大和ハウス 台湾でホテル・分譲マンション複合開発プロジェクト

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は11月29日、台湾の大手不動産開発会社、大陸建設(本社:台北市)が設立した汎陸建設實業(はんりくけんせつじつぎょう、以下、汎陸建設)に出資し、台湾・高雄市でホテル・分譲マンションの複合開発プロジェクト「(仮称)高雄プロジェクト」を2020年1月より始動すると発表した。なお、11月28日、汎陸建設は同プロジェクトのホテル棟の運営委託契約を、ホテルオークラの子会社、オークラニッコーホテルマネジメントと締結した。                                                                                 高雄プロジェクトは、オークラニッコーホテルマネジメントが運営する「ホテル・ニッコー高雄」(全260室)と分譲マンション(全227戸)の2棟からなる複合開発プロジェクトで、工事着手は2020年1月、2023年7月竣工予定。

イナリサーチ シンガポールのSAGE社と代理店契約を締結

医薬品非臨床試験などの受託事業を手掛けるイナリサーチ(本社:長野県伊那市)は11月28日、医薬品開発に対する非臨床試験の営業拡大を目的として、シンガポールのSAGE HEALTHCARE PTE.LTD.(以下、SAGE)と代理店契約を締結すると発表した。イナリサーチはSAGEを代理店としてシンガポールおよび周辺東南アジアの顧客から非臨床試験全般を受託することで、SAGEと相互補完関係を構築し、シンガポールの医薬品開発の取り込みを図っていく。

日本生命 ミャンマーで生命保険合弁事業 株式35%正式取得

日本生命(本社:大阪市中央区)は11月28日、6月21日付で公表したミャンマーのシュエタングループ傘下のグランド・ガーディアン・ライフ・インシュアランス社(以下、グランド・ガーディアン・ライフ)の株式35%の取得について、所定の手続きを経て出資を完了するとともに、ミャンマー金融当局から生命保険合弁事業に係る認可を取得したと発表した。今回の出資に伴い、グランド・ガーディアン・ライフは「グランド・ガーディアン・ニッポンライフ・インシュアランス」に社名変更している。

大東建託 シンガポールのジャストコHDと合弁事業へ戦略提携

大東建託(本社:東京都港区)は11月28日、シンガポールのジャストコホールディングス社との間で、「JustCo(ジャストコ)」ブランドを活用した日本国内におけるフレキシブル・ワーキングスペース事業の本格的な進出を目的とした、合弁会社の設立およびジャストコ社への出資に関する契約を締結したと発表した。ジャストコ社への出資額は5,000万米ドル(55億円相当)。                                                                                                  合弁新会社「JustCo DK(ジャストコ ディーケー)(Japan)」(所在地:東京都港区)への出資比率は大東建託51%、ジャストコホールディングス49%。12月に設立、2020年度上半期に事業開始の予定。                                 

パナソニック 半導体事業を台湾企業に売却 20年6月めどに撤退

パナソニックは11月28日、半導体事業を台湾の新唐科技(ヌヴォン・テクノロジー)に売却すると発表した。事業子会社パナソニックセミコンダクターソリューションズの全株式を2020年6月をめどに、2億5,000万ドル(約270億円)で売却する。富山県でイスラエルの企業と合弁で運営している半導体事業も同社に売却する。                                       パナソニックの半導体事業は1990年前後には世界有数の規模を誇ったが、台湾、韓国企業の急成長に伴い業績は低迷。2019年3月期の半導体子会社の営業利益は235億円の赤字だった。

明治 天津市と相互協力体制の構築で協定締結

明治(本社:東京都中央区)は11月27日、中国・天津市商務局および天津経済技術開発区と産業発展への貢献と相互協力体制の構築に関する協定を11月16日に締結したと発表した。明治は中国における牛乳・ヨーグルト事業の拡大を目的に、中国事業を統括する100%出資子会社、明治(中国)投資有限公司を通じて、牛乳、ヨーグルトなどを生産・販売する明治乳業(天津)有限公司(所在地:中国・天津経済技術開発区)を2019年9月17日に設立している。ここを拠点に事業拡大するとともに、天津市の発展に貢献していく。

伊藤忠とユーグレナ インドネシアとコロンビアでミドリムシの培養実証事業

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は11月27日、ユーグレナ(本社:東京都港区)とともに飼料用およびバイオ燃料用ミドリムシの海外培養実証事業をインドネシアとコロンビアで行うこととし、パートナー企業と協力協定を締結したと発表した。これにより、同事業の実施体制が整備され、プロジェクトが本格始動した。

堀場製作所 中国・上海市で新拠点建設、総工費約90億円

堀場製作所(本社:京都市南区)は11月27日、中国・上海市嘉定区で堀場儀器(上海)有限公司の新拠点を、総工費約90億円を投じ建設、12月より着工すると発表した。2021年4月に竣工、6月から稼働する予定。同拠点では自動車計測試験ラボや科学分析アプリケーションセンター、および製品ライフサイクル全体をサポートするテクニカルセンターを設置することで、中国市場における顧客ニーズをダイレクトに把握。現地で求められるアプリケーションの開発から、生産・アフターサービスまでを一貫して提供することで、中国市場におけるビジネスの拡大を図る。新拠点は鉄筋コンクリート造4階、延床面積は3万2,476㎡。

パナソニック マレーシア向けアルカリイオン整水器でハラル認証取得

パナソニックは11月27日、マレーシア向けアルカリイオン整水器・浄水器・交換用カートリッジで計18品番が、ハラル認証を取得したと発表した。日本国内で製造する家電製品にマレーシア連邦政府総理府イスラム開発庁(JAKIM)による認証を取得するのは初めてのことという。認証取得日は7月16日。                                                                          パナソニックマレーシアが事業者としてJAKIMより認定を受け、滋賀県彦根市の工場と協力会社で製造したマレーシア向けの機器に認証マークを表示する。