コクヨ12月4日、約276億円を投じベトナムの文具最大手、ティエンロングループを買収し、子会社化すると発表した。2026年11月をめどに65.01%の株式を取得する。今回の買収により、東南アジア市場の開拓を加速させる。
ティエンロンは筆記具に強みがあり、ベトナム国内だけでなく、東南アジアに販売網を持つ。2024年12月期の売上高は224億円、最終利益は27億円。
コクヨは2030年にアジアの文具市場で首位となる目標を掲げており、ティエンロンの生産能力や販売網を活用し、シェアの拡大を図る。
コクヨ ベトナムの文具最大手を買収
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ツルハ・ウエルシア統合完了, 世界6位に
ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングス(HD)と2位のツルハホールディングス(HD)の経営統合が12月1日完了した。これにより単純合計で売上高2兆3,000億円を超える巨大グループが誕生した。この結果、世界のドラッグストア業界で6位にランキングされることになる。
イオン子会社のウエルシアHDの全株式をツルハが取得した。イオンは2026年1月までに株式公開買い付け(TOB)などでツルは株式の保有比率を50.9%まで高めて連結子会社化し傘下に抱える形を取る。
両社はそれぞれ独自に展開していたPBを統一し、2026年春にも新たなPBを投入。食品や日用品を拡充し、ドラッグストアから”ライフストア”への進化を図る。国内地盤を固め、成長市場の東南アジア開拓に挑む。