ソニーグループは12月22日、インド放送大手のジー・エンターテインメント・エンタープライゼスと進めていた子会社との統合交渉で合意したと発表した。投資額は少なくとも約12億700万ドル(約1,370億円)。統合会社は放送事業でインド最大手となる見通しで、ソニーが株式の過半を握る。
米ソニー・ピクチャーズエンターテインメント(SPE)のインドの現地子会社が、ジー社と統合する。SPEは成長投資目的で現地子会社に10億6,000万ドル(約1,208億円)を拠出。ジー創業家株主はSPEから対価として1億4,700万ドル(約168億円)を受け取り、現地子会社の株式を取得する。
ウィラーとKDDI 配車のエリア定額乗り放題「mobi」開始へ
WILLER(本社:大阪市)とKDDI(本社:東京都千代田区)は12月22日、2022年1月からエリア定額乗り放題サービス「mobi」を共同で提供すると発表した。両社は合弁会社「Community Mobility」(議決権比率:WILLER51%、KDDI49%)を設立。2022年4月1日から事業を開始し、本サービスの全国展開を目指す。
新型コロナ禍に伴い、自宅周辺で過ごす時間が増えたことで、近距離移動の需要が高まっていることや、地方都市などで利用者の減少により毎年1,000km超の路線バスが廃止され、高齢者を中心に移動手段がなくなることへの不安が増加、持続可能なまちづくりの実現に向け、交通課題の解消が重要になっている。こうした現状を踏まえ、両社はこのサービスを通じて、ストレスのない移動により地域交通網の課題解決を図るとともに、外出の機会や家族・コミュニティとの交流が増え、街が活性化し暮らしが豊かになる移動サービスの提供を目指す。
ニトリ 22年1月マレーシア,3月シンガポールへ出店 東南ア進出
「東急ハンズ」カインズ傘下に 東急不動産HD 22年3月に売却
日産自など 福島県浪江町でオンデマンド配車,貨客混載の実証
日産自動車(本社:横浜市西区)、イオン東北(所在地:秋田市)、日本郵便東北支社(所在地:宮城県仙台市)、長大(本社:東京都中央区)、ゼンリン(本社:福岡県北九州市)の5社は12月21日、2022年1月7日から同年2月4日までの約1カ月間、福島県浪江町でオンデマンド配車サービスと、人とモノの移動ニーズをマッチングさせ人流と物流の効率化を検証する、貨客混載の実証実験を実施すると発表した。
この実証実験は、昨年度2月に協定締結した「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」のもと、11月開始した「なみえスマートモビリティ」実証実験の第2フェーズとなるもの。配車サービスの対象エリアを町中心部から、避難解除区域を含む浪江町全域へ拡大するほか、買い物支援サービスによる荷物配達を組み合わせた貨客混載の実証実験も実施する。
アリアケジャパン 中国山東省に現地法人 3カ所目の工場
兼松 インドネシアの国営プルタミナと脱炭素へ共同実証実験
パラマウントベッド 介護福祉士養成課程で講座を共同で開始
パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は12月20日、学校法人三幸学園(所在地:東京都文京区)と、同校が運営する全国7カ所の福祉専門学校の必修科目「介護支援技術(睡眠)」において、介護ロボット「眠りSCAN(スキャン)」を用いた見守り支援システムを利用し、睡眠の分析からケアまでを考える講座を2022年2月に開始すると発表した。
同講座は、これまで行っていた高齢者の睡眠の特徴などを学ぶ座学の内容に「なぜ介護ロボットが現場に必要とされているのか」等を加えたもの。見守り支援システムを実際に使用することで高齢者の睡眠ケアにどのように介入できるか実習を通して学べる内容となる予定。こうした必修事業は国内初で、全国7校(札幌・仙台・東京2校」・名古屋・大阪・福岡)で実施する。