伊藤忠,旭化成など ペットボトルのリサイクルで実証

伊藤忠商事(本社:東京都港区)、伊藤忠プラスチックス(本社:東京都千代田区)、ファミリーマート(本社:東京都港区)、旭化成(本社:東京都千代田区)は9月12日、使用済みペットボトルを回収ボックスに投函した後、リサイクル素材に加工されるまでを、スマートフォンのアプリでトレース(追跡)できるサービスを、9月26日から東京都葛飾区内のファミリーマート1店舗で開始すると発表した。
実証実験は11月25日までの約2カ月間を予定。資源循環型社会の実現に向けたデジタルプラットフォーム構築プロジェクト「BLUE Plastics(ブルー・プラスチックス)」の取組の一環。

日本触媒 豊通と中国のリチウム塩製造会社へ出資

日本触媒(本社:大阪市中央区)は9月12日、リチウムイオン電池(以下、LiB)の最大市場の中国で、同社が世界で初めて商品化した高性能電解質としてのリチウム塩:LiFSI(リチウムビスフルホロスルホニル)イミド、商品名:イオネル(R)の事業拡大に向け、LiFSI事業へ進出すべく製造設備立ち上げを進めている深セン新宙邦科技股份有限公司(本社:広東省深セン市)の子会社、湖南福邦新材料有限公司(所在地:湖南省衡陽市、以下、湖南福邦)へ参画することで合意したと発表した。豊田通商(本社:名古屋市中村区)も共同出資する。豊通は豊田通商(上海)有限公司(以下、豊通上海)が出資する。
第三者割当増資を引き受け、日本触媒は2億176万9,912人民元(40億4,000万円)、豊通上海は2,920万3,539人民元(5億8,000万円)をそれぞれ出資。持株比率は日本触媒が38.0%、豊通上海は5.5%とする。湖南福邦のリチウムイオン電池用電解質LiFSIの生産能力は現状の年間1,200トンから2025年には10倍の1万2,000トンに拡大する。

SBロボティクス AI・ロボ技術活用し物流自動化事業

ソフトバンクロボティクス(本社:東京都港区)は9月12日、同社が持つネットワークと、物流に関わる世界中の様々なAI・ロボット技術を活用して物流の最適化を提案する物流自動化事業を開始すると発表した。これに伴い、同社が提案する様々な物流自動化ソリューションを体験できる施設「Softbank Robotics Logistics Innovation Lab」を13日、千葉県市川市にオープンする。

オルバヘルスケアHD タイで合弁会社設立へ覚書

オルバヘルスケアホールディングス(本社:岡山市)は9月8日、タイの医療機器輸入販売会社、Medical Device Innovation Co.,Ltd.と7日、タイにおける医療機器事業を手掛ける合弁会社を設立することで協議に入る覚書を締結したと発表した。医療・介護を取り巻く様々な課題を解決し、健康長寿に寄与する合弁会社を設立する方向で協議を進める。

コメ兵HD タイに3,4号店を10,12月にオープン

時計・バッグ・小物などブランド品のリユースを手掛けるコメ兵ホールディングス(本社:名古屋市中区)は9月9日、タイのグループ・合弁会社SAHA KOMEHYO COMPANY LIMITEDが、タイに同国3、4号店を出店すると発表した。
3号店「KOMEHYO ターミナル21 ラマ3店」(所在地:タイ・バンコク市)は、10月下旬にオープンする予定。契約店舗面積は約163㎡。4号店「KOMEHYO Jパークシーラチャ日本村店」(所在地:タイ・チョンブリ県シーラチャ)は12月下旬にオープンする予定。契約店舗面積約124㎡。主な販売品目は時計、バッグ、小物。

マツオカ 政投銀から15億円調達 ベトナムに新工場

アパレルの縫製OEM(相手先ブランドによる生産)大手、マツオカコーポレーション(本社:広島県福山市)は9月9日、日本政策投資銀行と資本業務提携契約を締結し、同行に新株予約権付き社債(転換社債)を割り当て、15億円を調達したと発表した。同社はこれをベトナム新工場の建設や設備導入に充てる。

東京海上などSkyDriveと「空飛ぶクルマ」社会実装

東京海上日動火災、東京海上ディーアールなどは9月9日、SkyDriveと共同で三重県で「空飛ぶクルマ」の社会実装促進事業を実施すると発表した。参加するのは上記のほかアド近鉄、大林組、近鉄グループホールディングスを含めた6社。
6社は2023年1〜2月、三重県津市内の施設で①空飛ぶクルマの有人試験機「SD-03」の機体展示②空飛ぶクルマVR体験③空飛ぶクルマ周辺技術、想定ロードマップ、ビジネス可能性に関するパネル展示−などを行う。

アンジェス 新型コロナのDNAワクチンの開発中止

バイオベンチャー企業、アンジェス(本社:大阪府茨木市)は9月7日、臨床試験を進めてきた新型コロナウイルスの「DNAワクチン」について、接種から12週間後のウイルスの働きを抑える効果が、期待した水準に達しなかったとして、開発を中止すると発表した。
今後は変異ウイルスに対応した新たなワクチンや、注射ではなく鼻から投与するタイプのワクチンの開発に取り組むとしている。

日本製紙,三井化 セルロース配合コンポジット開発で連携

日本製紙(本社:東京都千代田区)と三井化学(本社:東京都港区)は9月8日、木質バイオマス素材「セルロースパウダー」を高配合した新規バイオコンポジットの開発で連携すると発表した。日用品、容器、建材、家電製品、自動車部材など幅広い分野への展開を目指し、製品開発と早期の市場投入を計画している。

日立 インド・デリー高層住宅向けエレベータ40台受注

日立製作所(本社:東京都千代田区)は9月6日、日立ビルシステムとインドの昇降機販売・サービス会社、日立リフトインド社を通じて、インドのデベロッパー、ユニティグループ(本社:インド・デリー)から初めて、インド・デリーの高層複合住宅「ジ・アマリリス」のフェーズ2向けに、高速エレベーター40台を受注したと発表した。
今回受注したのは、定格速度分速180m(30台)および同150m(10台)の高速エレベーターで、地震時管制運転機能が搭載されている。
ジ・アマリリスは敷地面積16万㎡の集合住宅プロジェクトで、5つのフェーズに分かれており、フェーズ2は10棟の高層タワーで構成され、いずれも建物高さ約143m、地上35階建てで、2023年に竣工予定。