塩野義製薬(本社:大阪市中央区)、北海道大学(所在地:北海道札幌市)、ロボティック・バイオロジー・インスティテュート(本社:東京都江東区)、iLAC(本社:茨城県つくば市)の4者は3月19日、下水中の新型コロナウイルスの自動解析体制の構築に向け、基本合意書を締結したと発表した。
2021年4月以降、分析業務を開始する予定。これに先駆け北海道大学、塩野義製薬は2020年10月に共同研究契約を締結し、下水からのウイルス検査法を開発している。
インフォコム 薬剤情報システムを4月からフィリピンで提供開始
ITサービスを手掛けるインフォコム(本社:東京都渋谷区)は3月15日、同社が国内向けに提供する薬剤情報システムを東南アジア新興国の医療機関向けに提供を開始すると発表した。第一弾として複数のパートナー企業と提携し、4月からフィリピンで薬剤情報システムの提供を開始する。
フィリピンなど東南アジア新興国では今後、経済成長とともに電子カルテをはじめとした病院情報のIT化が進むとみられ、薬剤情報システムについても需要が高まると判断した。
婚礼大手ワタベ 私的整理を申請 コロナ禍で挙式中止響く
婚礼大手のワタベウェディング(本社:京都市)は3月19日、私的整理の一種である「事業再生ADR」を第三者機関に申請し受理されたと発表した。
経営再建に向けて医薬品製造・販売を主幹事業とする興和(本社:名古屋市)の支援を受け、興和の完全子会社となるもよう。
ワタベウェディングは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、長期にわたる挙式の中止が広がり、2020年12月末時点で8億円の債務超過に陥っていた。
USJ 任天堂エリアオープン マリオ登場! 世界初の開業
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、所在地:大阪市此花区)で3月18日、任天堂のゲームをテーマにした新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が開業した。午前7時半ごろ、記念式典が開かれた後、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」などでお馴染みの「Here We Go」の掛け声とともに、来園者が新エリアに足を踏み入れた。
任天堂エリアは米国とシンガポールにも建設計画があるが、USJが世界初の開業となった。
島津製作所 変異ウイルスの迅速検出試薬キットを開発,製品化へ
大手分析機器メーカー、島津製作所(本社:京都市中京区)は3月17日、変異した新型コロナウイルスをPCR検査の手法で迅速に検出できる試薬キットを開発したと発表した。開発したのは、検体が新型コロナウイルスの陰性か陽性か?、そして遺伝子に変更が起きているか?を一度に判別できるPCR検査用試薬キット。
同社は、製品化には今後1~2カ月研究を重ね、公的機関に限定して同キットの提供を始めるとしている。
ENEOS 伊藤忠商事と日立造船の青森県の風力発電事業に参画
伊藤忠商事と日立造船が2019年12月に設立した風力発電事業会社「むつ小川原風力合同会社」に3月17日、ENEOSが参画すると発表した。これにより3社の出資比率は日立造船、伊藤忠商事各40%、ENEOS20%となる。今後3社は青森県上北郡六ヶ所村における陸上風力発電事業の事業化に向け、共同で開発を進めていく。
同事業は、連系容量5.7万KW(最大発電能力6.5万KW)の陸上風力発電所を建設する計画で、2024年以降の稼働を目指している。
伊藤忠商事 台湾の宅配便事業大手、宅配通へ14%出資
伊藤忠商事(本社:東京都港区)は3月17日、台湾現地法人、台灣伊藤忠股份有限公司(本社:台北市、以下、台湾伊藤忠)を通じて、台湾における宅配便事業大手の台灣宅配通股份有限公司(本社:台北市、以下、宅配通)へ戦略的事業投資を実行し、出資比率を19%とした。
今回の投資により、伊藤忠商事グループのEC関連事業との連携をさらに深め、成長余地のあるD2C領域で、台湾現地メーカーのD2C事業をワンストップで支援する「総合ECフルフィルメント事業」を開始する予定。また、宅配通が保有する年間4,000万件の消費者接点を活かした新規事業開発や、伊藤忠商事の国内におけるDX化支援体制を活かして宅配通の事業変革を支援していく。
京セラ・コールマンジャパン アウトドア仕様の5Gスマホ発売へ
京セラとコールマンジャパンは3月16日、5G(第5世代移動通信システム)に対応したアウトドア仕様のコラボレーションモデルとして、au向けスマートフォン「TORQUE(R)5G Coleman LIMITED」を製品化したと発表した。
コールマンは、アウトドア製品で世界中のユーザーから高い信頼を得ており、各社が販売を予定している5Gスマートフォンの中で、アウトドア仕様とすることで市場での差異化・差別化を図る。
3月26日にKDDI、沖縄セルラー電話より発売される予定。販売に先立ち、3月17日より予約受付を開始する。
マイナビ ベトナムのソフトウエア開発のNALSと資本業務提携
マイナビ(本社:東京都千代田区)は3月15日、ベトナムのソフトウエア開発事業を展開するNAL Solutions Joint Stock Company(本社:ベトナム・ダナン市、以下、NALS)と同日、資本業務提携契約を締結したと発表した。
NALSは約」100名のITエンジニアが在籍するソフトウエア開発会社。今回の提携により、マイナビはDX推進に取り組む日本国内の企業に対してコンサルティングから開発、運用まで一気通貫でサポートを行うアジャイル開発サービスを提供していく。
高圧ガス ベトナムの高圧ガス事業会社の株式80%を取得
ガス・化成品事業を主幹事業とする高圧ガス(本社:大阪市北区)は3月12日、高圧ガスの製造販売を手掛けるベトナムのスペシャルティガス有限責任会社(所在地:ロンアン省タンドー工業団地内、通称:クリオガス)の株式80%を取得したと発表した。