産業ガス大手のエア・ウォーターは3月25日、4月から札幌市内で水素ステーションの営業を本格的に始めると発表した。北海道苫小牧市で製造した化石燃料由来の「グレー水素」を水素ステーションに供給する。バスやトラックなど商用の大型燃料電池車(FCV)にも水素を充填できる定置式水素ステーションは道内では初めて。
FCバスは1日あたり14台、一般的な乗用車では同70台に水素を充填可能という。ただ現在、札幌市内にはFCVが30台程度で、1日あたりの利用は2〜3台にとどまるとみている。
エディオン ネット家電の利便性高めるアプリ開発 6社と連携
太陽誘電 インド・ベンガルールに販売拠点開設 子会社設立
大和ライフネクスト インドネシア コンドミニアム管理開始
大和ライフネクスト(本社:東京都港区)は3月21日、子会社のPT DAIWA LIFE NEXT INDONESIAが、インドネシア・ジャカルタ中心部の複合施設「タムリン・ナイン」(オフィスビル4棟、分譲コンドミニアム3棟、ショッピングモール1棟、総延床面積57万㎡)内の分譲コンドミニアム「ル・パーク」と、ルミナリー・タワーについて、不動産開発会社PT Putra Gaya Wahana(プトラ ガヤ ワハナ)と契約し、2025年3月から管理を開始したと発表した。
ル・パークの戸数は30戸・51戸・34戸の3棟。ルミナリー・タワーの高さは304m。95階、延床面積12万㎡で、オフィスフロア、ホテル、サービスアパートで構成される。
JFEなど3社 製鉄由来のCO2から樹脂原料 26年度に実証実験
コスモエネHD, UCDI CO2由来次世代エタノールで共同検討
コスモエネルギーホールディングス(HD)とCO2資源化研究所(以下、UCDI)は3月21日、「UCDI(R)水素菌」を用いて、CO2をエタノールに変換するCarbon dioxide Capture and Utilizetion(以下、CCU)の実現に向けた共同検討に関する契約を締結したと発表した。
食料や植物を原料として生産される食料作物由来のエタノールには、食料との競合や生産効率の限界、土地利用などに課題がある。これらの点を踏まえると、期待されるのが今回の両者の取り組みだ。
UCDI高い増殖技術を有する独自の水素菌「UCDI(R)水素菌」を開発し、CO2と水素を原料にエタノールを生産することができる技術・特許を保有している。この技術により、食料を原料としないエタノールの大量生産が可能となり、CO2排出量の削減とバイオ燃料製造の両立が期待される。