公取委 丸亀製麺のトリドールHDを取適法違反で勧告

公正取引委員会は9月9日、トリドールホールディングス(HD)(本社:東京都渋谷区)に対し、食品製造を委託した37社への支払代金を不当に減額したなどとして、中小委託取引適正化法(取適法)と、前身の下請け法違反と認定し、再発防止を勧告した。
発表によると、丸亀製麺などを展開する外食大手の同社は、2024年8月~2026年7月、卸売会社を通じてカット野菜や加工肉などの製造を委託した37社に代金を支払う際、「システム利用料」の名目で代金の1.1%を不当に減額していた。調査では2024年8月~2025年12月に計約1億4,700万円の減額が確認された。最大で1社当たり計約2,500万円が差し引かれていた。

出光興産 米国で宇宙用太陽電池の研究拠点開設 産学連携で

出光興産は9月8日、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校内の産学連携拠点に、宇宙用太陽電池の研究拠点を開設したと発表した。衛星メーカ-など宇宙関連企業が集積する地域で顧客ニーズを把握する。
同研究拠点では、宇宙での使用を想定し、銅やガリウムの化合物で作る「CIGS太陽電池」について、試作や性能試験を進める。

東芝, 信越化学 耐久性能1.5倍のペロブスカイト太陽電池

東芝と信越化学工業は新潟大学と連携し、耐久性能で先行既存品の1.5倍に高めた次世代ペロブスカイト太陽電池を開発した。現時点で席最高水準という。2030年代の製品販売を目指す。
東芝が発電部分を担当、信越化学が封止材の製造を担う。新潟大は太陽電池の封止技術を開発し、耐久性を高めた。同分野で量産技術をを蓄積する中国勢に、耐久性能で対抗する。

テスラ ハンドル,ペダルなし 無人タクシー専用車を公開

米国の電気自動車(EV)大手テスラは9月3日、AI(人工知能)による自動運転タクシー(ロボタクシー)専用車を米テキサス州オースティンで一般に公開した。
このロボタクシーは、人間が介在しない運転「レベル4」を前提に設計された自動運転専用車。無人運転を前提とし、運転席にハンドルやペダルがなく、タッチパネルがあるだけだ。

エーザイ「レカネマブ」皮下注射製剤 中国で承認取得

エーザイは9月3日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の皮下注射製剤について、中国国家薬品監督管理局(NMPA)から、初期療法として承認を取得したと発表した。2026年度中の発売を予定する。レカネマブの皮下注射製剤としては、世界で2例目となる。
週1回2本を自宅などで自己投与できる。従来は医療機関で2週に1回、静脈投与する必要があった。

ハウス食品G本社「Coco壱番屋」の売却検討

食品大手のハウス食品グループ本社が、子会社「カレーハウス「COCO壱番屋(ココイチ)」を運営する壱番屋の売却を検討していることが分かった。同社は海外展開の強化に向けて、2015年に約300億円を投じて壱番屋への出資比率を51%に引き上げていた。関係者によると、複数の投資ファンドと株式売却の交渉を始めているという。

ホンダ・日産自 次世代車の基盤技術を共同開発

ホンダと日産自動車は8月31日、次世代車の基盤技術を共同開発し、2029年度にも新型車に搭載すると発表した。個別に取り組むのに比べ、コストを抑えつつ開発スピードを上げ、先行する米国のテスラや中国のBYD(比亜迪)など先行する米中勢に対抗するのが狙い。
両社は昨年、経営統合に向けた協議は破断したが、資本関係を伴わない”協業”の形で連携を進める。

和食チェーン「がんこ」創業 小嶋淳司さん死去

全国で和食チェーンを展開する「GANKO(がんこ)」を創業した小嶋淳司社主が8月19日、老衰のため死去した。91歳だった。通夜および葬儀は近親者のみで済ませ、後日お別れの会を開く予定。喪主は長男の達典氏。和歌山県出身。日本フードサービス協会会長や関西経済同友会の代表幹事も務めた。

コンビニ各社 おにぎり値下げ 割高イメージ払拭

コメ価格の下落を受け、大手コンビニ各社が相次いで主要商品のおにぎりの値下げを発表した。
ファミリーマートは8月24日から、「大きなおむすび昆布とツナマヨネーズ」を原材料などを一部見直したうえで、320円から298円に値下げした。セブンイレブンは9月8日から、「手巻きおにぎり」の2品目を232円から213円に値下げする。ローソンは9月29日から、主力の「手巻きおにぎり」計20品を10円から11円値下げする。
今回のおにぎり値下げの背景には、コメ価格の下落を販売価格に還元するだけでなく、「コンビニのおにぎりは高い、という消費者のイメージを払拭したい」思惑がある。