西本ウィズメタック 青果卸のシンガポール企業を買収

食品の輸出入を手掛ける西本ウィズメタックホールディングス(本社:東京都中央区)は11月16日、シンガポールの連結子会社NTCウィズメタックを通じて、現地の青果や加工食品の卸売りを手掛ける現地のバンチューン・マーケティングの全株式を取得すると発表した。取得価額は2,485万シンガポールドル(約20億9,600万円)。株式譲渡実行日は2022年1月7日の予定。
買収により、東南アジアで青果卸事業のネットワーク強化・拡大を目指す。

ホンダ 国内工場12月から通常稼働に 半導体の調達改善

ホンダ(本社:東京都港区)は11月18日、半導体不足で減産していた国内工場が12月から通常稼働に戻ることを明らかにした。同社は半導体不足などの部品調達が困難になったことから、8~9月は国内で約6割の減産を余儀なくされていた。11月中もまだ影響が残り1割減産が続くが、部品の調達状況が改善する見通しとなった。

クボタ インド農機大手エスコーツを1,400億円投じ子会社化

クボタ(本社:大阪市浪速区)は11月18日、最大937億ルピー(約1,440億円)を投じインドの農機大手エスコーツを子会社化すると発表した。同社は第三者割当増資の引き受けと株式公開買い付け(TOB)により、出資比率を53.5%まで引き上げる。
クボタは2020年に約160億円を投じ、エスコーツに10%出資した。今回の子会社化により、年間約90万台の世界最大とされるインドのトラクター市場の開拓を加速する。

ラオックス 東京・吉祥寺にアジア専門店「亜州太陽市場」

ラオックス(本社:東京都港区)は11月16日、東京・吉祥寺に新業態となるアジア食品専門店『亜州太陽市場』(あしゅうたいよういちば)を11月25日にグランドオ-プンすると発表した。中国・台湾・韓国・ベトナム・タイを中心とするアジア地域の本場、本物の味を日本の食卓に届ける。
店内には1,400アイテム以上のアジアの食品、食材、飲料などが日本最大級の品揃えで揃う。麺類約200種類、調味料約240種類、お菓子約140種類、ソフトドリンク約100種類、アルコール約80種類、冷凍食品約100種類、レトルト食品約180種類など多彩なラインアップで展開する。

伊藤忠 中国のコーヒー大手,上海威銘と資本業務提携

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は11月16日、中国のコーヒー大手企業、上海威銘食品有限公司(本社:中国・上海市、以下、威銘)と資本業務提携したと発表した。これにより、連携して中国市場において安全・安心でおいしいコーヒーの提供およびコーヒー文化の発展を支援していく。両社は資本業務提携を通じ、伊藤忠グループのグローバルネットワークを利用したコーヒー生豆の安定供給と、顧客ネットワークを利用した威銘社製品販売を中国市場で行っていく。

21年4~9月二輪車国内出荷13.6万台 13年ぶり高水準「密」避け

日本自動車工業会の調査によると、2021年度上半期(4~9月)の二輪車(排気量51cc以上)の国内出荷台数は、前年同期比27.8%増の13万6,795台と大幅に増え、上半期として13年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、「密」を避け、通勤する手段として利用が広がったとみられる。

荏原 ドライ真空ポンプEV-X型を発売 新たな設計思想適用

荏原製作所(本社:東京都大田区)は11月15日、半導体製造における中負荷プロセス向けドライ真空ポンプEV-X型を発売したと発表した。これはデバイスの3次元化に伴い、広範囲のプロセスで安定稼働を実現するプロセスカバレッジ、小型・省エネルギー性能の追求などの要求に対応するため、ポンプモジュールおよび全体パッケージに新たな設計思想を適用した新製品。

スパコン「富岳」が4期連続首位堅持 米国・中国が猛追

理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、11月16日に公表された生産速度を競うスパコンの性能ランキングで首位を堅持した。富岳が世界一になるのは4期連続。
これは専門家の国際会議が半年ごとに公表するランキングで、富岳は1秒当たり44.2京(京は1兆の1万倍)回の計算速度を達成した。ただ、米国や中国は富岳を上回るスパコンの開発を急いでおり、富岳の地位は安泰ではない。

京セラ ベトナム・フンイエン省の半導体パッケージ工場増産へ

京セラ(本社:京都市伏見区)は、ベトナム北部フンイエン省の半導体パッケージ工場の増産を計画している。新棟を建設し、2023年初めまでに稼働させる予定。同工場が主に生産する表面実装用部品(SMD)に使うセラミックパッケージの生産を拡大し、世界各地への出荷を増やす。NNA ASIAが報じた。

村田製作所 タイ子会社が120億円投じ新生産棟建設に着工

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は11月15日、タイの生産子会社ムラタ・エレクトロニクス(タイランド)が、新生産棟の建設工事を2021年7月に開始したと発表した。積層セラミックコンデンサーの中長期的な需要増加に対応できる体制を構築する。
新生産棟はRC造地上2階、延床面積8万950㎡、建築面積3万5,088㎡。2023年3月竣工予定。総投資額は約120億円(建屋のみ)。