ジェネシスHD 中国・深圳市に金型成型工場を新設 内製化推進

モバイル、インターネットサービスを手掛けるネオス(本社:東京都千代田区)の子会社、IT機器開発・製造のジェネシスホールディングス(本社:東京都千代田区)は6月22日、中国広東省深圳市の子会社で金型成型工場を新設したと発表した。新工場の敷地面積は約1,100㎡。
同工場では現在外注している金型成型工程の3割程度を内製化することを目標としている。これにより需要が増加している小型デバイス向けの金型および射出成型設備などの小ロット・多品種の製造にも、よりフレキシブルに対応可能な生産体制を実現する。

イオン ベトナム産の生ライチを約250店舗で順次販売 日本初上陸

イオンは6月23日、輸入解禁後初のベトナム産の生ライチをイオン・イオンスタイル約250店舗で順次販売すると発表した。初回の輸入量約1.2トンを含め、20年は約5トンの輸入・販売を計画しており、21年以降はさらに拡大していく予定。
イオンはこれまでにドラゴンフルーツやコーヒーなどのベトナムの代表的な産品を販売、2015年にはベトナム産マンゴーの輸入解禁に合わせていち早く販売してきた実績がある。

双日 ミャンマーの基幹変電設備整備事業を150億円で受注

双日(本社:東京都千代田区)は6月24日、ミャンマーの電力エネルギー省より基幹変電設備整備事業を約150億円で受注したと発表した。同事業は2015年に日本政府との間で結ばれた円借款の対象案件で、ヤンゴン近郊のパヤジ-とラインタヤの2カ所における超高圧変電所設備の設計・調達・建設の一括請負契約となり、工期はおよそ30カ月の予定。

リコー 中国広東省東莞市の新工場で7月から複合機の量産開始

リコー(リコー・ジャパン本社:東京都港区)は6月23日、中国広東省東莞市に設立したオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing(China)Ltd.」の新工場で、7月から複合機の量産を開始すると発表した。
新会社はグローバル集約生産拠点として、デジタルマニュファクチャリングを実践し、生産の革新およびオフィス機器の稼働品質向上を目指す。また、CO2の徹底的な削減に取り組むリコーグループの環境最先端工場として脱炭素社会の実現にも貢献する。

トヨタ 7月の国内生産は計画比1割減まで回復

トヨタ自動車は6月22日、7月の国内生産が昨年末に設定した当初計画比で約1割減になると発表した。6月の約4割減から大幅に改善する見通し。全国での経済活動再開に伴い、新車需要の落ち込み懸念が月を追って和らぐ方向にある。同社は8月以降も生産は回復傾向が続くとみている。

ジョリーグッドの外国人材介護教育VRサービス インドネシアで導入決定

ジョリーグッド(所在地:東京都中央区)は6月24日、同社が提供する外国人材介護教育VRサービス「CareVR(ケアブイアール)」が、インドネシア最大規模の人材データベースを保有する人材紹介会社セティアマネジメント(本社:名古屋市)の提携する送り出し機関で導入が決定したと発表した。
CareVRは、日本が世界に誇る介護の技術を、日本に入国する前にVRでトレーニングすることができる外国人労働者向けの教育ソリューション。
CareVRは、これまでベトナム、ミャンマーで導入されており、インドネシアは3カ国目となる。日本にいる講師が、インドネシアの自宅にいる受講者らに、海を越えて「一対多」のオンラインVR授業を実施するのは、これが史上初となる。

GSユアサ リチウムイオン電池がトヨタの新型HV仕様車に初採用

GSユアサ(本社:京都市南区)は6月22日、同社の車載用リチウムイオン電池「EHW4S」が、トヨタ自動車の新型「ハリヤー」のハイブリッド(HV)仕様車に初採用されたと発表した。性能を従来製品と同等に保ちつつ、10%以上の軽量化と20%以上の小型化を実現した。
ホンダと共同出資するブルーエナジー(所在地:京都市南区)の京都府福知山市の工場で製造する。ブルーエナジーがホンダ以外の自動車メーカーに電池を供給するのは初めて。

5月の粗鋼生産31.8%減 リーマン・ショック以来の下落率に

日本鉄鋼連盟のまとめによると、5月の粗鋼生産量は前年同月比31.8%減の591万6,000トンとなり、3カ月連続で減少した。この下落率はリーマン・ショック後の2009年6月(33.6%減)以来の大きさだった。
新型コロナウイルスの影響で、自動車各社が国内工場の操業を停止したことに加えて、建設や輸出向けでも需要が落ち込んだ。

配車サービスのディディ 大阪市で料理宅配に本格参入 順次全域へ

タクシー配車サービスを手掛ける中国の滴滴出行(ディディ)の日本法人は6月23日、大阪市で飲食店の料理宅配サービスを本格的に開始すると発表した。8月末までに大阪市のほぼ全域へサービスエリアを広げ、次いで東京都内や京都市、神戸市などにも進出する予定。
外出自粛が解除された後も、消費者の新型コロナウイルスの感染リスクを減らしたいとの思惑を受け、需要が拡大しているデリバリー業界をターゲットに、日本の出前館、米国のウーバーイーツ、中国のディディの3社の熱い戦いが繰り広げられることになりそうだ。