シャープ(本社:大阪府堺市)は3月25日、広告などに使う電子看板・デジタルサイネージのディスプレーなどを手掛けるNECの子会社、NECディスプレイソリューションズ(本社:東京都港区)の株式の3分の2を92億円余で取得し、子会社化すると発表した。株式取得は7月1日を予定。シャープはこの分野の海外事業を強化する。
これにより、NECディスプレイソリューションズはシャープ66%、残りの34%をNECが保有する合弁会社となる。
富士通は3月27日、国内初となる商用のローカル5Gの無線局免許を総務省関東通信局から同日取得し、富士通新川崎テクノロジースクエア(所在地:神奈川県川崎市)でのローカル5Gシステムの運用を開始すると発表した。
高精細映像のデータ伝送にローカル5Gを活用しAIによる人の様々な動作解析で建物内の防犯対策を強化する。また、FUJITSUコラボレーションラボでローカル5Gの様々なユースケースを創出し、顧客の現場への導入支援なども行う。
今後スマートファクトリーの実現に向けて、ネットワーク機器の製造拠点、小山工場(所在地:栃木県小山市)でも富士通テレコムネットワークス(本社:栃木県小山市)と共同でローカル5Gの有用性を検証していく。