シスメックス(本社:神戸市)は1月5日、自社の全自動免疫測定装置を用いて血液中の、アルツハイマー病の発症に深く関わるとされる脳内アミロイドベータ(Aβ)の蓄積状態の把握を補助する検査試薬について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ製造販売の承認申請したと発表した。従来の検査方法では侵襲性やコスト面などに課題があった。
日本M&AセンターHD シンガポールに現地法人設立
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CCCと双日 マレーシアでFC事業を展開する合弁会社設立
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC、所在地:東京都渋谷区)と双日(本社:東京都千代田区)は1月5日、CCCが日本国内で展開する「蔦屋書店」および「TSUTAYA BOOKSSTORE(以下、TBS)のフランチャイズチェーンについて、マレーシアにおけるフランチャイズ事業を展開する合弁会社を設立したと発表した。
現地加盟企業とフランチャイズ契約を結び、2021年12月にオープンした商業施設「Pavillion Bukit Jalil(ブキット・ジャリル)」内に、2022年春をめどにASEAN加盟国では初となる複合型書店の高級業態「蔦屋書店」を開業する予定。同店では書籍だけでなく、文具も美術品も販売するほか、飲食店も併設する。
CCCと双日が設立した共同出資会社が現地の企業とフランチャイズチェーン(FC)契約を締結する。この共同出資会社は今後、他のASEAN地域における店舗展開も推進する。CCCはASEAN地域で400店舗を展開するとの目標を掲げている。
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ソニー EV事業の子会社「ソニーモビリティ」設立へ
ソニーは1月5日、EV(電気自動車)事業を担当する新会社「ソニーモビリティ」を2022年春に設立すると発表した。同日(日本時間)、米国ラスベガスの展示会「CES2022」に先立つプライベートイベントで明らかにした。
2020年に公開したセダン型試作車の公道試験などを通じて蓄えた知見を活用し、EV事業化に向けた本格的な検討に入る。脱炭素の流れを背景に世界的にEVへの関心が高まる中、異業種からの参入が加速する契機となる可能性がある。
今回、米ラスベガスで開催中のテクノロジー見本市(CES)の会場で、ソニーグループのEVとして2モデル目となる多目的スポーツ車(SUV)型の新たな試作車を公開した。同社が得意とする画像処理半導体を含む40のセンサー類を車内外に搭載し、安全に配慮したという。音響技術などを生かしたエンターテインメント機能も高めた。
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21年新車販売3.3%減の444万8,340台 半導体不足で3年連続減
ローソン 中国・深圳市のコンビニ買収 広東省に初進出
ローソン(本社:東京都品川区)は1月4日、中国広東省深圳市でコンビニエンスストアを運営する天虹微喔を買収すると発表した。買収額は3億1,000万元(約56億5,200万円)。天虹微喔が運営するコンビニを順次、ローソンに転換する。
天虹微喔は深圳市などでコンビニ203店舗を運営している。小売企業の天虹数科商業股份有限公司(本社:中国広東省深圳市、以下、天虹数科商業)から天虹微喔の全株式を取得する。ローソンが広東省に進出するのは初めて。
ローソンは1996年に上海市に中国1号店を新設。2021年11月末時点で中国における店舗数は4,312店。22年度に6,000店、25年度に1万店の目標を掲げている。
