アツギ 5/15から無縫製の洗える布マスク発売 丸編み機使用

アツギ(本社:神奈川県海老名市)は4月23日、無縫製の洗える布マスクを5月15日から発売すると発表した。
今回発売するのは、アツギのタイツ製造の際の使用原料と技術を生かしたマスクで、マスクの部分と耳に掛ける紐の部分が一体型になっている無縫製マスク。マスクは筒状の構造になっており、間にガーゼやハンカチを挟んで使用することを推奨している。ホワイト、サックス、ピンクの3色展開。ドラッグストア、直営店、アツギオンラインショップで販売する。
タイツを製造する丸編み機を使用して生産するため、肌あたりが良く、生地がよく伸びて顔にフィットする。内側をメッシュの編み組織にすることで着用感を高めている。着用後に洗濯して繰り返し使用することが可能。

大和ハウス 賃貸アパートの賃料支払いを最大3カ月分猶予

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は4月22日、グループ会社が管理している賃貸アパート「D-room(ディールーム)」の入居者で、今回の新型コロナウイルス禍で収入が減少した方を対象に、賃料の支払いを最大で3カ月分猶予すると発表した。
申し込みにあたって、収入の減少を証明する書類は必要ない。4月23~6月30日まで、「大和リビング」のホームページで受け付ける。返済は申し込み時点から最長2年間に分割できるとしている。D-roomは全国でおよそ50万戸あり、個人契約だけでなく、法人として部屋を借り上げている場合も含むという。

アイリスオーヤマ 国産マスク生産能力を月1億5,000万枚に増強

アイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)は4月22日、日本政府からの増産要請に対応するため、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を月間1億5,000万枚に増強すると発表した。これに伴う投資総額は約30億円。稼働時期は2020年7月を予定。新規雇用人員は100名。
この結果、同社の日本国内へのメルトブロー、スパンボンドあわせた不織布マスク供給体制は、中国(大連工場、蘇州工場)の月間8,000万枚と合わせ月間2億3,000万枚となる。

昭和電工の日立化成へのTOB成立 連結子会社化

昭和電工(本社:東京都港区)は4月21日、日立製作所子会社の日立化成(本社:東京都千代田区)に対する株式公開買い付け(TOB)が成立し、4月28日付で日立化成を連結子会社化すると発表した。株式の保有比率は議決権ベースで87.61%となる。取得価額約8,445億6,900万円(対象者株式)。

日産自 間接員1万5,000人も4/27~5/1臨時休業 新型コロナ禍で

日産自動車(本社:横浜市西区)は4月21日、本社地区、厚木地区、追浜地区、栃木地区等の間接員約1万5,000人を対象に、本来の会社稼働日の4月27~5月1日の5日間を臨時休業すると発表した。政府が緊急事態宣言を発表して以降も、新型コロナウイルスの感染拡大が継続しているため、従業員の安全と健康を第一に考え決めた。これにより、同社は4月25~5月10日までの計16日間を最小人員で稼働することになる。

パナソニック 岡山工場で5月下旬からマスク生産 社員向け

パナソニック(本社:大阪府門真市)は4月20日、岡山市の工場で5月下旬からマスクの生産を開始すると発表した。同工場では業務用のビデオカメラなどを生産しており、ちりやほこりを排除する「クリーンルーム」に、設備を導入するとしている。生産量は1日10万枚程度になるとみられる。マスクは当面主に自社の社員向けだが、将来的には医療機関向けも検討する。

リコー フェイスシールドを生産し医療現場を支援、無償提供

リコー(本社:東京都港区)グループは4月20日、新型コロナウイルス感染症に対応する医療現場への支援として、神奈川県厚木市の生産拠点、リコー厚木事業所でフェイスシールドの生産を開始すると発表した。3Dプリンターや金型の活用により、4月中に1,000個、5月末までに7,000個の合わせて8,000個のフェイスシールドを生産。厚生労働省から感染症指定医療機関として認定されている57の医療機関に対して順次、無償提供する。
この取り組みは同社のグループ企業が英国中部で先行して始めた活動で、現在1週間で4万個のフェイスシールドの医療機関への提供を目指して推進しているという。

IHI AIで瞬時に非接触で体表面温度のみ測定 感染リスク低減

IHIは4月17日、子会社のIHI検査計測(本社:横浜市金沢区、以下IIC)が、AIによる顔認識機能により、対象者の体表面温度のみを瞬時に非接触で測定し、異常体温者自動的に通知するシステム『FeverCheck』の販売を4月20日に開始すると発表した。このシステムは新型コロナウイルス禍の現在の状況下、オフィス、商業施設などでの接触による感染リスクを大幅に低減でき、社会活動の継続と流行の抑制に寄与するものと期待される。
赤外線&光学の双眼カメラ、ディスプレイ一体型PC、キャリブレータなどで構成。これら構成機器はすべて1つのキャリーバッグに収納。測定範囲は30~45℃、測定精度±0.3℃、測定距離2~3m、電源100~240V。設営の所要時間は20分程度。

シャープ 4/21から自社サイトで個人にもマスク販売

シャープ(本社:大阪府堺市)は4月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、三重県多気町の液晶ディスプレー工場で3月から生産しているマスクを、21日から個人向けにも自社サイト「シャープ ココロライフ」を通じて1日あたり3,000枚をめどに販売すると発表した。
50枚入り1箱の価格は2,980円(税抜き)で、送料は全国一律で660円(税込み)。決済はクレジットカードのみ。これまでは日本政府向けに一括で販売し、医療機関などに優先的に納入していた。