化の進行で国内の新設住宅着工戸数が減少傾向にある中、自力で収益力を大きく改善するのは難しいと判断した。
ニプロ 再生医療等製品の本承認申請
レガレイラG13勝目 女王決定戦制す
現役の最強牝馬を決める競馬の第50回エリザベス女王杯(G1,2200m芝、16頭出走)が11月16日、京都競馬場で行われた。1番人気に支持されたレガレイラ(戸崎圭太騎乗)は中団でレースを進め、最後の直線で力強く抜け出し、2分11秒0で危なげなくG13勝目を飾るとともに、1着賞金1億3,000万円を獲得した。戸崎騎手、木村哲也調教師ともこのレース初勝利。2着に4番人気のパラディレーヌ、3着に9番人気のライラックが入った。
レガレイラは昨年のこのレースで5着に敗れ、1番人気の支持を裏切っている。その後、牡馬混合の年末の有馬記念(G1)を3歳で制し、レース運びがうまくなった。次レースは有馬記念になるのだろうが、グランプリ連覇の偉業がかかる。